どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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見舞いか様子か…

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「グレス・デュラン君かな?」
「えっ!?…は、はい…」
「隣にいる女子は確か婚約者のシャーロット嬢だったかな?」
「あ…はい…」
グレスとシャーロットは、何故自分達の名前を知っているのか戸惑う姿を見せ笑顔を見せない貴婦人も気にはなっていた。
「君達二人の制服を見てわかったよ…王宮へ行くのは普通ないからね…」
「あ…あの……」
「ああ、紹介が遅れて済まない私達はジェシカの両親なんだ」
「「!」」
グレスとシャーロットはジェシカの両親に会うとは思わなかった。
「……す、すみませんでした…ジェシカさんに怪我を負わせるつもりはありませんでした…」
グレスはジェシカの両親に頭を下げシャーロットもグレスを見て頭を下げた。
「ああ…分かっているよ、あれは事故だったと言う事を……ただジェシカが手を掴んだからと言って振り払うのはどうかと思うが…」
「っ……」
「…娘もあんな酷い事故には成らなかっただろう…」
「……」
「……」
グレスとシャーロットは何も言えず下を向くばかりだった。
「…あなた達娘の様子を見に来たの?」
「え…」
ジェシカの母親が「見舞い」ではなく「様子」と言われグレスは戸惑った。
「娘を心配しているのでしたら両親にも話しをするべきではないの?」
「えっ!?」
「今日、君の屋敷へ行って披露宴で起きた事を話しをしたんだ。ご両親は驚いて何も知らなかったみたいだった」
グレスは、戸惑いジェシカの両親に頭を下げた。
「すみませんでした…両親に話しをと思ったのですが…ジェシカさんの事をまだ何も知らないので……」
「ジェシカの状態が分からなくても王宮で何があったのか話しをするべきではなかったのか?」
「あ……」
グレスは何も言えず顔色が悪くなるのをジェシカの父親は見て息を吐いた。
「……今もジェシカの意識は戻っていない…それだけ君達に伝えようせっかく来てくれたが帰ってくれないか」
「……」
「……」
グレスとシャーロットはジェシカの両親に頭を下げジェシカに会わず帰る事になった。
「……二人で一緒に来るなんて…ジェシカの怪我を見せるべきかしら…」
ジェシカの母親は、グレスがジェシカの怪我の状態を心配して一人で来ると思っていたが、普通に婚約者と一緒にいるグレスに呆れるばかりだった。







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