どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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婚約者として

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「な…何度も言いますが…グレス様は悪くはありません…」
「……」
学園帰りの馬車の中でボーと馬車から見る窓をグレスが見ていた時、突然シャーロットがジェシカと起きた事故の話しをした。
「どうしたんだ急に……」
「……」
シャーロットはぎゅっと両手を握り締めポロポロと涙が零れ落ちた。
「シャーロット…!?」
「…皆酷いです…披露宴で起きた事を…グレス様のせいにするなんて……あんまりです…」
ポロポロと涙を流すシャーロットにグレスはハンカチを渡した。
「グレス様」
「…ありがとう、俺の為に泣いてくれて…」
「……私は、グレス様の婚約者です…グレス様は、何も悪くはありません…」
「……そうだな…だが先生の話しを聞いてベランダに行った俺達も悪かった…学園の披露宴だ…彼女はそれを注意する為に俺達の側に来たのかもしれない…」
「グレス様……」
「俺の事で君も辛い事が多かったと思う…」
「私の事は大丈夫です…でも、グレス様だけが悪いように言われますのはイヤです…ジェシカ様が目を覚ましました時にジェシカ様もグレス様の手を掴んで連れて行きました事をグレス様に謝って欲しいです…」
「シャーロット…」
シャーロットは、披露宴で起きた事はグレスのせいではなくジェシカのせいなのだと…グレスを思う気持ちが強く生徒全員がグレスのせいだと思うなら、自分だけでもグレスを支えなければとシャーロットは、ジェシカにグレスをこれ以上付きまとう事を止めて欲しいと意識が戻ったジェシカに話しをすると心に決めた。




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