どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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変化…

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ジェシカは王宮の薬で熱は下がったが目を覚ます事はなかった。
「ジェシカ令嬢の意識は戻ったのか?」
ジェシカの熱が下がったと知らせを知った陛下と王妃がジェシカがいる部屋へ来ていた。
「いえ…意識の方はまだ…で御座います…」
「そうか…怪我の状態はどうなんだ?」
「はい、頭の傷は完全に治りますまで時間が掛かります…ジェシカ嬢の意識が戻りますまでなんとも言えませんが…腕の骨折も一ヵ月以上は掛かると思います…体の打撲ですが動いてみない事にはなんとも言えません……」
「……長い闘病生活だと言うのだな……」
「はい……」
陛下はジェシカを見下ろし右の頬を触った。
医師とメイド達はそれを見て驚いた顔を見せていた。
「……まだ、こんなに傷が残っているとは……」
コトッと丸いテーブルに新しく生けた花の花瓶を王妃は置いていた。
「待ちましょう…ジェシカさんがご両親に早く会いたいと思います気持ちがありましたら意識が戻りますのをわたくし達は待ちましょう」
「…そうだな…」
コンコン
「失礼します…ジェシカ令嬢は……」
フレデリック王子とジェラルド王子が部屋に来てジェシカが目を覚ましたのか様子を見に来ていた。
「え!?父上、母上来ていたのですか?」
「父上、何故ジェシカ令嬢の頬を触っているのですか!?」
「え!?な…何をしているのですか?父上!」
「……」
二人の王子は陛下がジェシカの頬に手を触れるのを見て驚いて声を上げた。
「……今まで声を上げる事がなかった王子達がこんなに変わるとは思わなかった……」
「クスクス」
陛下はため息を吐き王妃はクスクスと笑い見たこともない王子達の変わる姿に眠るジェシカの周りは騒がしかった。

「ピクッ……」
ジェシカの小指が動いた事に誰もまだ気付いていなかった。





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