どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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グレスの両親

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ジェシカの父親は、グレスの屋敷へ着いていた。
コンコン
「旦那様、お客様で御座います」
「客?誰なんだ?」
「リシャール公爵様がおみえですが…」
「リシャール?」
グレスの父親は誰だと思わず考え笑顔になった。
「そうか、リシャール公爵が来ているのか客室へ通してくれ」
「わかりました」
グレスの父親は「そうかそうか」と頷きながら書斎の机の椅子に座っていた腰を上げた。
コンコン
「あなた、お客様が来ていますと聞きましたわどなたですの?」
「ジェシカ・リシャールの父親が来ているようだ」
「何故公爵様が?」
「決まっているだろう、娘がグレスにフラれ続けているんだ父親が直接親同士で娘の為にグレスとの交際を頼みに来たのだろう」
「まあ…それでどうしますか?グレスにはシャーロットさんがいるのですよ」
「ふむ…話し次第でグレスとの交際を認めても良い、シャーロットさんには悪いがグレスとは婚約を取り消して貰おう」
父親は上機嫌で客室へと歩いた。
「待ってあなた、わたくしも一緒に居ても良いかしら?」
「ああ、リシャール公爵が娘の為に頭を下げる姿を見ようではないか」
「まぁ、趣味が悪いわよ」
「ハハハハ」
同じ公爵でもジェシカの両親の方は上位でもあり年上でもあった。社交場で会う時にはグレスの両親が先に挨拶をしていた。
「お待たせいたしました」
グレスの父親は笑みを見せ客室の部屋に入ったがジェシカの父親は険しい顔をグレスの両親に向けていた。
「え……?」
「あ…あなた…な、何故公爵様が怒っているのですか?」
グレスの両親は、ソファーから立とうとはしないジェシカの父親に戸惑っていた。





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