KAGUYA―月と時の交錯-

霧子ノア

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第20話:交錯する焦燥

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翌日の任務。街外れの廃工場で、光の暴走を抑えながら、カナタは任務を遂行する。
戦況は緊迫しており、任務を中断する余裕はない。

カナタの光の制御は乱れていく。

「……こんな状態で……僕は、戦えるのか……」
胸の奥で恐怖と焦燥が交錯する。

霧子は遠隔端末の前で解析を、ただひたすら続けていた。
助言するしかできない。光の暴走を最小限に抑えるために指示を送る。

服部はカナタを気にかけつつ、同時に異変の原因を探る資料に目を通す。
カナタの体に起きている現象は過去の記録、KAGUYA計画の観察対象者のものとも酷似している。

これは、いつも壁のように立ちはだかる、KAGUYA計画に関係するものだと、服部は確信していた。

戦闘の最中、カナタは光の弧を操りながらも、体の限界と戦う。周囲の敵や状況の変化に対応しつつ、霧子の声を頼りに光の暴走を抑えていた。

だが、このままではいつ倒れてもおかしくない。
その不安の中、カナタは、そっと自分を抱きしめた。
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