『アンダーワールド・続編』冥王VS人間~魑魅魍魎の戦が今始まる~

八雲翔

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番外編 冥界

除去エキスパート任命?

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「そういえば弥生ちゃん、

レベル上がってるよね。

式神課のお手伝いでも驚いたんだけど、

更に上達してる? 」

新田が驚いた顔で言った。

「そうそう。除去スキルも高いし、

牧野なんか、

弥生ちゃんに助けられてたからね」

エナトが笑いながらサブレを口に入れた。

「なんですと? 」

冥王が目を見開いて牧野を見た。

「な、なんだよ。ちょっと油断しただけだろ」

牧野がそっぽを向いた。

「牧野君が勇者だとしたら、

弥生ちゃんは魔法使い戦士ですね」

向井も笑顔で弥生を見た。

「牧野君は勇者失格ですね。

パーティから外しますか………

ここで小間使いからスタートさせて………」

「なんでさ。やだよ。俺強くなってるぞ。

たまの失敗は仕方ねぇよ。

オヤジはあの悪霊を見てないから、

そんなこと言うんだよ。

勇者牧野は俺なの! 」

胸を張る言い分に冥王達はあきれ顔になった。

「それじゃ下界で不正が明るみに出ても、

私は悪くない、辞めないって言っている、

権力者と変わらないですね」

向井の言葉に皆が笑った。

「まぁ元々ポンコツ勇者だしね」

妖鬼も言うと、

「こうなったら、

弥生ちゃんの手が空いてるときは、

除去エキスパートに任命するので、

牧野君の補助をお願いできますか? 」

冥王が弥生を見た。

「いいですよ。もちろん給料上がるんですよね。

エキスパートなんですから、

手当がないと」

「ははは、弥生ちゃんも言うね~」

オクトが笑い、みんなも声をたてて笑った。

「もちろんですよ。

ポンコツに給料アップは出来ませんけど」

冥王もにっこり笑った。

面白くなさそうな牧野をのぞいて、

皆は楽しそうにおやつを食べた。



それからしばらくして、

冥王達がいつものようにイベントに向けて、

新しいシャカシャカを出すと、

ニューバージョンを作っていた。

「今度はさ。

シャカシャカにひとつまみの、

清め塩が入るらしいわよ」

トリアが笑った。

「何でもこの前、

牧野君が悪霊退治に行った時、

冥王に持たされた塩をぶつけたら、

悪霊が怯んだんだって。

だから効果は実証済み? 」

エハも面白そうに話した。

「あぁ~だから今日はこれを渡されたんですね」

向井も納得したように

腰のホルダーから霊玉を取り出した。

「なに? なんか違うの? 」

新田も不思議そうに向井の手のひらをのぞいた。

「これには清め塩が練り込まれてるんですよ。

セイくんからお塩の玉だって言われて、

何だろうと思ってたんですけどね」

向井は笑いながら新田にも、

ホルダーを手渡した。

新田も不思議そうに玉を取り出すと、

光りに透かして見た。

「別にいつもと変わらない玉だけどね」

「撃ってみればわかるんじゃない? 」

トリアが言い、

「今日は牧野&弥生ちゃんコンビが、

エナトとオクト、アン、セーズで、

魔境に向かったから、

帰ってきたら牧野がどうだったか聞かないとね。

楽しみ~」

ウヒヒと楽しそうに笑った。
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