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魔性の女
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城内の騒ぎがあった翌日、ミシェルはレオから話があると王の部屋へ呼ばれた
「ミシェル、ああ昨日はすまない 不安だったろう?」
「ええ、でも私の事より・・レオの方が酷く疲れた顔をしているわよ?寝ていないのね?」
「ああ、酷い一日だったよ、サンドラが謀反を企てたんだ、息子のフィリップを王に据え置いて父の公爵に実権を握らそうとしていたらしい」
「なんて事を・・・」
王妃サンドラと国王レオニダスの間には2人の子供がいる 10歳の王子フィリップと7歳のアマンダ王女 レオニダスは2人を可愛がっていた
「サンドラと公爵家を処分する事にはなるだろう、子供達も継承権が外される 謀反に関わった者達は処刑だ、私の子供なのに王妃がしたことで、
血の繋がりを・・断たなければいけなくなった なんて事だ・・・」
「レオ・・・子供達は巻きこまれただけでしょう? それでも、罰を受けなければならないの?」
「・・・ああ・・・王家の決まりだ セシルに次の継承権がいく それは構わない、
誰が王位を継ごうとどうでもいい・・・」
レオは両手で顔を覆っている、泣いているのだろう
「きっと、バチが当たったのだろう・・・
セインから君を奪ったバチが・・・」
「レオ・・・?」
「魔女に頼んだ!セインの記憶を消してくれと!何も思いださ無い様に消してくれと・・・」
「どうして、そんな・・仲の良い兄弟なんだって、大好きな兄だって、セインは言っていたわ」
「ああ、大好きな弟だったよ 君と会うまでは・・・ 君を欲しいと思う気持ちが、あの時 このままセインが死ねば君は私のものになると、そう思ってしまった・・・
ミシェル・・君は・・魔性の女だ、こんなにも苦しい、まだ心は君に焦がれる思いで一杯だ」
「・・・勝手なことを」
私の中に怒りが込み上げる
「ミシェル?」
「みんな勝手よ、何が魔性の女よ セインもレオも自分の欲を私に押し付けただけじゃない、私を蹂躙して支配したかっただけでしょう?私の気持ちを考えてくれた事が一度でもあったというの?」
「ミ、ミシェル 私は君を愛しているんだ」
「・・・」
私はレオを一瞥すると、部屋から飛びだした
「もっと、早くにこうすれば良かった」
もう、誰かに振り回されるのは嫌、
ミシェルは自分の部屋に入ってドアに鍵をかけた
「魔女のおばあさん、会いたいわ 覗いてるならここに来て!」
きっと,どこかから見ているのだろう
そう思い口に出して魔女に話しかける
「ヒヒ、バレてたのかい?」
振り向くとソファに魔女が座っていた
「私、ここから逃げたいの 力を貸して!」
「いいよ、私のとこへおいで、飼ってあげるさぁ 嬉しいねぇ~」
「息子も連れて行きたいの」
「未来の国王候補を攫うのかい?」
「レオは言ったわ、誰が王位を継ごうとどうでもいいって、じゃあセシルじゃなくてもいいじゃない、他の誰かが継げばいいのよ」
「ああ、そうかい?お前さんがあの男を捨てるのかい?これは面白いねぇ、どうなるか楽しみさぁ 逃げれないと思っている女が忽然と消えるわけだ!堪らないねぇ、これをつまみにワインが美味く飲めそうだよ」
「私にもワインをご馳走してね?」
「そりゃあ、いい 乾杯しようじゃないか、お前さんが手に入るなら、この城にも呼ばれても、もうこないさぁヒヒヒヒッ!」
その日、城からミシェルとセシルの姿が忽然と消えた
それっきり、2人の姿を見た者はいない
「ミシェル、ああ昨日はすまない 不安だったろう?」
「ええ、でも私の事より・・レオの方が酷く疲れた顔をしているわよ?寝ていないのね?」
「ああ、酷い一日だったよ、サンドラが謀反を企てたんだ、息子のフィリップを王に据え置いて父の公爵に実権を握らそうとしていたらしい」
「なんて事を・・・」
王妃サンドラと国王レオニダスの間には2人の子供がいる 10歳の王子フィリップと7歳のアマンダ王女 レオニダスは2人を可愛がっていた
「サンドラと公爵家を処分する事にはなるだろう、子供達も継承権が外される 謀反に関わった者達は処刑だ、私の子供なのに王妃がしたことで、
血の繋がりを・・断たなければいけなくなった なんて事だ・・・」
「レオ・・・子供達は巻きこまれただけでしょう? それでも、罰を受けなければならないの?」
「・・・ああ・・・王家の決まりだ セシルに次の継承権がいく それは構わない、
誰が王位を継ごうとどうでもいい・・・」
レオは両手で顔を覆っている、泣いているのだろう
「きっと、バチが当たったのだろう・・・
セインから君を奪ったバチが・・・」
「レオ・・・?」
「魔女に頼んだ!セインの記憶を消してくれと!何も思いださ無い様に消してくれと・・・」
「どうして、そんな・・仲の良い兄弟なんだって、大好きな兄だって、セインは言っていたわ」
「ああ、大好きな弟だったよ 君と会うまでは・・・ 君を欲しいと思う気持ちが、あの時 このままセインが死ねば君は私のものになると、そう思ってしまった・・・
ミシェル・・君は・・魔性の女だ、こんなにも苦しい、まだ心は君に焦がれる思いで一杯だ」
「・・・勝手なことを」
私の中に怒りが込み上げる
「ミシェル?」
「みんな勝手よ、何が魔性の女よ セインもレオも自分の欲を私に押し付けただけじゃない、私を蹂躙して支配したかっただけでしょう?私の気持ちを考えてくれた事が一度でもあったというの?」
「ミ、ミシェル 私は君を愛しているんだ」
「・・・」
私はレオを一瞥すると、部屋から飛びだした
「もっと、早くにこうすれば良かった」
もう、誰かに振り回されるのは嫌、
ミシェルは自分の部屋に入ってドアに鍵をかけた
「魔女のおばあさん、会いたいわ 覗いてるならここに来て!」
きっと,どこかから見ているのだろう
そう思い口に出して魔女に話しかける
「ヒヒ、バレてたのかい?」
振り向くとソファに魔女が座っていた
「私、ここから逃げたいの 力を貸して!」
「いいよ、私のとこへおいで、飼ってあげるさぁ 嬉しいねぇ~」
「息子も連れて行きたいの」
「未来の国王候補を攫うのかい?」
「レオは言ったわ、誰が王位を継ごうとどうでもいいって、じゃあセシルじゃなくてもいいじゃない、他の誰かが継げばいいのよ」
「ああ、そうかい?お前さんがあの男を捨てるのかい?これは面白いねぇ、どうなるか楽しみさぁ 逃げれないと思っている女が忽然と消えるわけだ!堪らないねぇ、これをつまみにワインが美味く飲めそうだよ」
「私にもワインをご馳走してね?」
「そりゃあ、いい 乾杯しようじゃないか、お前さんが手に入るなら、この城にも呼ばれても、もうこないさぁヒヒヒヒッ!」
その日、城からミシェルとセシルの姿が忽然と消えた
それっきり、2人の姿を見た者はいない
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