どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

文字の大きさ
14 / 112

グレスは悪くない②

しおりを挟む
騎士がベランダの中に入り生徒達は驚きと戸惑う生徒がいた。
「そこの彼と彼女に話しがある私達と一緒に来てくれないか?」
「……」
「…グレス様……」
グレスはシャーロットに手を差し出し立たせた後騎士と一緒に生徒達の側を離れた。
「ねぇ、本当にグレス様がジェシカ様を……」
「手を握られただけで振り払うこと事態おかしいだろう?」
「ジェシカ様…大丈夫かしら…この高さで落ちたのよ…もしかしたら……」
数人の女子達がもしかしたらジェシカの命が危ないと思う生徒達が泣き出す者もいた。
騎士から呼び出されたグレスとシャーロットは、王宮の廊下を歩きシャーロットは不安な顔を見せグレスは今ジェシカの生死を気にしていた。
騎士が歩く足を止め部屋の前に立ちノックをした。
「連れて来ました」
「入ってくれ」
部屋の中に通されたグレスとシャーロットはフレデリック王子とジェラルド王子がソファーに座り王子の側には騎士が立っていた。
「……」
「……」
「座ってくれ」
「……失礼します…」
「…し、失礼します…」
ソファーに座ったグレスとシャーロットを王子の二人は見て騎士に顔を向けた。
「彼等がジェシカ令嬢が落ちたベランダにいたのか?」
「はい、私の他に数名の騎士が見ていました」
「わかった…君達二人に聞くがジェシカ令嬢が何故ベランダから落ちたのか話してくれないか?」
「…あの…彼女は……」
グレスは、ジェシカが今どうなっているのか気になっていた。
「……まだ、医師の診察でわからない…頭を打ち血を流していた…意識が戻るのかもわからないそうだ……」
「……ぁぁ…」
「……」
シャーロットはフレデリック王子からジェシカの状態を聞き真っ青な顔で手で口を押さえて震えていた…グレスは、ジェシカの事を聞いて手を握り締め下を向いていた。
「先に二人の名前を聞きたい…」
「……グレス・デュラン……」
「……シャーロット・プティ…と言います……」
「…グレス……君が生徒達が話しをしていたジェシカ令嬢が追いかけていた男子だね?」
「……」
「ジェシカ令嬢が追いかけていた?」
「生徒達が話していたのを聞いたんだ……婚約者がいる彼をジェシカ令嬢が追いかけていると…」
「……君達は婚約者なのか?」
「はい…」
「…ジェシカ令嬢は君達と口論になりベランダから落ちたのか?」
「ち、違います…ジェシカ様がグレス様の手を掴んで連れて行こうとしたのです…だからグレス様はジェシカ様の手を離して…ジェシカ様が勝手に……」
「手を離しただけで彼女が自分から落ちたとでも?」
「あ…」
シャーロットは、フレデリック王子から言われ戸惑うばかりだった。






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

教養が足りない、ですって

たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。

【完】あの、……どなたでしょうか?

桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー  爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」 見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は……… 「あの、……どなたのことでしょうか?」 まさかの意味不明発言!! 今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!! 結末やいかに!! ******************* 執筆終了済みです。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢

岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか? 「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」 「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」 マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

母の中で私の価値はゼロのまま、家の恥にしかならないと養子に出され、それを鵜呑みにした父に縁を切られたおかげで幸せになれました

珠宮さくら
恋愛
伯爵家に生まれたケイトリン・オールドリッチ。跡継ぎの兄と母に似ている妹。その2人が何をしても母は怒ることをしなかった。 なのに母に似ていないという理由で、ケイトリンは理不尽な目にあい続けていた。そんな日々に嫌気がさしたケイトリンは、兄妹を超えるために頑張るようになっていくのだが……。

婚約破棄の代償

nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」 ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。 エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。

ある王国の王室の物語

朝山みどり
恋愛
平和が続くある王国の一室で婚約者破棄を宣言された少女がいた。カップを持ったまま下を向いて無言の彼女を国王夫妻、侯爵夫妻、王太子、異母妹がじっと見つめた。 顔をあげた彼女はカップを皿に置くと、レモンパイに手を伸ばすと皿に取った。 それから 「承知しました」とだけ言った。 ゆっくりレモンパイを食べるとお茶のおかわりを注ぐように侍女に合図をした。 それからバウンドケーキに手を伸ばした。 カクヨムで公開したものに手を入れたものです。

【完結済】婚約破棄から始まる物語~真実の愛と言う茶番で、私の至福のティータイムを邪魔しないでくださいな

をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
恋愛
 約束の時間に遅れ、さらには腕に女性を貼り付けて登場したアレックス殿下。  彼は悪びれることすらなく、ドヤ顔でこう仰いました。 「レティシア。君との婚約は破棄させてもらう」  婚約者の義務としての定例のお茶会。まずは遅れたことに謝罪するのが筋なのでは? 1時間も待たせたあげく、開口一番それですか? しかも腕に他の女を張り付けて? うーん……おバカさんなのかしら? 婚約破棄の正当な理由はあるのですか? 1話完結です。 定番の婚約破棄から始まるザマァを書いてみました。

恋人が聖女のものになりました

キムラましゅろう
恋愛
「どうして?あんなにお願いしたのに……」 聖騎士の叙任式で聖女の前に跪く恋人ライルの姿に愕然とする主人公ユラル。 それは彼が『聖女の騎士(もの)』になったという証でもあった。 聖女が持つその神聖力によって、徐々に聖女の虜となってゆくように定められた聖騎士たち。 多くの聖騎士達の妻が、恋人が、婚約者が自分を省みなくなった相手を想い、ハンカチを涙で濡らしてきたのだ。 ライルが聖女の騎士になってしまった以上、ユラルもその女性たちの仲間入りをする事となってしまうのか……? 慢性誤字脱字病患者が執筆するお話です。 従って誤字脱字が多く見られ、ご自身で脳内変換して頂く必要がございます。予めご了承下さいませ。 完全ご都合主義、ノーリアリティ、ノークオリティのお話となります。 菩薩の如き広いお心でお読みくださいませ。 小説家になろうさんでも投稿します。

処理中です...