『アンダーワールド・続編』冥王VS人間~魑魅魍魎の戦が今始まる~

八雲翔

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続編 国の誤算

動きを止められた田口

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除去を終えて休憩所に戻ると、

牧野達がバーガーを食べている姿があった。

向井達が入ってきたのに気づくと、

新田が手をあげた。

二人がテーブルに近づくと、

「これ、白エビとホタルイカだって」

「凄く美味しい」

牧野と安達が嬉しそうに頬張っていた。

「じゃあ、俺達もそれにしよう」

ディッセが言い、向井と店に向かった。

テーブルに戻ると、

「どうだった? 」

新田が聞いた。

「ここはいつもと変わらないかな」

「悪霊が楽しそうにダンスをしてましたよ」

ディッセと向井は笑うと、

バーガーを食べ始めた。

「この後はゆっくり進んで、

喫茶店まで戻ろう。

景色を確認しながら行けば、

違いも分かるかもしれないからさ」

ディッセは奥の客が食べる丼を見て立ち上がった。

「俺、白エビ丼も頼もう」

「じゃあ、俺も~」

牧野もディッセの後を追って行った。

「よく食べるね」

黒谷も笑うと、

「俺、たい焼き食べたい」

安達がバーガーを食べ終えると、

店の看板を見て指さした。

「美味しそうですね~」

「じゃあ、おやつに買って帰る? 」

黒谷が言い、

安達と毘沙門天を連れてカウンターに歩いていった。

「何買いに行ったの? 」

牧野が戻ってくると椅子に座る。

「たい焼きを食べたいそうです」

向井が最後の一口を食べると言った。

「この分だと、帰るのは夜になっちゃうね」

新田が珈琲を飲みながら外を見た。

「そうだね。喫茶店に着くまでに中央を抜けるから、

あと、もう一ヵ所寄らせてもらうよ。

黒地に挟まれた捨て地を通るから、

分かりやすいと思うんだ」

ご飯を食べながらディッセが言う。

「面倒だし、喫茶店に泊まろうよ」

牧野が食べながら皆の顔を見た。

「そうですね。チビ達も明日帰るそうですから」

向井も頷くと珈琲を飲んだ。

「おっ、ずいぶん買って来たね」

袋を持って戻ってきた三人にディッセが笑った。

「たい焼きには色んな味があるんですね。

私も驚きました」

毘沙門天が笑った。

「何味買ってきたのさ」

牧野は丼を食べながら安達達を見た。

「あんこ、キャラメル、ウィンナー、ハムチーズ、

チョコ、チーズ、カスタード、カレー、ツナマヨ~」

「全種類買ってみた」

安達と黒谷が笑って説明した。

「あと梨の最中も買ったよ」

安達が嬉しそうに袋から出した。

「いいね~食べながら帰ろう」

呆れる大人達を気にすることなく、

牧野はご飯をかっ込んだ。


帰りは新田が運転し、

向井が助手席に座った。

牧野と安達、毘沙門天は並んでベッドに座り、

寄りかかってTVを見ていた。

「キャラメルとチョコは半分こな」

牧野がそういって二つに割って安達に渡した。

「頭と尻尾を繫げて~

二つの味のたい焼き~」

牧野が楽しそうに繋げて笑う。

三人で楽しそうな様子に、

黒谷とディッセもソファーにもたれて笑った。
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