『アンダーワールド・続編』冥王VS人間~魑魅魍魎の戦が今始まる~

八雲翔

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続編 捨て地対黒地

賑やかな休憩室

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「何買ってきたの? 」

「おさかなのおかし~」

「びみだぞ」

三鬼と呉葉が振り返った。

妖鬼が上から箱をのぞくと、

「へえ~俺も食べよ」

鬼道もソファーに座った。

「二人もココア飲む? 」

真紀子が聞くと、

「飲む~」

と手をあげた。

笑いながら真紀子がキッチンに行く。

「夜はね~色んなおつまみとおかずがあるから、

セーズが炊き込みのおにぎりにするって言ってたよ」

セイも美味しそうに食べながら話した。

すると冥王が伸びをして起き上がった。

「いい匂いがします」

「よく寝てたわね」

シェデムが笑った。

「ああいう者達との話は疲れるんですよ。

あっ、おやつですか? 」

冥王の顔が輝いた。

「冥王もココア飲みますか? 」

キッチンから真紀子が声をかけた。

「飲みます~マシュマロも入れてください」

おやつを手に振り返った。

その時廊下から賑やかな声が聞こえてきた。

「あっちも目が覚めたんだ」

カトルセが笑った。

「おやつの時間だぞ~♪ 」

牧野が飛び込んでくると、

安達と究鬼、ニットンもやってきた。

真紀子はそれを見てカップの数を増やした。

向井も手伝いに立ちあがった。

「おっ、可愛いおやつだ。

中身は何? 」

「あんこだよ。米粉の生地でもっちりして美味しいよ。

チョコやバニラ、フルーツもあるよ」

アートンが説明した。

「なんか太った魚? 」

牧野が笑うと口に入れた。

「! 美味い! 」

「だろう? 」

新田も笑った。

「はい。ココアですよ」

真紀子と向井がトレイに乗せて運んできた。

「ありがとう」

それぞれ受け取ると安達はチョコクリームをとった。

「美味しい~おもち? 」

「求肥です。白玉粉などを甘くして練ったものなので、

おもちのような食感なんですよ」

向井が説明した。

「牧野君はいいとして、

皆さんは夜にも美味しいものがあるので、

食べすぎないように」

パクパク食べる姿に向井が笑った。


夕食の支度をしてると、

坂下とヴァンとエハが戻ってきた。

「あれ? 今日は二人も一緒に喫茶店に行ったの? 」

ディッセが皿を並べながら三人を見た。

「玲子さん達は動画の撮影で出掛けて行ったからさ」

ヴァンが言った。

「あっ、そうか」

「今日はお客さんの数が多くて、

急遽お手伝いを頼んだら二人が来てくれたんです」

坂下がキッチンに向かいながらディッセを見た。

「私は初めてレトロエプロン着た~

昔の喫茶店の店員さんみたいで可愛いよね~」

エハが嬉しそうに話しながら手を洗う。

「みんな帰って来たかな? 」

セーズが配膳ロボと一緒に入ってきた。

『トリニキテニャン』

ネコロボとイヌロボ、ウサギロボの三体が、

現在冥界の配膳ロボとして活躍中だ。

『キョウハオムスビダワン』

ファミレスからチビが騒ぐので、

究鬼と妖鬼、ディオが試行錯誤で作った、

冥界版ロボットである。

ヴィヴィからはチープだと笑われているロボットだが、

馬鹿にするなかれ。

性能はかなりいい。

チビのお守りもできる優れものだ。

『オスイモノダピョン。

ジブンデヨソウダピョン』

ロボットは器用に動きながらキッチンへと移動していった。

「これができてから楽になったな~」

セーズが笑いながら配膳ワゴンに乗せた残りのおかずを、

テーブルに並べた。

「おむすびは鯖、鶏とごぼう、枝豆とタケノコ、

さつまいもと栗、煮卵とチーズの五種類だよ」

ドセが説明した。

「豪勢じゃん」

牧野が嬉しそうに笑うと、キッチンに歩いてきた。

皆でおむすびの大皿をテーブルに運ぶ。

「お吸い物はえびしんじょとはんぺんとお麩です。

お好きな方を取ってください」

向井と坂下、佐久間が運んでくると、

皆に選ばせた。

チビ達にはそれぞれ食事トレイに乗せて、

キッズチェアーに運んだ。

サラダにお吸い物、小さなおむすび、ソーセージ、

ホットリンゴジュースが並べられた。

「スープにまりがはいってるぞ」

呉葉が驚いて弥生を見上げた。

「それは手毬麩ですよ」

向井が言うと、

「かわいい~」

チビ達がきゃあきゃあ騒いで賑やかさを増した。

「こんな時代が下界にも訪れるといいいですね」

毘沙門天が笑顔になると、

「ほんにの~」

河伯も酒を飲みながら笑みを浮かべた。
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