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魔塔へ
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森から戻ってきた大公は玄関ホールで待機していた俺たちを見て気まずそうな顔を浮かべた。エルトリオンと母さん、ヴィレ叔父の目が真っ赤なのだ。それだけでない。離れた場所に立っているバードとメイドさんたち、料理長の目も真っ赤なのだ。
大公が来る少し前、玄関ホールで。
「うぅ。お二人がこんなにご立派になって……じぃやはうれしゅうございます」
バードがおいおいと泣いている。母さん何をどう説明したの?
「お二人とも悪い人には気を付けてくださいねっ! 危なくなったら遠慮せずあそこを蹴り上げてくださいねっ!」
拳を握るメイドのアニーさん。あそこってあそこだよねっ! あそこがキュッとなったよっ!
「そうです。崩れ落ちたところを膝で顔面をこう……」
もう一人の年配のメイドのカミラさんが膝を持ち上げる動作をしている。やけに様になっているのが怖いっ!
「いいですか? 嫌がらせを受けた時はこの粉を相手のご飯にちょちょっとですね……」
料理長のベンさんは何を渡そうとしてるのかなっ!? 何をっ!? いらないからっ!
話す内容は物騒だが、みんな目が真っ赤だった。兄ちゃんたちが家を出る時もみんな目を真っ赤にしていたな。ほんとみんな優しくていい人たちだ。……時々物騒な言葉が飛んでたりしてたけど。
「マルク、エルトリオン。すまない。私にもっと魔法の知識があれば……」
自分を攻めるヴィレ叔父さんに俺は「ヴィレ叔父さんは悪くない」と首を振った。ヴィレ叔父さんは魔法の正しい扱い方、そして魔法の恐ろしさをきちんと教えてくれた。ヴィレ叔父さんがいなければ俺は調子に乗って魔法を使っていたに違いない。第一今回の件は誰もが予想だにしてなかったことだし、俺のこの体質について情報がほとんどないと大公は言っていた。ヴィレ叔父さんは偶然その力を知っただけのこと。
「俺たちにとってヴィレ叔父さんは自慢の魔法の先生だよ」
ヴィレ叔父さんは一瞬目を見開き、そして泣きそうな顔で「……そうか。ありがとう」とこぼした。
「男爵夫人、急かすような真似をしてすまなかったね」
大公の言葉に母さんは「いえ」と首を緩く振り、「マルク、エルトリオン」と俺たちのほうを見た。
「大公の元でしっかりと学びなさい」
母さんは母としてではなく男爵夫人として俺たちを見ていたので、俺はスッと背筋を伸ばした。
「はい、母上。フランソン男爵家の名に恥じぬよう頑張ってまいります」
「ぼ……私も、がんばります。………フランソン男爵家の名に恥じぬよう」
エルトリオンは最後の言葉を緊張気味に言った。きっと自分が言っても大丈夫なのか不安になったのだろう。俺は大丈夫だとエルトリオンの手を強く握った。不意に母さんがふっと小さく笑みを浮かべた。
「マルク、エルトリオン。貴方たちは私たちの誇りよ」
その言葉は家の名というより家族という思いを強く感じた。
大公が乗ってきた馬車は外見は質素だが、中は結構乗り心地のいい空間となっていた。あまり舗装されていない道を走ってもそれほど揺れていない。凄い。
俺とエルトリオンは並んで座り、その向かいに大公と美女が腰掛ける。美男は御者席だ。窓には薄いレースのようなカーテンで覆われており、外から見えないようになっていた。大公曰く「私を消したい人間は山ほどいるからねぇ」とのこと。怖い。でも大公なら簡単に返り討ちしそうな気も……。
「いやー出来るけど、人の形を残せるかどうか……」
スプラッターかよっ! 怖っ! 「大公は余計敵を作り過ぎです」と美女がズバッと言ってびびった。
「それから大公。この子たちの教育係は私のほうで探しますので」
「え? 私が直々に指導しようと思ったのだが?」
「大公の歪み切った価値観はこの子たちにとって悪影響でしかありません」
大公の歪み切った価値観ってなに? いや、知らないほうがよさそう。
「えーそんなに歪んでるかなぁ?」
大公は顎を摩った。ってか大公の口調というか態度が、家で見た時と違う気がするのだが……。
「兄さんに大公らしくしろって何度も言われてねぇ。面倒だけど一応外では大公らしく振る舞っているんだ」
俺の考えてることが分かったのか大公が答える。ってか俺思考読まれ過ぎじゃね? まぁ、貴族は体面を何よりも気にするっていうからなぁ。でも外面剥がれるの早くね?
「どうせ魔塔で暮らしていればバレることだし、変な理想を勝手に抱かれても面倒だしね」
また考えを読まれた。そんなに顔に出やすいのか俺? でも確かに生活圏の中まで外面するのは疲れるよなぁ。大公も大変だぁとしみじみ思っていら「ぶっ」と噴き出す声が聞えた。声のする方をみると大公が片手で顔を覆い方を震わせていた。な、なに?
「……はぁ、君ってほんと面白い子だね」
面白いってなにが? 大公は「楽しみが増えた」とくつくつと笑い、そんな大公を美女が呆れた顔で見ていた。
「? エル?」
不意に視界の隅でプラチナブロンドヘアーがゆらゆら揺れているのが見え、隣を見るとエルトリオンが眠気と戦っていた。俺の部屋で沢山泣いたから疲れたのかもしれない。
「寝るなら肩貸すぞ?」
「でも……」
エルトリオンがちらりと大公を見る。あ、お偉いさんの前で寝るのは流石に不謹慎か。
「私のことは気にせず寝なさい」
父親のような表情を浮かべる大公にエルトリオンは遠慮していたが、結局眠気に勝てず俺の肩に頭を預けて目を閉じた。
「大公、ありが……」
お礼の言葉を言おうと大公を見たら、大公の顔が父親のような表情から胡散臭い笑みへと変わっていた。
「エルトリオン君には悪いが、少々眠ってもらったよ」
は? 眠って? え? 待って、それってまさか精神魔法……。
「ああ、安心したまえ。次の目的地で目を覚ますし、物理で覚まさせることができるほどの軽いものだ」
笑顔で殴るポーズをするのやめてください。精神魔法があることはヴィレ叔父から聞いてる。でもその魔法は厳しい制約が沢山あって、許可範囲を超えた場合例え王族だろうが重い罰が下されると言っていた。つまり大公がエルトリオンに使ったのは許可範囲内ってことなのか? でもなんで?
「いやー、君たちを迎えに行った時からずっと君に気付かれないように私のことを睨んでいてね。流石にずっとは辛いだろうから睡眠魔法を使わせてもらった」
エルトリオォォォンッ! ちょっ! 喧嘩腰過ぎませんっ!? そんな子でしたっけ!? あなたっ!?
「あははっ! エルトリオン君の睨みはまるで毛を逆立てた子猫のようで可愛かったぞ? ……だが、それぐらいの警戒心と疑いを持つことはいいことだ。残念なのはそれをまったく隠す気がないということだな!」
声をあげて笑う大公を美女が思いっきり冷めた目で見ていた。大公はひとしきり笑った後俺のほうを見た。
「逆に君は私に対して疑いを持っていないようだね?」
疑い……というか。んー……。
「母は大公は信頼できるお方だと言いました。そして大公は母を信頼しこの体質のことを明かしました」
俺自身いまいちこの力の凄さを実感できないが、あの話し合いの場の雰囲気からしてヤバい力だということは理解している。本来なら大公はこのことを公にするつもりはなかったはずだ。母さんが邪なことを考えず正しい判断を下せる人であると大公は信じた。
「私は母と大公の信頼を信じます」
「なるほど」
大公が笑みを深めたが眼差しはこっちを探っているように見える。
(……まさかなんとなく大公の手を離してはいけないと思ったなんて失礼過ぎて言えやしない)
ひとまず笑っとけ俺。
「さて、塔までは一週間ほど掛かるから、宿泊しながら行くことになる」
俺が何か隠していることは絶対気付ているだろうが大公はそれ以上なにも聞いてこず話題を変えた。ちなみに瞬間移動もあるらしいが身体に負荷が掛かることと、一週間ぐらい浮遊感と吐き気が止まらないという。何度もやっていれば馴れると大公は笑っているが、それは慣れというより麻痺してるだけじゃないすっか?
「さて、一つ目の宿場町まで時間はまだまだある。何か聞きたいことがあれば聞くよ?」
聞きたいこと……。
「えっと、雑用係として魔塔で雇ってもらうことは可能ですか?」
大公はきょとんとした顔をした後、大笑いをした。こっちは結構真剣な話なんだけど。解せぬ。
大公が来る少し前、玄関ホールで。
「うぅ。お二人がこんなにご立派になって……じぃやはうれしゅうございます」
バードがおいおいと泣いている。母さん何をどう説明したの?
「お二人とも悪い人には気を付けてくださいねっ! 危なくなったら遠慮せずあそこを蹴り上げてくださいねっ!」
拳を握るメイドのアニーさん。あそこってあそこだよねっ! あそこがキュッとなったよっ!
「そうです。崩れ落ちたところを膝で顔面をこう……」
もう一人の年配のメイドのカミラさんが膝を持ち上げる動作をしている。やけに様になっているのが怖いっ!
「いいですか? 嫌がらせを受けた時はこの粉を相手のご飯にちょちょっとですね……」
料理長のベンさんは何を渡そうとしてるのかなっ!? 何をっ!? いらないからっ!
話す内容は物騒だが、みんな目が真っ赤だった。兄ちゃんたちが家を出る時もみんな目を真っ赤にしていたな。ほんとみんな優しくていい人たちだ。……時々物騒な言葉が飛んでたりしてたけど。
「マルク、エルトリオン。すまない。私にもっと魔法の知識があれば……」
自分を攻めるヴィレ叔父さんに俺は「ヴィレ叔父さんは悪くない」と首を振った。ヴィレ叔父さんは魔法の正しい扱い方、そして魔法の恐ろしさをきちんと教えてくれた。ヴィレ叔父さんがいなければ俺は調子に乗って魔法を使っていたに違いない。第一今回の件は誰もが予想だにしてなかったことだし、俺のこの体質について情報がほとんどないと大公は言っていた。ヴィレ叔父さんは偶然その力を知っただけのこと。
「俺たちにとってヴィレ叔父さんは自慢の魔法の先生だよ」
ヴィレ叔父さんは一瞬目を見開き、そして泣きそうな顔で「……そうか。ありがとう」とこぼした。
「男爵夫人、急かすような真似をしてすまなかったね」
大公の言葉に母さんは「いえ」と首を緩く振り、「マルク、エルトリオン」と俺たちのほうを見た。
「大公の元でしっかりと学びなさい」
母さんは母としてではなく男爵夫人として俺たちを見ていたので、俺はスッと背筋を伸ばした。
「はい、母上。フランソン男爵家の名に恥じぬよう頑張ってまいります」
「ぼ……私も、がんばります。………フランソン男爵家の名に恥じぬよう」
エルトリオンは最後の言葉を緊張気味に言った。きっと自分が言っても大丈夫なのか不安になったのだろう。俺は大丈夫だとエルトリオンの手を強く握った。不意に母さんがふっと小さく笑みを浮かべた。
「マルク、エルトリオン。貴方たちは私たちの誇りよ」
その言葉は家の名というより家族という思いを強く感じた。
大公が乗ってきた馬車は外見は質素だが、中は結構乗り心地のいい空間となっていた。あまり舗装されていない道を走ってもそれほど揺れていない。凄い。
俺とエルトリオンは並んで座り、その向かいに大公と美女が腰掛ける。美男は御者席だ。窓には薄いレースのようなカーテンで覆われており、外から見えないようになっていた。大公曰く「私を消したい人間は山ほどいるからねぇ」とのこと。怖い。でも大公なら簡単に返り討ちしそうな気も……。
「いやー出来るけど、人の形を残せるかどうか……」
スプラッターかよっ! 怖っ! 「大公は余計敵を作り過ぎです」と美女がズバッと言ってびびった。
「それから大公。この子たちの教育係は私のほうで探しますので」
「え? 私が直々に指導しようと思ったのだが?」
「大公の歪み切った価値観はこの子たちにとって悪影響でしかありません」
大公の歪み切った価値観ってなに? いや、知らないほうがよさそう。
「えーそんなに歪んでるかなぁ?」
大公は顎を摩った。ってか大公の口調というか態度が、家で見た時と違う気がするのだが……。
「兄さんに大公らしくしろって何度も言われてねぇ。面倒だけど一応外では大公らしく振る舞っているんだ」
俺の考えてることが分かったのか大公が答える。ってか俺思考読まれ過ぎじゃね? まぁ、貴族は体面を何よりも気にするっていうからなぁ。でも外面剥がれるの早くね?
「どうせ魔塔で暮らしていればバレることだし、変な理想を勝手に抱かれても面倒だしね」
また考えを読まれた。そんなに顔に出やすいのか俺? でも確かに生活圏の中まで外面するのは疲れるよなぁ。大公も大変だぁとしみじみ思っていら「ぶっ」と噴き出す声が聞えた。声のする方をみると大公が片手で顔を覆い方を震わせていた。な、なに?
「……はぁ、君ってほんと面白い子だね」
面白いってなにが? 大公は「楽しみが増えた」とくつくつと笑い、そんな大公を美女が呆れた顔で見ていた。
「? エル?」
不意に視界の隅でプラチナブロンドヘアーがゆらゆら揺れているのが見え、隣を見るとエルトリオンが眠気と戦っていた。俺の部屋で沢山泣いたから疲れたのかもしれない。
「寝るなら肩貸すぞ?」
「でも……」
エルトリオンがちらりと大公を見る。あ、お偉いさんの前で寝るのは流石に不謹慎か。
「私のことは気にせず寝なさい」
父親のような表情を浮かべる大公にエルトリオンは遠慮していたが、結局眠気に勝てず俺の肩に頭を預けて目を閉じた。
「大公、ありが……」
お礼の言葉を言おうと大公を見たら、大公の顔が父親のような表情から胡散臭い笑みへと変わっていた。
「エルトリオン君には悪いが、少々眠ってもらったよ」
は? 眠って? え? 待って、それってまさか精神魔法……。
「ああ、安心したまえ。次の目的地で目を覚ますし、物理で覚まさせることができるほどの軽いものだ」
笑顔で殴るポーズをするのやめてください。精神魔法があることはヴィレ叔父から聞いてる。でもその魔法は厳しい制約が沢山あって、許可範囲を超えた場合例え王族だろうが重い罰が下されると言っていた。つまり大公がエルトリオンに使ったのは許可範囲内ってことなのか? でもなんで?
「いやー、君たちを迎えに行った時からずっと君に気付かれないように私のことを睨んでいてね。流石にずっとは辛いだろうから睡眠魔法を使わせてもらった」
エルトリオォォォンッ! ちょっ! 喧嘩腰過ぎませんっ!? そんな子でしたっけ!? あなたっ!?
「あははっ! エルトリオン君の睨みはまるで毛を逆立てた子猫のようで可愛かったぞ? ……だが、それぐらいの警戒心と疑いを持つことはいいことだ。残念なのはそれをまったく隠す気がないということだな!」
声をあげて笑う大公を美女が思いっきり冷めた目で見ていた。大公はひとしきり笑った後俺のほうを見た。
「逆に君は私に対して疑いを持っていないようだね?」
疑い……というか。んー……。
「母は大公は信頼できるお方だと言いました。そして大公は母を信頼しこの体質のことを明かしました」
俺自身いまいちこの力の凄さを実感できないが、あの話し合いの場の雰囲気からしてヤバい力だということは理解している。本来なら大公はこのことを公にするつもりはなかったはずだ。母さんが邪なことを考えず正しい判断を下せる人であると大公は信じた。
「私は母と大公の信頼を信じます」
「なるほど」
大公が笑みを深めたが眼差しはこっちを探っているように見える。
(……まさかなんとなく大公の手を離してはいけないと思ったなんて失礼過ぎて言えやしない)
ひとまず笑っとけ俺。
「さて、塔までは一週間ほど掛かるから、宿泊しながら行くことになる」
俺が何か隠していることは絶対気付ているだろうが大公はそれ以上なにも聞いてこず話題を変えた。ちなみに瞬間移動もあるらしいが身体に負荷が掛かることと、一週間ぐらい浮遊感と吐き気が止まらないという。何度もやっていれば馴れると大公は笑っているが、それは慣れというより麻痺してるだけじゃないすっか?
「さて、一つ目の宿場町まで時間はまだまだある。何か聞きたいことがあれば聞くよ?」
聞きたいこと……。
「えっと、雑用係として魔塔で雇ってもらうことは可能ですか?」
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