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35 エピローグ
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それからは目まぐるしく日々が過ぎていったわ。
アレンは貴族や国民への戦勝報告をした。
そして戦勝報告と共にアレンと私の婚約が発表されたの。
驚くことに、国民や貴族たちは私とアレンのことを知っていたの。
どうやら戦争をする以前からアレンの側近が王都や近隣の街で行われる劇団や吟遊詩人を通して私たちのことを広めていたのだとか。
自分が物語の主人公になるって少し恥ずかしいけれど、とても嬉しかったわ。
その後、カインディール国の王族の刑が決まった。国王陛下と王太子夫妻、ドルク様と愛人たちは斬首刑になった。王妃様はアレン様の協力者だったらしく、自国を裏切るほどの何かがあっただろう。
自ら毒杯を希望していた。陛下はエリス王妃様の意向を聞き、貴族達の前で毒杯を呷らせた。
そうしてカインディール国の王族に関わる者の処刑を全て終えた。
後からアレンに聞いたのだが、王妃様はその場で倒れたが、騎士たちに運ばれ、どこかの小さな片田舎の邸で目覚めた。
彼女はエリスという名を捨て執事のマートと共に静かに暮らしていくことになった。王妃様はなぜ処刑されずに済んだかについては、王妃様が協力したからこそ最小限で攻め落とすことができたことや、アレン様やカインディール国の貴族たちから嘆願があったからだ。
第三皇子も王妃様に協力したおかげで王族籍を返上することになったが、命は助かったようだ。シャーロット様はもちろん女公爵のまま。ドルク様との婚姻自体が無効にされたようだ。
現在は戦後復興のために忙しく動いていると聞いたわ。カインディール国は消滅し、自治州が作られた。
私たちは元カインディール、ケルノッティを一つにまとめてた自治州の長として治めることになった。
ケルノッティ国はというと、父である国王陛下は水面下でシューンエイゼット国と交渉を続けていたことも功を奏したようだ。
ケルノッティ国の陛下と王妃様は退位することが決まった。
結局、父は側妃を娶らず、母と共に離宮から出ずに暮らしていくようだ。
母から初めて厚い手紙が届いたのだ。
謝罪の言葉と、私に関わっていた人たちのことが書かれていた。
弟たちはというと、アンバー元妃と共に実家に戻り今は伯爵子息になっている。
王妃様や教師たちの教えの甲斐は無かった。一応、伯爵子息ではあるけれど、リョードル伯爵家には既に跡取りがいるため彼らは肩身の狭い思いをしているようだ。
そしてフェルディナンド様はというと、ロジーナと離縁をして、公爵家の領地で一人暮らしているみたい。社交界で散々叩かれたせいか領地から出る気はないらしい。
ロジーナはというと、托卵が失敗し、フェルディナンド様と離縁になってからは子供を父に預けて遊びまわり、様々なところに顔を出しては誰彼構わず一夜を共にしていたようだ。結局、病気を貰い、今は寝たきりになっているらしい。
ブリッジ子爵家も夫人の散財癖が直らず、借金を抱えて存続の危機を迎えているみたい。子爵は離縁してロジーナの子と一緒に平民となったようだが、慎ましく暮らしているらしい。
私はアレン様とケルノッティに戻った。
「「「リヴィア様!お帰りなさい」」」
あの時、見送ってくれた侍女や従者たちが泣きながら迎えてくれた。
「ただいま。こうして戻ってこれたのもみんなのおかげよ」
皆に見守られながら、私とアレン様は謁見の間に入る。
謁見の間の両側には王都にいる貴族たちがみんな出席しているようだ。音楽とともに拍手が鳴り響いていた。
玉座に座っていた父と母は正装をしており、私たちが入ってくると立ち上がった。
「リヴィア、お帰り。アレン様、我ら一同ケルノッティ州の長になられたことを心から喜んでおります」
「ああ、エーゼット王。今までご苦労だった」
「リヴィア、長い間ごめんなさい。私には最初から最後まで王妃として、母として失格でした。リヴィアを国一番の才女にすることだけが私の矜持で厳しくしてしまいました。あなたの気持ちをいつも考えていませんでした。これからはアレン様とこの国を導いていってください」
陛下と王妃様は王冠と錫杖を私たちに着せ、頭を下げると会場から歓声が上がった。
「これからは愛する妻、リヴィアと共にこの州を平和と富をもたらす地になるようにしていくことを誓う」
アレンがそう言うと、歓声が更に大きなものになった。
「リヴィア、愛している。これから二人で頑張っていこう」
「アレン様、お慕いしております。どこまでもアレン様についていきます」
【完】
ーーーーーーーーーーーー
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は短編のつもりで書いているうちにダラダラと長くなっていってしまいました。
夏場から体調を崩しがちで思うように執筆することがままならず…。
こればかりは体調を見ながらのんびりマイペースに書いていくしかないですね。
次の話は!とここで宣伝できればよいのですが、残念ながらまだ1話分も書けていないんですよね。汗
次はファンタジー長編を書きたいなと思っています。
恋愛も書きたいし!と思っております。
引き続き『時を戻った私は別の人生を歩みたい』はマイペース更新していくので宜しくお願いします。
アレンは貴族や国民への戦勝報告をした。
そして戦勝報告と共にアレンと私の婚約が発表されたの。
驚くことに、国民や貴族たちは私とアレンのことを知っていたの。
どうやら戦争をする以前からアレンの側近が王都や近隣の街で行われる劇団や吟遊詩人を通して私たちのことを広めていたのだとか。
自分が物語の主人公になるって少し恥ずかしいけれど、とても嬉しかったわ。
その後、カインディール国の王族の刑が決まった。国王陛下と王太子夫妻、ドルク様と愛人たちは斬首刑になった。王妃様はアレン様の協力者だったらしく、自国を裏切るほどの何かがあっただろう。
自ら毒杯を希望していた。陛下はエリス王妃様の意向を聞き、貴族達の前で毒杯を呷らせた。
そうしてカインディール国の王族に関わる者の処刑を全て終えた。
後からアレンに聞いたのだが、王妃様はその場で倒れたが、騎士たちに運ばれ、どこかの小さな片田舎の邸で目覚めた。
彼女はエリスという名を捨て執事のマートと共に静かに暮らしていくことになった。王妃様はなぜ処刑されずに済んだかについては、王妃様が協力したからこそ最小限で攻め落とすことができたことや、アレン様やカインディール国の貴族たちから嘆願があったからだ。
第三皇子も王妃様に協力したおかげで王族籍を返上することになったが、命は助かったようだ。シャーロット様はもちろん女公爵のまま。ドルク様との婚姻自体が無効にされたようだ。
現在は戦後復興のために忙しく動いていると聞いたわ。カインディール国は消滅し、自治州が作られた。
私たちは元カインディール、ケルノッティを一つにまとめてた自治州の長として治めることになった。
ケルノッティ国はというと、父である国王陛下は水面下でシューンエイゼット国と交渉を続けていたことも功を奏したようだ。
ケルノッティ国の陛下と王妃様は退位することが決まった。
結局、父は側妃を娶らず、母と共に離宮から出ずに暮らしていくようだ。
母から初めて厚い手紙が届いたのだ。
謝罪の言葉と、私に関わっていた人たちのことが書かれていた。
弟たちはというと、アンバー元妃と共に実家に戻り今は伯爵子息になっている。
王妃様や教師たちの教えの甲斐は無かった。一応、伯爵子息ではあるけれど、リョードル伯爵家には既に跡取りがいるため彼らは肩身の狭い思いをしているようだ。
そしてフェルディナンド様はというと、ロジーナと離縁をして、公爵家の領地で一人暮らしているみたい。社交界で散々叩かれたせいか領地から出る気はないらしい。
ロジーナはというと、托卵が失敗し、フェルディナンド様と離縁になってからは子供を父に預けて遊びまわり、様々なところに顔を出しては誰彼構わず一夜を共にしていたようだ。結局、病気を貰い、今は寝たきりになっているらしい。
ブリッジ子爵家も夫人の散財癖が直らず、借金を抱えて存続の危機を迎えているみたい。子爵は離縁してロジーナの子と一緒に平民となったようだが、慎ましく暮らしているらしい。
私はアレン様とケルノッティに戻った。
「「「リヴィア様!お帰りなさい」」」
あの時、見送ってくれた侍女や従者たちが泣きながら迎えてくれた。
「ただいま。こうして戻ってこれたのもみんなのおかげよ」
皆に見守られながら、私とアレン様は謁見の間に入る。
謁見の間の両側には王都にいる貴族たちがみんな出席しているようだ。音楽とともに拍手が鳴り響いていた。
玉座に座っていた父と母は正装をしており、私たちが入ってくると立ち上がった。
「リヴィア、お帰り。アレン様、我ら一同ケルノッティ州の長になられたことを心から喜んでおります」
「ああ、エーゼット王。今までご苦労だった」
「リヴィア、長い間ごめんなさい。私には最初から最後まで王妃として、母として失格でした。リヴィアを国一番の才女にすることだけが私の矜持で厳しくしてしまいました。あなたの気持ちをいつも考えていませんでした。これからはアレン様とこの国を導いていってください」
陛下と王妃様は王冠と錫杖を私たちに着せ、頭を下げると会場から歓声が上がった。
「これからは愛する妻、リヴィアと共にこの州を平和と富をもたらす地になるようにしていくことを誓う」
アレンがそう言うと、歓声が更に大きなものになった。
「リヴィア、愛している。これから二人で頑張っていこう」
「アレン様、お慕いしております。どこまでもアレン様についていきます」
【完】
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最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は短編のつもりで書いているうちにダラダラと長くなっていってしまいました。
夏場から体調を崩しがちで思うように執筆することがままならず…。
こればかりは体調を見ながらのんびりマイペースに書いていくしかないですね。
次の話は!とここで宣伝できればよいのですが、残念ながらまだ1話分も書けていないんですよね。汗
次はファンタジー長編を書きたいなと思っています。
恋愛も書きたいし!と思っております。
引き続き『時を戻った私は別の人生を歩みたい』はマイペース更新していくので宜しくお願いします。
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