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ざっくりと人物紹介
しおりを挟む洋(15歳)
異世界転生者。前世の記憶を思い出す前、黎明に文明機器を話していたが、本人もよくわかっていない状態だった。崖でつけた傷(本人はそう思っている)による高熱で前世を思い出すが、その代わりに黎明のことも黎明に話したことも全部忘れた。
都に来た時「めっちゃ文明的ー!」と一人驚いてた。物欲があまりない。
黎明に囲われていることも、金の卵を産む鶏とも呼ばれていることも知らない。
後に黎明の手綱を握る者と呼ばれるようになる(もちろん本人知らない)
最近、夜中の庭に若い男の亡霊が出てひびっている。
黎明(17歳)
竜人特有の青い髪と金色の目を持つ男。洋と再会して歓喜したのも束の間、自分のことも含め語ってくれた不思議な話も全部忘れており一人ショックを受ける。自分に懐いてくれた洋を手元に置きたくて、開かずの間となっていた宮に清掃係という名目で閉じ込めた。
洋に思い出してほしくてあれこれ道具やお菓子を持っていくが、洋の薄い反応にちょっぴり泣きそう。洋が運命の番だと周りに誤解させたが、それもいいなと本人は思っている。洋を正妃や側室に迎えたいとは考えていない。
母と共に馬車ごと落ちた場所は洋の村からかなり離れた場所で、一日二日ではたどり着けない。黎明の中に流れている竜人の血(正確には竜人の姫君)が彼だけを守り、安全場所(洋の村)まで連れて行った。殺せと黎明に言ったのは竜人の姫君。
母を探そうとしなかった自分を薄情者だと思っているが、そもそも竜人は人間と違って家族に対する愛情が希薄なので、それに影響している。
劉伶(20歳)
元貴族で元孤児。黎明に拾われて以来彼に絶対的忠誠を誓っており、黎明のためならなんでもする男。洋が黎明にとって大切な存在だと知り、自力で探し出し村に後宮での働き手の案内を出した。もちろん予め洋のことは調査済みで絶対来るだろうと確信していた。男の後宮で黎明と洋が偶然出会うように画策した。
洋を見つけ出し連れ去ることもできたし、権力でものを言わすこともできが、自分が幼少期の時にそれらを体験しているのでしなかった。
最近、洋のことを弟みたいで可愛いと思っている。
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