どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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二人の王子達

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豪華な部屋で眠れないフレデリック王子が机の椅子に座り本を広げていた。
「……」
本を読んでいたが頭の中には入らずソワソワするばかりだった。
陛下に今日の事故を話しジェシカが治るまで城にいる許可がおりたが今のジェシカの容体が気になっていた。
「はあ…私が行っても邪魔になるだけだ…」
コンコン
「兄上、ジェラルドです」
「ジェラルド!?」
いつもなら早くに寝てしまうジェラルドに驚いていた。
「兄上…」
「どうしたんだ?いつもならこの時間は就寝しているだろう?」
「…そうだけど……ジェシカ令嬢が気になって……」
「……」
フレデリック王子は弟のジェラルド王子を見て『そうか…弟も…』と心の中でわかったようにジェラルド王子の顔を見ていた。
「…医師がついている…私達は、医師に任せるしかないんだ…」
沈んだ顔を見せるフレデリック王子を見て弟も『兄上も…』と心の中でわかったようにフレデリック王子の顔を見る事が出来ずに今はジェシカの事が心配だった。
「……少し様子を見に行ってはダメだろうか…」
「…少しなら良いのかも……」
二人の王子は部屋を出てジェシカがいる部屋へと向かった。
「……」
「……」
バタバタとメイド達が部屋を出たり入ったり大量のタオルを手に持ち、器には水が入り着替えの寝服を持っメイド達が騒がしく動いていた。
「……中で何が…」
「まさか…医師が言っていた熱ではないのか…?」
王子達は、お互い顔を見て急いで部屋の中へ入った。





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