『アンダーワールド・続編』冥王VS人間~魑魅魍魎の戦が今始まる~

八雲翔

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番外編 弥生の仕事

ソフトクリームに大はしゃぎ

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食堂では牧野達が少し遅い朝食を取っていた。

明け方から下界に下りて行ったので、

牧野の腹も限界だったのだろう。

フレンチトーストとおにぎり定食を、

二つ並べて食べている姿があった。

周りもあきれ顔で笑って見ていた。

「あの子の魂は昔から大食漢なんでしょうかね」

冥王も笑うと、チビと一緒にカウンターに行った。

「ソフトクリームくださいな」

こんが上を向いて言った。

優香がカウンターから下をのぞくと、

「今日は約束のチョコレートにしたからね」

と笑った。

「カップとコーンとどっちがいい? 」

ドセが聞く。

「コーン」

チビ達が声を揃えて言う姿に、

大人達も笑った。

「向井さん達も食べるでしょ? 

どっちにする? 」

「俺はコーンかな」

「俺も」

向井と妖鬼はそう言ってから、

アンと冥王を振り返った。

「私はカップがいい。冥王は? 」

「ん~私はコーンで」

「はい。じゃあ、ちょっと待っててね」

ドセは機械で作ると、チビ達に一つ一つ手渡す。

「落とさないように気をつけてね」

アンが注意し、

向井が近くのテーブルにキッズチェアーを持ってくると、

妖鬼と手分けして座らせた。

チビ達のソフトクリームを見て、

朝食を食べ終えた牧野がトレイを持ってやってきた。

食器を返却すると、

「俺もソフト食べたい。コーンで」

あとから佐久間たちもやってくると、

「私達にもソフトクリームお願いします」

と言った。

皆で食べていると、

「ねぇ、バニラとチョコのミックスって出来ない? 」

牧野がドセに聞いた。

「ミックスってなんじゃ? 」

呉葉が牧野を見た。

「ん? だからさ~このソフトクリームが、

半分がチョコで半分がバニラみたいなやつ」

その言葉にチビ達の目が見開いた。

「チョコとバニラが~いっしょにたべれるの? 」

こんが言う。

そんなチビ達の様子に大人達が笑っていると、

「出来るよ」

セーズが奥から出てきて言った。

「だったらさ~今度はミックスも作ってよ」

「いいけど、チョコとバニラがいいの? 」

優香がカウンターに前かがみになると、牧野を見た。

「俺が好きなのはチョコとバニラなんだけど、

チビが好きなストロベリー、苺もいいかなって」

「イチゴ? 」

三鬼が夢中になって食べていたソフトから、

顔をあげた。

「ははは。そうだね。次はミックスにしようか」

セーズも笑うと言った。

「ついでに優香達も食べられるように、

蜜実のバニラもレパートリーに入れたら? 」

「あっ、それいい~」

どこからか声が聞こえてきたと思ったら、

河原が入ってきた。

「今、天上界から果物届いたんだって~」

ニコニコ笑いながら、セイと一緒に入ってきた。

「今回は蜜実とこれ新しい果実。

バナナみたいなんだって。

甘くて、少しシャリッとしてるって言ってた」

セイが箱を置いて、ふたを開けた。

「うわ~いい匂い。柑橘系の香り」

河原が笑顔になった。
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