どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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ジェシカの幸せを願い

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娘のジェシカが熱が下がったと知らせを貰った両親は帰宅するのを止め王宮へ戻った。
「失礼します!医師様、熱が下がったと知らせを貰いましたが…」
「はい、少し微熱がありますがまずは問題ないでしょう」
「ああ…ありがとうございます…ありがとうございます…」
「ありがとうございます…医師様…」
「お礼は陛下と王妃様にお伝え下さい…娘様の側へ…」
「はい…」
両親はいつもの寝顔の娘を見て涙を流した。
苦しい顔を見せる事もなく安らいだ寝顔を見せ両親は安堵の顔を見せていた。
「後は、意識が戻るだけですが…頭を打っていますのでいつ頃に目を覚まされるのかが分かりません…」
「…待ちます…私達は娘が早く私達の元へ帰って来ますのを待ちます」
父親はジェシカの額を手で触り目を覚ます日を祈った。
「あの…医師様、娘の体が治りましたら私達の屋敷へ連れて帰っても良いでしょうか?」
「そうですね…その時になりましたら考えましょう…今は娘様が早く意識が戻りますようにわたくし達も治療を続けます」
「ありがとうございます」
「ありがとうございます…本当に…良かったわ…」
両親は熱が下がっただけでも嬉しかった。
「今夜は、娘と一緒に居ても良いでしょうか?」
「はい、わたくし達は隣の部屋にいますので…」
医師とメイド達は部屋を出てジェシカの側には両親だけとなった。
「高熱で魘されていましたのが嘘のようね…」
「ああ…陛下と王妃様になんとお礼をすれば良いのか…」
「…本当でしたら…わたくし達が陛下にお詫びをしなくてはいけませんのに…」
「…ジェシカには悪いがグレス・デュランは諦めるように話しをする…大怪我を負わせ、披露宴で起きた事を親に話しをせずに様子を見に来たと何も思っていないあの息子にジェシカが意識が戻り落ち着いた時に話しをしょう…」
ジェシカが、まだグレスに想いを寄せ我が儘を言ってもこればかりは許す事が出来ないと両親は思った。







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