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黄昏の光の中で妹が俺に禁断の誘いをかけて、幼馴染がケダモノに露わな胸をさらします
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臍を曲げた羅羽が行きそうなところをしらみつぶしに探そうにも、心当たりは全くない。
「だって、家から出るの、夕飯の買い出しくらいだし」
俺がぼそぼそと言い訳するのは、隣を歩く咲耶の眼差しが気になったからだ。
「ボク、何も言ってないんだけど」
その口調が何気ないだけに、かえってこっちの言葉がない。
そんな俺に助け舟を出すかのように、咲耶は言った。
「いいお兄さんだね、克衛って」
いきなり何を言い出すのかと思っていると、咲耶の話は急に飛躍した。
「強く思ってくれてる人のところには、そのうちたどりつけるものなんだ」
咲耶の言ったとおりだった。
黄昏時のぼんやりとした光の中に、ひと筋の道が見えたような気がした。
何ということもない、家々の間の路地を、ここと思い定めて歩いていく。
やがて、左右に続いていた家の塀が切れて、夏草の間の細い道に出た。
道は、次第に緩やかな上り坂になっていく。
その向こうには……。
「お兄ちゃん?」
暮れ方の淡い光に溶けていきそうな空の下で振り向いたのは、羅羽だった。
「なんで、ここに来たの?」
よく見れば、そこはあの、昔鳥《せきちょう》神社の空き地だった。
「それは俺のセリフだ」
とっとと帰ろうという程度の意味だったのだが、羅羽は答える代わりに顎をしゃくる。
そこには、夕べはなかった立札に、警告が毛筆の縦書きで記してあった。
午後六時以降は中高生の立ち入りを禁止します
咲耶はため息をついた。
「彦星と織姫の橋渡しになぞらえた名前の神社なんだけど……無粋だね」
それには応えず、俺は尋ねてみる。
「今、何時?」
目の前に咲耶が突き出したのは、俺のスマホだった。
「忘れないでよ、克衛しか持ってないんだから」
そう、親父は羅羽にスマホも持たせずに、俺のもとへ送り込んできたのだ。
そのせいで、俺はスマホで連絡を取り合えば済むことができない。
昨日も、今日も。
そして、時間は午後7時。
「帰るぞ、羅羽」
俺は兄貴面して断言した。
だが、羅羽は一歩たりとも動こうとしない。
「勝手に帰れば?」
兄の威厳も何もあったものではなかった。
さすがに怒鳴りつけそうになったが、それを押しとどめたのは咲耶だった。
「帰れそうもないよ」
昼と夜の境目が溶けてなくなった曖昧な時間の中で、俺たちを取り囲む影があった。
呆れた声で、咲耶がつぶやく。
「立ち入り禁止の元凶どもだ……今朝の新聞見たろ?」
それは、羅羽と咲耶と鬼たちのせいで昏倒する羽目になった、哀れなヤンキーたちだった。
確かに、鬼たちが去った後、こいつらの面倒までは見切れなかった。
「まさか、俺たちも関係者とか?」
心配したのはそこだったが、咲耶は平然と答えた。
「深夜徘徊で補導されただけなんだけど、ネット上ではドラッグが疑われてたね」
咲耶も情報機器は使いこなしているらしい。
それなら、携帯の番号やメアドくらい教えてくれてもよさそうなものだ。
だが、そんな軽口を叩いている場合ではなさそうだった。
「のこのことやってくるとはな、羅羽」
いちばん女の子の小さな影は、どこかで聞いた男の声で言った。
羅羽が冷たく笑って答える。
「鵺笛が諦めるわけないと思ってたしね」
忌々しげな声が、吐き捨てるように答えた。
「凪の目が厳しくてな。こんな形でしか出てこられなかった」
鬼の世界に連れ戻された母さんの、ささやかな抵抗のようだった。
鵺笛はしばらく、おとなしくしているしかないのだろう。
それは、羅羽にも分かったようだった。
「で、私にどうしろって? 返答次第では、取り憑いてる人間ごと……」
咲耶が、本気ならタダではおかないという目で俺を見る。
だが、鵺笛の返事は意外なものだった。
「お前にとっても悪くない話だ」
羅羽は大げさに嘲笑する。
「珍しいわね。鵺笛が取引なんて。何すればいい?」
しばしの沈黙の後、低い声が、意を決したように言い放った。
「その男と交われ」
俺も咲耶も唖然としたが、いちばん驚いたのは羅羽だった。
「お兄ちゃんと?」
素っ頓狂な声を上げたところで、鵺笛の声は苦々しげに言葉を継いだ。
「そうすれば、その男も我らのひとりとなる。母親のようにな」
俺の心の中に散った一瞬の火花が、全身を怒りで燃え上がらせる。
そうか……そうだったのか……許せない!
だが、羅羽の声は再び、元の冷やかな調子に戻っていた。
「お兄ちゃんを、鬼の世界へ連れて行けってこと?」
鵺笛は、求めることが行きつく先を、重々しく答える。
「そこでお前は、鬼の子を産むのだ」
羅羽の声は、次第に静まり返っていく。
「鵺笛は、それでいいの?」
それは、自分への恋を諦めようとする相手を気遣う言葉だった。
もっとも、それが相手の自尊心を大いに傷つけることもある。
鵺笛は、抑えに抑えていた愛と憎悪と哀しみを込めて咆哮した。
「それで許してやろうというのだ!」
そのやりとりを遮ったのは、咲耶だった。
「それは許さないよ」
胸元に隠されていた桃を投げると、影は一斉に倒れた。
咲耶はしれっと答える。
「羅羽ちゃんが逃げなかったら、思いつかなかったよ」
だが、その羅羽は、何かを待ち受けているように身構えたまま、動かない。
黄昏の光の向こうを見つめながら、俺に囁きかける。
「お兄ちゃん……私と行こう」
俺は辺りを見渡す。
どこかにいる鬼たちを、羅羽が欺こうとしているのではないかと思ったからだ。
咲耶のほうにも目を遣ったが、無言で首を横に振った。
警戒を解かない羅羽に、俺は笑いながら呼びかけた。
「そんなことしなくていい」
だが、苦しげな声で語りかける羅羽は真剣だった。
「いいよ……お兄ちゃんとなら」
そのとき、俺の唇がいきなり塞がれた。
咲耶が、唇を重ねてきたのだ。
動けなくなった俺の身体を地面に横たえる。
胸元からもうひとつ、桃を取り出すと、羅羽に向かって突きつけた。
「これ、お見舞いするけど……いい?」
羅羽は荒い息の下で、にやりと笑った。
「呑気なものね。そんなもので、私たちが倒せると思う?」
咲耶は唸りながら、しばし考えてから答えた。
「あてにはできないな。スーパーで売ってる果物くらいで倒せるんだったら、ボクらの修業の意味がない」
「分かってるじゃない」
そう言って羅羽が微かに笑った、そのときだった。
黄昏の光の中から、溶けだしてきたものがある。
それは、耳まで裂けた口を持つ、巨大な狼だった。
羅羽と咲耶、鬼娘と退魔師のそれぞれが、同じ言葉を口にする。
「大口真神《おおくちのまがみ》……」
真っ先に動いたのは、咲耶だった。
手にした桃を叩きつける。
だが、それは飼い犬に放り投げられた餌のように、あっさりと狼の口の中に収まってしまった。
その味がよほど気に入ったのか、狼は地面に転がる最初の桃にも飛びつく。
さらに、桃を食い尽くした狼が続いて目を付けたものがある
それは、地面に転がって動けない俺だった。
「お兄ちゃん!」
身体に自由の戻ってきた羅羽が、鋼の爪を振り上げて跳躍する。
その額には、鬼の角が生えていた。
だが、狼はひと振りで羅羽を吹き飛ばしたその顎を、俺に向かって開く。
今度は、咲耶が俺に覆いかぶさった。
「克衛!」
再び立ち上がったときには、ジャンパースカートの肩が外されていた。
身体のひと振りでブラウスがもろ肌脱ぎになる、下着の取れた胸が露わになる。
歌い始めた甘い声が、正面から狼を誘った。
もものみいまだ
ふたつあり
ほしくばとらせん
ちこうよれ
つつまずおじず
のぞむまま
すすれやはめや
はらみつるまで
なぜ、俺にそれが見えたか。
それは、咲耶に気を取られた狼とすれ違う時に、後ろ手にスマホのストラップを投げたからだ。
小さな布人形が呼び出した鎧武者は、振り向いた俺とひとつに重なるように装着される。
戦い方は、耳元の声ですぐに分かった。
……こやつには、ひと振りで足りまする。
狼の後ろから、刃の伸びた装甲の肘を横ざまに払う。
巨大な獣の姿が跡形もなく消えた後には、うっすらとした夕闇だけが残された。
「だって、家から出るの、夕飯の買い出しくらいだし」
俺がぼそぼそと言い訳するのは、隣を歩く咲耶の眼差しが気になったからだ。
「ボク、何も言ってないんだけど」
その口調が何気ないだけに、かえってこっちの言葉がない。
そんな俺に助け舟を出すかのように、咲耶は言った。
「いいお兄さんだね、克衛って」
いきなり何を言い出すのかと思っていると、咲耶の話は急に飛躍した。
「強く思ってくれてる人のところには、そのうちたどりつけるものなんだ」
咲耶の言ったとおりだった。
黄昏時のぼんやりとした光の中に、ひと筋の道が見えたような気がした。
何ということもない、家々の間の路地を、ここと思い定めて歩いていく。
やがて、左右に続いていた家の塀が切れて、夏草の間の細い道に出た。
道は、次第に緩やかな上り坂になっていく。
その向こうには……。
「お兄ちゃん?」
暮れ方の淡い光に溶けていきそうな空の下で振り向いたのは、羅羽だった。
「なんで、ここに来たの?」
よく見れば、そこはあの、昔鳥《せきちょう》神社の空き地だった。
「それは俺のセリフだ」
とっとと帰ろうという程度の意味だったのだが、羅羽は答える代わりに顎をしゃくる。
そこには、夕べはなかった立札に、警告が毛筆の縦書きで記してあった。
午後六時以降は中高生の立ち入りを禁止します
咲耶はため息をついた。
「彦星と織姫の橋渡しになぞらえた名前の神社なんだけど……無粋だね」
それには応えず、俺は尋ねてみる。
「今、何時?」
目の前に咲耶が突き出したのは、俺のスマホだった。
「忘れないでよ、克衛しか持ってないんだから」
そう、親父は羅羽にスマホも持たせずに、俺のもとへ送り込んできたのだ。
そのせいで、俺はスマホで連絡を取り合えば済むことができない。
昨日も、今日も。
そして、時間は午後7時。
「帰るぞ、羅羽」
俺は兄貴面して断言した。
だが、羅羽は一歩たりとも動こうとしない。
「勝手に帰れば?」
兄の威厳も何もあったものではなかった。
さすがに怒鳴りつけそうになったが、それを押しとどめたのは咲耶だった。
「帰れそうもないよ」
昼と夜の境目が溶けてなくなった曖昧な時間の中で、俺たちを取り囲む影があった。
呆れた声で、咲耶がつぶやく。
「立ち入り禁止の元凶どもだ……今朝の新聞見たろ?」
それは、羅羽と咲耶と鬼たちのせいで昏倒する羽目になった、哀れなヤンキーたちだった。
確かに、鬼たちが去った後、こいつらの面倒までは見切れなかった。
「まさか、俺たちも関係者とか?」
心配したのはそこだったが、咲耶は平然と答えた。
「深夜徘徊で補導されただけなんだけど、ネット上ではドラッグが疑われてたね」
咲耶も情報機器は使いこなしているらしい。
それなら、携帯の番号やメアドくらい教えてくれてもよさそうなものだ。
だが、そんな軽口を叩いている場合ではなさそうだった。
「のこのことやってくるとはな、羅羽」
いちばん女の子の小さな影は、どこかで聞いた男の声で言った。
羅羽が冷たく笑って答える。
「鵺笛が諦めるわけないと思ってたしね」
忌々しげな声が、吐き捨てるように答えた。
「凪の目が厳しくてな。こんな形でしか出てこられなかった」
鬼の世界に連れ戻された母さんの、ささやかな抵抗のようだった。
鵺笛はしばらく、おとなしくしているしかないのだろう。
それは、羅羽にも分かったようだった。
「で、私にどうしろって? 返答次第では、取り憑いてる人間ごと……」
咲耶が、本気ならタダではおかないという目で俺を見る。
だが、鵺笛の返事は意外なものだった。
「お前にとっても悪くない話だ」
羅羽は大げさに嘲笑する。
「珍しいわね。鵺笛が取引なんて。何すればいい?」
しばしの沈黙の後、低い声が、意を決したように言い放った。
「その男と交われ」
俺も咲耶も唖然としたが、いちばん驚いたのは羅羽だった。
「お兄ちゃんと?」
素っ頓狂な声を上げたところで、鵺笛の声は苦々しげに言葉を継いだ。
「そうすれば、その男も我らのひとりとなる。母親のようにな」
俺の心の中に散った一瞬の火花が、全身を怒りで燃え上がらせる。
そうか……そうだったのか……許せない!
だが、羅羽の声は再び、元の冷やかな調子に戻っていた。
「お兄ちゃんを、鬼の世界へ連れて行けってこと?」
鵺笛は、求めることが行きつく先を、重々しく答える。
「そこでお前は、鬼の子を産むのだ」
羅羽の声は、次第に静まり返っていく。
「鵺笛は、それでいいの?」
それは、自分への恋を諦めようとする相手を気遣う言葉だった。
もっとも、それが相手の自尊心を大いに傷つけることもある。
鵺笛は、抑えに抑えていた愛と憎悪と哀しみを込めて咆哮した。
「それで許してやろうというのだ!」
そのやりとりを遮ったのは、咲耶だった。
「それは許さないよ」
胸元に隠されていた桃を投げると、影は一斉に倒れた。
咲耶はしれっと答える。
「羅羽ちゃんが逃げなかったら、思いつかなかったよ」
だが、その羅羽は、何かを待ち受けているように身構えたまま、動かない。
黄昏の光の向こうを見つめながら、俺に囁きかける。
「お兄ちゃん……私と行こう」
俺は辺りを見渡す。
どこかにいる鬼たちを、羅羽が欺こうとしているのではないかと思ったからだ。
咲耶のほうにも目を遣ったが、無言で首を横に振った。
警戒を解かない羅羽に、俺は笑いながら呼びかけた。
「そんなことしなくていい」
だが、苦しげな声で語りかける羅羽は真剣だった。
「いいよ……お兄ちゃんとなら」
そのとき、俺の唇がいきなり塞がれた。
咲耶が、唇を重ねてきたのだ。
動けなくなった俺の身体を地面に横たえる。
胸元からもうひとつ、桃を取り出すと、羅羽に向かって突きつけた。
「これ、お見舞いするけど……いい?」
羅羽は荒い息の下で、にやりと笑った。
「呑気なものね。そんなもので、私たちが倒せると思う?」
咲耶は唸りながら、しばし考えてから答えた。
「あてにはできないな。スーパーで売ってる果物くらいで倒せるんだったら、ボクらの修業の意味がない」
「分かってるじゃない」
そう言って羅羽が微かに笑った、そのときだった。
黄昏の光の中から、溶けだしてきたものがある。
それは、耳まで裂けた口を持つ、巨大な狼だった。
羅羽と咲耶、鬼娘と退魔師のそれぞれが、同じ言葉を口にする。
「大口真神《おおくちのまがみ》……」
真っ先に動いたのは、咲耶だった。
手にした桃を叩きつける。
だが、それは飼い犬に放り投げられた餌のように、あっさりと狼の口の中に収まってしまった。
その味がよほど気に入ったのか、狼は地面に転がる最初の桃にも飛びつく。
さらに、桃を食い尽くした狼が続いて目を付けたものがある
それは、地面に転がって動けない俺だった。
「お兄ちゃん!」
身体に自由の戻ってきた羅羽が、鋼の爪を振り上げて跳躍する。
その額には、鬼の角が生えていた。
だが、狼はひと振りで羅羽を吹き飛ばしたその顎を、俺に向かって開く。
今度は、咲耶が俺に覆いかぶさった。
「克衛!」
再び立ち上がったときには、ジャンパースカートの肩が外されていた。
身体のひと振りでブラウスがもろ肌脱ぎになる、下着の取れた胸が露わになる。
歌い始めた甘い声が、正面から狼を誘った。
もものみいまだ
ふたつあり
ほしくばとらせん
ちこうよれ
つつまずおじず
のぞむまま
すすれやはめや
はらみつるまで
なぜ、俺にそれが見えたか。
それは、咲耶に気を取られた狼とすれ違う時に、後ろ手にスマホのストラップを投げたからだ。
小さな布人形が呼び出した鎧武者は、振り向いた俺とひとつに重なるように装着される。
戦い方は、耳元の声ですぐに分かった。
……こやつには、ひと振りで足りまする。
狼の後ろから、刃の伸びた装甲の肘を横ざまに払う。
巨大な獣の姿が跡形もなく消えた後には、うっすらとした夕闇だけが残された。
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