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第三話 離縁
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「……ふう……」
王都にあるデュフール伯爵邸の執務室で、私はジョワ子爵家から届いた手紙を読み終えて溜息をつきました。
ジョワ子爵家はお父様の実家です。
今はお父様の兄である伯父様が当主をなさっています。
お母様がお亡くなりになってからはあまり親しくしてはいなかったのですが、突然の手紙にもすぐお返事を下さった優しい伯父様です。
伯父と姪でありながら親しくしていなかったのは、お母様の死をきっかけに我が家の属する派閥が変わったからです。
以前のデュフール伯爵家は王太子殿下派のマルシャン公爵を寄り親とする派閥に属していたのですけれど、お母様の死を契機に侯爵代行となったお父様が側妃様がお産みになられた第二王子殿下派のペラン公爵を寄り親とする派閥に移ったのです。ジョワ子爵家はマルシャン公爵の派閥に属しています。
私は伯父様からの手紙を執務室の机の引き出しに片付けました。
仕事の続きをしなくてはなりません。
お母様が生きていらしたころは優秀な補佐だったお父様は、今は名ばかりの代行として愛人と遊び暮らしています。愛人は歌が好きなようで、若手の男性歌手の公演があると聞くと必ず顔を出しているといいます。歌姫には興味がないようです。
ふと窓の外を見ると、中庭の茂みに黄金の煌めきが走りました。
マティス様の訪れを待つピヤージュが隠れているのでしょう。
そういえば今日は、彼の授業が半日で終わる日だったでしょうか。
私と同い年のマティス様は学園卒業後医学の大学に通っていらっしゃいます。
ダンビエ侯爵家は医学に長け、多くの医学者の後援をする家系なのです。薬学にも精通しているとの話です。
臆病で小心者の私は、マティス様の大学が早めに終わる日だと知っていても、大事な仕事を放り出して待ち構えることは出来ませんでした。
ピヤージュは違ったのでしょう。
学園を卒業してからはすることもないようですし、マティス様が伯爵邸に来るなり擦り寄って、執務室から出てこない私から引き離すのは簡単なことだったに違いありません。
いいえ、学園に在学中からそうだったのでしょう。同い年の私達三人は同時期に学園へ通っていましたが、当時から私は家では執務室に籠もっていました。
「はい?……どうぞ」
執務室の扉を叩く音がして、入って来たのはマティス様でした。
少し顔色が悪いようです。
「ジョゼフィン! 君は……その……」
「どうかなさいましたか? そちらのソファにお座りください。お茶をお淹れしますわ」
執務室といっても、机と椅子しかないわけではありません。
仕事相手をもてなすためのテーブルとソファ、休憩のための小さな厨房もあるのです。
マティス様は、チラチラと私のほうを見ながらソファに座りました。やがて私がお茶をお出しすると、唇を潤した彼が言いました。
「……享楽の館へ行ったというのは本当かい?」
彼の前のソファに座って、私は首を傾げました。
「なんのことですの?」
「王都の外れにある館で、毎夜仮面をつけた男女が……いや、僕の友達がそこで君を見たと言ったんだ。髪は黒く染めていたらしいが」
「よくわかりませんわ。そこはどんなところですの? 仮面とおっしゃられましたけれど、マティス様のご友人は、仮面で顔もわからず髪も黒い女性を私だと断じられましたの?」
「いや、それは……」
声でわかったのかもしれません。
マティス様のご友人とは派閥の園遊会などでお会いしたことがあります。
ダンビエ侯爵家はペラン公爵の派閥にもマルシャン公爵の派閥にも属さない、中立派ということになっています。お母様がお元気だったころもお亡くなりになった後も、私がデュフール伯爵家の跡取りとして派閥の集まりに出るときは、いつもマティス様と一緒だったのです。
デュフール伯爵家の跡取りとして仕事は頑張っているものの、地味な外見の臆病な小心者である私は社交が得意ではありません。
ですのでご友人が多くて社交的なマティス様との縁談は理想的なものでした。
その数多いご友人の中に享楽の館の常連がいらっしゃることは、あまり歓迎出来ることではありませんが。
「すまない、忘れてくれ。君がそんなところへ行くような女性でないことは、僕が一番よく知っている」
マティス様が微笑みます。
彼は巻き毛ではないものの、ピヤージュと同じ美しい金髪の持ち主です。
サラサラの髪が、窓からの風に吹かれて揺れています。
「それと……これも誤解だとは思うのだが、君がマルシャン公爵家のラザレス殿と会っているのを見かけたものがいるらしい」
「それは誤解ではありませんわ。私はマルシャン公爵家のラザレス様と親しくさせていただいています」
「はあっ? 君は僕の婚約者だろう? どうして彼と」
「今度の十八歳の誕生日でデュフール伯爵家の当主となれば、自分の意思で結婚相手を決められるようになりますもの」
「王太子殿下直属の近衛騎士であるラザレス殿はマルシャン公爵家の次男だったな。仕事が忙しくて婚約者はまだいないと聞く。君は……僕との婚約を破棄して、彼と結婚するつもりなのか?」
私は立ち上がり、窓の向こうへ視線を向けました。
「マティス様。仕事の途中で窓の外を見ると、ときどき中庭の茂みに金色の煌めきが走ることがあるんです。なんなのでしょうね。葉っぱが太陽の光を反射しているのかしら。恋の季節の小鳥達が戯れ合っているのかもしれませんわね」
「……」
彼は答えません。
真っ青な顔で俯いているだけです。
私はソファに戻って、彼に微笑みかけました。
「どうなさったの? 冗談ですわ。ラザレス様とは派閥も違いますし、まだ貴族家の跡取りに過ぎない私には、王太子殿下直属の近衛騎士をなさっている方と公式にお会いする機会はございませんわ」
私はまだデュフール伯爵家の当主ではないので、王宮で開催される夜会には代行の父が出席しています。
世代が違うので学園時代のお茶会などでお会いしたこともありません。
隠したいことを真実で包んだ私の返答に、マティス様の顔が和らぎます。
「そうか、そうだね。妙なことを聞いてすまなかった」
「いいえ。私は当主就任の準備や伯爵家運営の仕事で家を出られません。今日こうして来ていただかなかったら、誕生パーティまでお顔を見ることは出来なかったでしょう。お会い出来て嬉しかったですわ、マティス様」
「僕も君に会えて嬉しかった。……しかし君も冗談を言うんだね」
「あまり楽しめる冗談ではなかったようで申し訳ありませんでした。私がマティス様との婚約を破棄するようなことは絶対にありませんわ」
それから少しだけ誕生パーティの話をして、私はマティス様を見送りました。
中庭の茂みで煌めく金色が増えることはありません。
マティス様はどうなさるでしょう? 失敗したとき私に許されないかもしれないと感じて計画から手を引くか、完全に成功するよう立ち回るか──どちらでもかまいません、捨てたカードの行く末など。
ジョワ子爵の伯父様からの手紙を読むまで、私はお母様の死因は普通の病気だと思っていました。
お爺様は病弱な方でしたし、お元気な方でも見えないところで進行する病気で一気に体調を崩されることがあります。マティス様のお父様のダンビエ侯爵に紹介していただいたお医者様がそう教えてくださいました。
明日がどうなるかはだれにもわからないことなのです。
だから、お母様の死は仕方がないことだったのだと自分に言い聞かせて来たのです。
むしろデュフール伯爵家の運営という激務に励まれていたお母様を支えられなかった、不甲斐ない跡取り娘の自分を責めてきました。
……今は違います。なんの証拠もありませんけれど、お母様の死因は普通のものではなかったと確信しています。
お母様は私の学園入学を機に、いつまでも愛人と別れようとしないお父様と離縁なさろうとしていたのです。お父様の、いえ、あの男のその後を考えて、実家のジョワ子爵家の当主である伯父様にだけは相談していらっしゃったのです。
お母様の葬儀が終わって三年ほど。
墓下の朽ち果てた死体には、もう毒も殺人の細工も残っていないことでしょう。
そうでなくても『最後のカード』はちょっとしたことで効能が変わる、取り扱いの難しい薬です。すぐに成分が変化して死体に痕跡が残り難いから、毒薬としても重宝されているのです。
『離縁』『真実の愛』『仮面の歌姫』『最愛の母(故人)』『裏切り』──私が手に入れた人生のカードは、いつの間にか『復讐』という役を形作っていました。
王都にあるデュフール伯爵邸の執務室で、私はジョワ子爵家から届いた手紙を読み終えて溜息をつきました。
ジョワ子爵家はお父様の実家です。
今はお父様の兄である伯父様が当主をなさっています。
お母様がお亡くなりになってからはあまり親しくしてはいなかったのですが、突然の手紙にもすぐお返事を下さった優しい伯父様です。
伯父と姪でありながら親しくしていなかったのは、お母様の死をきっかけに我が家の属する派閥が変わったからです。
以前のデュフール伯爵家は王太子殿下派のマルシャン公爵を寄り親とする派閥に属していたのですけれど、お母様の死を契機に侯爵代行となったお父様が側妃様がお産みになられた第二王子殿下派のペラン公爵を寄り親とする派閥に移ったのです。ジョワ子爵家はマルシャン公爵の派閥に属しています。
私は伯父様からの手紙を執務室の机の引き出しに片付けました。
仕事の続きをしなくてはなりません。
お母様が生きていらしたころは優秀な補佐だったお父様は、今は名ばかりの代行として愛人と遊び暮らしています。愛人は歌が好きなようで、若手の男性歌手の公演があると聞くと必ず顔を出しているといいます。歌姫には興味がないようです。
ふと窓の外を見ると、中庭の茂みに黄金の煌めきが走りました。
マティス様の訪れを待つピヤージュが隠れているのでしょう。
そういえば今日は、彼の授業が半日で終わる日だったでしょうか。
私と同い年のマティス様は学園卒業後医学の大学に通っていらっしゃいます。
ダンビエ侯爵家は医学に長け、多くの医学者の後援をする家系なのです。薬学にも精通しているとの話です。
臆病で小心者の私は、マティス様の大学が早めに終わる日だと知っていても、大事な仕事を放り出して待ち構えることは出来ませんでした。
ピヤージュは違ったのでしょう。
学園を卒業してからはすることもないようですし、マティス様が伯爵邸に来るなり擦り寄って、執務室から出てこない私から引き離すのは簡単なことだったに違いありません。
いいえ、学園に在学中からそうだったのでしょう。同い年の私達三人は同時期に学園へ通っていましたが、当時から私は家では執務室に籠もっていました。
「はい?……どうぞ」
執務室の扉を叩く音がして、入って来たのはマティス様でした。
少し顔色が悪いようです。
「ジョゼフィン! 君は……その……」
「どうかなさいましたか? そちらのソファにお座りください。お茶をお淹れしますわ」
執務室といっても、机と椅子しかないわけではありません。
仕事相手をもてなすためのテーブルとソファ、休憩のための小さな厨房もあるのです。
マティス様は、チラチラと私のほうを見ながらソファに座りました。やがて私がお茶をお出しすると、唇を潤した彼が言いました。
「……享楽の館へ行ったというのは本当かい?」
彼の前のソファに座って、私は首を傾げました。
「なんのことですの?」
「王都の外れにある館で、毎夜仮面をつけた男女が……いや、僕の友達がそこで君を見たと言ったんだ。髪は黒く染めていたらしいが」
「よくわかりませんわ。そこはどんなところですの? 仮面とおっしゃられましたけれど、マティス様のご友人は、仮面で顔もわからず髪も黒い女性を私だと断じられましたの?」
「いや、それは……」
声でわかったのかもしれません。
マティス様のご友人とは派閥の園遊会などでお会いしたことがあります。
ダンビエ侯爵家はペラン公爵の派閥にもマルシャン公爵の派閥にも属さない、中立派ということになっています。お母様がお元気だったころもお亡くなりになった後も、私がデュフール伯爵家の跡取りとして派閥の集まりに出るときは、いつもマティス様と一緒だったのです。
デュフール伯爵家の跡取りとして仕事は頑張っているものの、地味な外見の臆病な小心者である私は社交が得意ではありません。
ですのでご友人が多くて社交的なマティス様との縁談は理想的なものでした。
その数多いご友人の中に享楽の館の常連がいらっしゃることは、あまり歓迎出来ることではありませんが。
「すまない、忘れてくれ。君がそんなところへ行くような女性でないことは、僕が一番よく知っている」
マティス様が微笑みます。
彼は巻き毛ではないものの、ピヤージュと同じ美しい金髪の持ち主です。
サラサラの髪が、窓からの風に吹かれて揺れています。
「それと……これも誤解だとは思うのだが、君がマルシャン公爵家のラザレス殿と会っているのを見かけたものがいるらしい」
「それは誤解ではありませんわ。私はマルシャン公爵家のラザレス様と親しくさせていただいています」
「はあっ? 君は僕の婚約者だろう? どうして彼と」
「今度の十八歳の誕生日でデュフール伯爵家の当主となれば、自分の意思で結婚相手を決められるようになりますもの」
「王太子殿下直属の近衛騎士であるラザレス殿はマルシャン公爵家の次男だったな。仕事が忙しくて婚約者はまだいないと聞く。君は……僕との婚約を破棄して、彼と結婚するつもりなのか?」
私は立ち上がり、窓の向こうへ視線を向けました。
「マティス様。仕事の途中で窓の外を見ると、ときどき中庭の茂みに金色の煌めきが走ることがあるんです。なんなのでしょうね。葉っぱが太陽の光を反射しているのかしら。恋の季節の小鳥達が戯れ合っているのかもしれませんわね」
「……」
彼は答えません。
真っ青な顔で俯いているだけです。
私はソファに戻って、彼に微笑みかけました。
「どうなさったの? 冗談ですわ。ラザレス様とは派閥も違いますし、まだ貴族家の跡取りに過ぎない私には、王太子殿下直属の近衛騎士をなさっている方と公式にお会いする機会はございませんわ」
私はまだデュフール伯爵家の当主ではないので、王宮で開催される夜会には代行の父が出席しています。
世代が違うので学園時代のお茶会などでお会いしたこともありません。
隠したいことを真実で包んだ私の返答に、マティス様の顔が和らぎます。
「そうか、そうだね。妙なことを聞いてすまなかった」
「いいえ。私は当主就任の準備や伯爵家運営の仕事で家を出られません。今日こうして来ていただかなかったら、誕生パーティまでお顔を見ることは出来なかったでしょう。お会い出来て嬉しかったですわ、マティス様」
「僕も君に会えて嬉しかった。……しかし君も冗談を言うんだね」
「あまり楽しめる冗談ではなかったようで申し訳ありませんでした。私がマティス様との婚約を破棄するようなことは絶対にありませんわ」
それから少しだけ誕生パーティの話をして、私はマティス様を見送りました。
中庭の茂みで煌めく金色が増えることはありません。
マティス様はどうなさるでしょう? 失敗したとき私に許されないかもしれないと感じて計画から手を引くか、完全に成功するよう立ち回るか──どちらでもかまいません、捨てたカードの行く末など。
ジョワ子爵の伯父様からの手紙を読むまで、私はお母様の死因は普通の病気だと思っていました。
お爺様は病弱な方でしたし、お元気な方でも見えないところで進行する病気で一気に体調を崩されることがあります。マティス様のお父様のダンビエ侯爵に紹介していただいたお医者様がそう教えてくださいました。
明日がどうなるかはだれにもわからないことなのです。
だから、お母様の死は仕方がないことだったのだと自分に言い聞かせて来たのです。
むしろデュフール伯爵家の運営という激務に励まれていたお母様を支えられなかった、不甲斐ない跡取り娘の自分を責めてきました。
……今は違います。なんの証拠もありませんけれど、お母様の死因は普通のものではなかったと確信しています。
お母様は私の学園入学を機に、いつまでも愛人と別れようとしないお父様と離縁なさろうとしていたのです。お父様の、いえ、あの男のその後を考えて、実家のジョワ子爵家の当主である伯父様にだけは相談していらっしゃったのです。
お母様の葬儀が終わって三年ほど。
墓下の朽ち果てた死体には、もう毒も殺人の細工も残っていないことでしょう。
そうでなくても『最後のカード』はちょっとしたことで効能が変わる、取り扱いの難しい薬です。すぐに成分が変化して死体に痕跡が残り難いから、毒薬としても重宝されているのです。
『離縁』『真実の愛』『仮面の歌姫』『最愛の母(故人)』『裏切り』──私が手に入れた人生のカードは、いつの間にか『復讐』という役を形作っていました。
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