どうしてあなたが後悔するのですか?~私はあなたを覚えていませんから~

クロユキ

文字の大きさ
82 / 112

庭園への招待②

しおりを挟む
ジェシカは、まさか王宮の庭園に招待されるとは思わなかった。
(王妃様が庭園で一緒にお茶をしましょうと言われたのは覚えているけれど…本当に招待されるなんて…私、着替えもしていないわ…)
ジェシカは、初めて見る大きな丸いテーブルを見て陛下と王妃が椅子に座り笑顔を向けていた。
「おおっ、来たか」
「久しぶりね、ジェシカさん」
「あ…はい…王妃様…」
ジェシカは、陛下と王妃に貴族の挨拶をした。
ジェシカは急な招待に戸惑いフレデリックのエスコートにも戸惑い椅子に腰を落とした。
「ジェラルド王子、ジェシカ令嬢を迎えに行っていたのか?迎えならフレデリック王子が行ったであろう?」
「父上と母上の邪魔をしてはいけないと思い席を外しました」
「邪魔?」
「まあっ…ふふふ」
フレデリック王子とジェラルド王子はジェシカを真ん中に座らせフレデリック王子は左側にジェラルド王子は右側にそれぞれ座った。
「急に迎えに行きすまなかった」
「いえ…」
「明日、王宮を出ると聞いて王妃がジェシカ令嬢とお茶をと申してな…それでそこにいる二人の王子が「私も」「僕も」と言ったものだからジェシカ令嬢を庭園へ誘う話しになったのだ…二人の王子がこんなに我が儘だとは知らなくてな」
「「父上!」」
「ハハハハ」と笑う陛下に二人の王子は顔を真っ赤にして陛下に声を上げ王妃はクスクスと笑っていた。
「今日は、細やかだが怪我にも負けず頑張ったお礼として私達と一緒にお茶会をしたいと思い開いたのだ」
「あ…ありがとうございます…」
「本当は、女同士でのお茶を楽しみたいと思っていたのよ」
「王妃」
「「母上」」
「ふふふ」
ジェシカは、戸惑いながらお茶会が始まろうとした。





しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

教養が足りない、ですって

たくわん
恋愛
侯爵令嬢エリーゼは、公爵家の長男アレクシスとの婚約披露宴で突然婚約破棄される。理由は「教養が足りず、公爵夫人として恥ずかしい」。社交界の人々の嘲笑の中、エリーゼは静かに会場を去る。

妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢

岡暁舟
恋愛
妹に正妻の座を奪われた公爵令嬢マリアは、それでも婚約者を憎むことはなかった。なぜか? 「すまない、マリア。ソフィアを正式な妻として迎え入れることにしたんだ」 「どうぞどうぞ。私は何も気にしませんから……」 マリアは妹のソフィアを祝福した。だが当然、不気味な未来の陰が少しずつ歩み寄っていた。

さようなら、わたくしの騎士様

夜桜
恋愛
騎士様からの突然の『さようなら』(婚約破棄)に辺境伯令嬢クリスは微笑んだ。 その時を待っていたのだ。 クリスは知っていた。 騎士ローウェルは裏切ると。 だから逆に『さようなら』を言い渡した。倍返しで。

婚約破棄の代償

nanahi
恋愛
「あの子を放って置けないんだ。ごめん。婚約はなかったことにしてほしい」 ある日突然、侯爵令嬢エバンジェリンは婚約者アダムスに一方的に婚約破棄される。破局に追い込んだのは婚約者の幼馴染メアリという平民の儚げな娘だった。 エバンジェリンを差し置いてアダムスとメアリはひと時の幸せに酔うが、婚約破棄の代償は想像以上に大きかった。

【完結済】婚約破棄から始まる物語~真実の愛と言う茶番で、私の至福のティータイムを邪魔しないでくださいな

をち。「もう我慢なんて」書籍発売中
恋愛
 約束の時間に遅れ、さらには腕に女性を貼り付けて登場したアレックス殿下。  彼は悪びれることすらなく、ドヤ顔でこう仰いました。 「レティシア。君との婚約は破棄させてもらう」  婚約者の義務としての定例のお茶会。まずは遅れたことに謝罪するのが筋なのでは? 1時間も待たせたあげく、開口一番それですか? しかも腕に他の女を張り付けて? うーん……おバカさんなのかしら? 婚約破棄の正当な理由はあるのですか? 1話完結です。 定番の婚約破棄から始まるザマァを書いてみました。

恋人が聖女のものになりました

キムラましゅろう
恋愛
「どうして?あんなにお願いしたのに……」 聖騎士の叙任式で聖女の前に跪く恋人ライルの姿に愕然とする主人公ユラル。 それは彼が『聖女の騎士(もの)』になったという証でもあった。 聖女が持つその神聖力によって、徐々に聖女の虜となってゆくように定められた聖騎士たち。 多くの聖騎士達の妻が、恋人が、婚約者が自分を省みなくなった相手を想い、ハンカチを涙で濡らしてきたのだ。 ライルが聖女の騎士になってしまった以上、ユラルもその女性たちの仲間入りをする事となってしまうのか……? 慢性誤字脱字病患者が執筆するお話です。 従って誤字脱字が多く見られ、ご自身で脳内変換して頂く必要がございます。予めご了承下さいませ。 完全ご都合主義、ノーリアリティ、ノークオリティのお話となります。 菩薩の如き広いお心でお読みくださいませ。 小説家になろうさんでも投稿します。

いいえ、望んでいません

わらびもち
恋愛
「お前を愛することはない!」 結婚初日、お決まりの台詞を吐かれ、別邸へと押し込まれた新妻ジュリエッタ。 だが彼女はそんな扱いに傷つくこともない。 なぜなら彼女は―――

夫に相手にされない侯爵夫人ですが、記憶を失ったので人生やり直します。

MIRICO
恋愛
第二章【記憶を失った侯爵夫人ですが、夫と人生やり直します。】完結です。 記憶を失った私は侯爵夫人だった。しかし、旦那様とは不仲でほとんど話すこともなく、パーティに連れて行かれたのは結婚して数回ほど。それを聞いても何も思い出せないので、とりあえず記憶を失ったことは旦那様に内緒にしておいた。 旦那様は美形で凛とした顔の見目の良い方。けれどお城に泊まってばかりで、お屋敷にいてもほとんど顔を合わせない。いいんですよ、その間私は自由にできますから。 屋敷の生活は楽しく旦那様がいなくても何の問題もなかったけれど、ある日突然パーティに同伴することに。 旦那様が「わたし」をどう思っているのか、記憶を失った私にはどうでもいい。けれど、旦那様のお相手たちがやけに私に噛み付いてくる。 記憶がないのだから、私は旦那様のことはどうでもいいのよ? それなのに、旦那様までもが私にかまってくる。旦那様は一体何がしたいのかしら…? 小説家になろう様に掲載済みです。

処理中です...