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消えた記憶②
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ジェシカのいる部屋に戻った医師と両親はメイド達と話しを楽しむ姿に両親は微笑んでいた。
「あ!…お父様…お母様……お話しは終わったの…?」
「ああ…」
医師はメイド達に部屋を出る指示を出し両親はベッドの側にある椅子に座った。
「…ジェシカ、聞きたい事があるのだが…もし、話しの途中頭痛や気分が悪くなった時は知らせてくれ……」
「ええ…」
「……グレス・デュランの生徒は覚えているのか?」
「……グレス……ええ、覚えています…クラスは違いましたけれど……彼がどうしたの?」
両親はお互いの顔を見てジェシカの様子がおかしいと気付いた。
「……グレス君は…覚えているの?」
「…お話しは少しだけしたのかしら…覚えていないけれど…何故か私を見ると不機嫌な顔を向けているのは覚えているわ…彼がどうしたの?」
「……」
「……」
ジェシカはグレスを覚えてはいたが、同じ学園の生徒の一人として話している事に両親は驚いていた。
「…そのグレス君を…貴女は想いを寄せていたのよ……」
「え!?」
ジェシカは両親に驚いた顔を見せクスッと笑った。
「私が彼を…?顔は好みかもしれないけれど……彼には…婚約者がいるのよ……」
ジェシカは、信じられないと苦笑いを両親に見せていた。
「…グレス・デュランに婚約者がいてもお前は諦める事はしなかった……その事も覚えていないのか?」
「え?ええ…以前の私は凄いわね…だから…私に不機嫌な顔を見せていたのかしら…彼に会いましたら謝ります…」
両親は、娘がグレスに想いを寄せ婚約者がいても諦める事もなく追い続けていたのが一瞬に消えた事を喜ぶべきなのか…両親もまた複雑な気持ちでいた。
「あ!…お父様…お母様……お話しは終わったの…?」
「ああ…」
医師はメイド達に部屋を出る指示を出し両親はベッドの側にある椅子に座った。
「…ジェシカ、聞きたい事があるのだが…もし、話しの途中頭痛や気分が悪くなった時は知らせてくれ……」
「ええ…」
「……グレス・デュランの生徒は覚えているのか?」
「……グレス……ええ、覚えています…クラスは違いましたけれど……彼がどうしたの?」
両親はお互いの顔を見てジェシカの様子がおかしいと気付いた。
「……グレス君は…覚えているの?」
「…お話しは少しだけしたのかしら…覚えていないけれど…何故か私を見ると不機嫌な顔を向けているのは覚えているわ…彼がどうしたの?」
「……」
「……」
ジェシカはグレスを覚えてはいたが、同じ学園の生徒の一人として話している事に両親は驚いていた。
「…そのグレス君を…貴女は想いを寄せていたのよ……」
「え!?」
ジェシカは両親に驚いた顔を見せクスッと笑った。
「私が彼を…?顔は好みかもしれないけれど……彼には…婚約者がいるのよ……」
ジェシカは、信じられないと苦笑いを両親に見せていた。
「…グレス・デュランに婚約者がいてもお前は諦める事はしなかった……その事も覚えていないのか?」
「え?ええ…以前の私は凄いわね…だから…私に不機嫌な顔を見せていたのかしら…彼に会いましたら謝ります…」
両親は、娘がグレスに想いを寄せ婚約者がいても諦める事もなく追い続けていたのが一瞬に消えた事を喜ぶべきなのか…両親もまた複雑な気持ちでいた。
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