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――夫婦の会話――
「ダミアン、モアの話。どう思った?」
私達はモアの話を聞いた後、ダミアンの執務室へと移動し、これからの事を話し合う事にした。
「あぁ。五歳の話す内容ではない。娼婦や男娼など大人になってから知るような内容を話していたね。クリストフェッル伯爵家は美男美女だ。愛人が数人いると噂もある。現在九歳になる子息も美男だと噂だ。
モアはまだ五歳で他家のお茶会にはまだ出ていないというのに子息の名前を知っていた。もし、モアの言う事が本当なら国家治安維持のために様々な情報を伯爵家を通して得ているのだろう。
将来陛下から目を付けられるほどモアは美女だ。私はモアから話を聞くまでモアの婚約者を何年もかけて為人を見定めて学院に入学する年に婚約者を決めようと思っていたんだ。そこに目を付けられたのだな」
父ダミアンは渋い顔で今の間に婚約者を決めてしまおうか悩んでいる様子。
「ダミアン、きっと婚約者を決めた所で無駄だと思うわ。難癖をつけて婚約破棄か婚約白紙に持ち込むはずよ。国は私達を陥れるほどなのよ?」
「……それもそうだな。どうしたものか」
ダミアンも母シーラもどうしようかと悩んだ末、母は口を開いた。
「ダミアン、ダミアンがよければサルドア国へ移住しない?あそこならモアを守る事が出来るわ。エリアス兄様に保護して貰える。国外なら陛下も手を出せない」
「そうだな。モアの話ではこの国に居ても私達は王家によって陥れられる。そのようになるならこの国を捨てても構わない。だが、モアの話にどれほど信憑性があるのか疑問も残るが、国の動きを注視していくべきだね」
「そうね。モアの話では婚姻するまでの流行した物や大きな事件や出来事も細かく話していたわよね。それが鍵になるかもしれないわね。あ、あと、モアの家庭教師はどうしましょう?そろそろ付けないと不味いわよね」
「そうだな。モアと話をしていると十三歳までは家庭教師が付いていたようだからそこまでの知識はあるのだろう。無理に付けなくてもいい気はするが」
「教育は必要よ?けれど外部にモアの容姿が漏れるのも困るわよね。……フルム君はどうかしら?
あの子、貴方に憧れて将来貿易商になりたいなんて言って勉強をしていたわよね。将来サルドア国の学院へ行っても大丈夫なように彼に勉強をみてもらいながらダミアンの仕事を覚えるのなら喜んでこちらに来そうよ?」
「それがいいな。シーラ、連絡を取っておいてくれるかい?あと、王太后クラウディア様へ手紙も一緒に」
「そうね。母にも手紙を出しておくわ」
ーー
そうして二か月が経った頃、ついにフルム兄様が我が家にやってきた。
「フルム兄様!!待っていたわ!」
私は兄様に駆け寄り抱きついた。
「こらこら、淑女が走ってはいけないよ」
「だって兄様の事をずっと待っていたもの。嬉しくてつい」
ヘヘヘと笑う私に兄様は頭を撫でてくれたわ。
「フルム兄様、私の先生になってくれるんでしょう?楽しみ」
「お転婆なモアには厳しく教えるからな」
「学院で勉強してみたいの。そのために勉強を頑張るわ」
「そうだな。さぁ、俺はダミアンさんに挨拶をしてくるから」
「そうね。お父様も待ちわびているわ。お兄様また後でね」
私は部屋へと戻っていった。
「ダミアン、モアの話。どう思った?」
私達はモアの話を聞いた後、ダミアンの執務室へと移動し、これからの事を話し合う事にした。
「あぁ。五歳の話す内容ではない。娼婦や男娼など大人になってから知るような内容を話していたね。クリストフェッル伯爵家は美男美女だ。愛人が数人いると噂もある。現在九歳になる子息も美男だと噂だ。
モアはまだ五歳で他家のお茶会にはまだ出ていないというのに子息の名前を知っていた。もし、モアの言う事が本当なら国家治安維持のために様々な情報を伯爵家を通して得ているのだろう。
将来陛下から目を付けられるほどモアは美女だ。私はモアから話を聞くまでモアの婚約者を何年もかけて為人を見定めて学院に入学する年に婚約者を決めようと思っていたんだ。そこに目を付けられたのだな」
父ダミアンは渋い顔で今の間に婚約者を決めてしまおうか悩んでいる様子。
「ダミアン、きっと婚約者を決めた所で無駄だと思うわ。難癖をつけて婚約破棄か婚約白紙に持ち込むはずよ。国は私達を陥れるほどなのよ?」
「……それもそうだな。どうしたものか」
ダミアンも母シーラもどうしようかと悩んだ末、母は口を開いた。
「ダミアン、ダミアンがよければサルドア国へ移住しない?あそこならモアを守る事が出来るわ。エリアス兄様に保護して貰える。国外なら陛下も手を出せない」
「そうだな。モアの話ではこの国に居ても私達は王家によって陥れられる。そのようになるならこの国を捨てても構わない。だが、モアの話にどれほど信憑性があるのか疑問も残るが、国の動きを注視していくべきだね」
「そうね。モアの話では婚姻するまでの流行した物や大きな事件や出来事も細かく話していたわよね。それが鍵になるかもしれないわね。あ、あと、モアの家庭教師はどうしましょう?そろそろ付けないと不味いわよね」
「そうだな。モアと話をしていると十三歳までは家庭教師が付いていたようだからそこまでの知識はあるのだろう。無理に付けなくてもいい気はするが」
「教育は必要よ?けれど外部にモアの容姿が漏れるのも困るわよね。……フルム君はどうかしら?
あの子、貴方に憧れて将来貿易商になりたいなんて言って勉強をしていたわよね。将来サルドア国の学院へ行っても大丈夫なように彼に勉強をみてもらいながらダミアンの仕事を覚えるのなら喜んでこちらに来そうよ?」
「それがいいな。シーラ、連絡を取っておいてくれるかい?あと、王太后クラウディア様へ手紙も一緒に」
「そうね。母にも手紙を出しておくわ」
ーー
そうして二か月が経った頃、ついにフルム兄様が我が家にやってきた。
「フルム兄様!!待っていたわ!」
私は兄様に駆け寄り抱きついた。
「こらこら、淑女が走ってはいけないよ」
「だって兄様の事をずっと待っていたもの。嬉しくてつい」
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「フルム兄様、私の先生になってくれるんでしょう?楽しみ」
「お転婆なモアには厳しく教えるからな」
「学院で勉強してみたいの。そのために勉強を頑張るわ」
「そうだな。さぁ、俺はダミアンさんに挨拶をしてくるから」
「そうね。お父様も待ちわびているわ。お兄様また後でね」
私は部屋へと戻っていった。
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