どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

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包帯を変える時間

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陛下に王妃そしてフレデリック王子とジェラルド王子がジェシカのいる部屋へ向かっているとはジェシカは知らずにいた。
「包帯の交換を致しますが…腕に巻いています包帯を外しまして新しい包帯を変えますが…腕は見ない方が宜しいかと思います…」
「…そんなに酷いのですか?」
ジェシカは医師が包帯を取った後は見ない方が言いと言われジェシカはゴクンと生唾を飲んだ。
「…肌の色が青黒い色になっていますので包帯を変えます時は見ない方がいいと思いまして…骨折が治りましたら普通の肌の色に戻りますのでご安心ください」
「…はい…お父様とお母様は包帯を変える時は見た事はありますか?」
ジェシカは、両親に頭に巻いている包帯と腕に巻いている包帯とそして頬のガーゼの交換した時の傷は、見た事があるのか聞いて両親は苦痛の顔を見せていた。
「……ああ…お前の傷がどんな状態だったのか私達も見ておきたいと思ったのだ…ベランダから落ちて大怪我ではあるが命が助かっただけでも良かったと思った…怪我の傷は何年掛かるかもしれないがお前が生きてくれただけで良かったと思わなければ…」
父親は、目に涙を溜めて笑顔をジェシカに見せ、母親もハンカチで瞼を拭っていた。
「…お父様…お母様……」
「包帯の交換を致します」
メイド達がジェシカの包帯の交換を始めた。
少し体を起こしたジェシカの頭に巻いている包帯をメイド達がほどきグルグルと長い包帯が目の前に落ちるのを見ていた。
頭の傷にもガーゼを当て、メイドがジェシカに見えないように古いガーゼを外し、新しいガーゼを傷口に当てると新しい包帯をグルグルと頭に巻いていた。
「次は頬のガーゼを取りますね」
ペリペリとテープが頬から離れガーゼを外した。
外したガーゼもジェシカに見えないようにして新しいガーゼを用意された。
頬には塗り薬が塗られた…ジェシカは、頬の傷は大きいと思った。
新しいガーゼが頬に当てペタペタとテープが貼られた…顔の傷も薬を塗られくすぐったいとクスクスとジェシカは小さく笑った。
「少し休みますか?腕の包帯は昼に変えましょう」
「はい…」
メイド達は少し起こしたジェシカの体を横にしてジェシカは息を吐いた。
「体が重く感じるかもしれませんが暫くの間です」
「はい、ありがとうございます」
コンコン
「あの…医師様…陛下に王妃様にフレデリック王子とジェラルド王子がおみえになっているのですが…」
「!!」
ジェシカは、陛下達が来ていると聞き驚きと戸惑いで体が横になったまま固まってしまった。




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