婚約者が一目惚れをしたそうです

クロユキ

文字の大きさ
3 / 12

披露宴

しおりを挟む
「わあ…綺麗…」
「ははは、僕は料理を見て声を出すのかと思ったよ」
「もう、ルイスったら」
「あ!アリス~ッ」
アリスの親友が料理が並ぶテーブルの側で手を振り呼んでいた。
「アリス友達が呼んでいるよ」
「ルイスも一緒に行きましょう」
「僕はいいよ、僕が一緒だと沢山食べる事ができないだろう?」
「私そんなに大食いじゃないから」
「はははは」
アリスはルイスと離れ親友が待つテーブルへと歩いた。
「あらっ、ルイス君は?」
「女同士で楽しんでと言われたの」
「婚約者がいると沢山食べる事ができないもんね」
「コリンもルイスと同じ事を言ってる~っ」
アリスとコリンは笑い豪華な料理を楽しんだ。
アリスと離れたルイスは城内をキョロキョロと見渡していた。
「あ!」
キャロラインを見つけたルイスは、一人でいる姿を見てホッと息を吐き声をかけた。
「お一人ですか?キャロライン嬢」
「えっ!?あ、ルイス様」
「僕には『様』はいらないから普通に呼んで欲しい」
「あ…ルイスさん、どうしたのですか?アリス様は?」
「彼女は友達と一緒に楽しんでいるよ。ほらっ」
ルイスは、豪華な料理を食べるアリスをキャロラインに見せていた。
「まあ、ふふっ」
「僕達もあとから一緒に食しょうか?」
「ええ」
カッ!王様と王妃様が王座に立ち、その後から第一王子カミーユと婚約者の女性が姿を見せ、ザワザワと騒いでいた貴族達が静かになりアリスとコリンも料理を食べる手を止めた。
「今日この場で足を運んでくれた事に感謝する。第一王子カミーユが今日二十歳を迎えた。続けて婚約した事を皆に知らせる…第一王子カミーユそしてアメリーヌ・ぺリン令嬢前へ」
「はい」
「はい」
「今日、そなた達二人が婚約した事をこの場を借り祝福する…二人助け合い我が国を支える事を願おう」
王から祝福を受けた二人は、晴れて婚約者となり披露宴は喜び賑わいアリスは寄り添うカミーユ王子とアメリーヌ嬢を見て自分とルイスを重ねて見ていた。
「二人共幼馴染みなんだって、アリス達と一緒ね」
「幼馴染み…」
親友のコリンから話しを聞いたアリスは、王子達の出会いが自分達と同じだと知りアリスは笑顔になり料理を食べ始めた。






しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

私を見ないあなたに大嫌いを告げるまで

木蓮
恋愛
ミリアベルの婚約者カシアスは初恋の令嬢を想い続けている。 彼女を愛しながらも自分も言うことを聞く都合の良い相手として扱うカシアスに心折れたミリアベルは自分を見ない彼に別れを告げた。 「今さらあなたが私をどう思っているかなんて知りたくもない」 婚約者を信じられなかった令嬢と大切な人を失ってやっと現実が見えた令息のお話。

今夜で忘れる。

豆狸
恋愛
「……今夜で忘れます」 そう言って、私はジョアキン殿下を見つめました。 黄金の髪に緑色の瞳、鼻筋の通った端正な顔を持つ、我がソアレス王国の第二王子。大陸最大の図書館がそびえる学術都市として名高いソアレスの王都にある大学を卒業するまでは、侯爵令嬢の私の婚約者だった方です。 今はお互いに別の方と婚約しています。 「忘れると誓います。ですから、幼いころからの想いに決着をつけるため、どうか私にジョアキン殿下との一夜をくださいませ」 なろう様でも公開中です。

この傷を見せないで

豆狸
恋愛
令嬢は冤罪で処刑され過去へ死に戻った。 なろう様でも公開中です。

行ってらっしゃい旦那様、たくさんの幸せをもらった私は今度はあなたの幸せを願います

木蓮
恋愛
サティアは夫ルースと家族として穏やかに愛を育んでいたが彼は事故にあい行方不明になる。半年後帰って来たルースはすべての記憶を失っていた。 サティアは新しい記憶を得て変わったルースに愛する家族がいることを知り、愛しい夫との大切な思い出を抱えて彼を送り出す。 記憶を失くしたことで生きる道が変わった夫婦の別れと旅立ちのお話。

【完結】騙された侯爵令嬢は、政略結婚でも愛し愛されたかったのです

山葵
恋愛
政略結婚で結ばれた私達だったが、いつか愛し合う事が出来ると信じていた。 それなのに、彼には、ずっと好きな人が居たのだ。 私にはプレゼントさえ下さらなかったのに、その方には自分の瞳の宝石を贈っていたなんて…。

夜会の顛末

豆狸
恋愛
「今夜の夜会にお集まりの皆様にご紹介させてもらいましょう。俺の女房のアルメと伯爵令息のハイス様です。ふたりはこっそり夜会を抜け出して、館の裏庭で乳繰り合っていやがりました」

この恋は幻だから

豆狸
恋愛
婚約を解消された侯爵令嬢の元へ、魅了から解放された王太子が訪れる。

幼馴染と仲良くし過ぎている婚約者とは婚約破棄したい!

ルイス
恋愛
ダイダロス王国の侯爵令嬢であるエレナは、リグリット公爵令息と婚約をしていた。 同じ18歳ということで話も合い、仲睦まじいカップルだったが……。 そこに現れたリグリットの幼馴染の伯爵令嬢の存在。リグリットは幼馴染を優先し始める。 あまりにも度が過ぎるので、エレナは不満を口にするが……リグリットは今までの優しい彼からは豹変し、権力にものを言わせ、エレナを束縛し始めた。 「婚約破棄なんてしたら、どうなるか分かっているな?」 その時、エレナは分かってしまったのだ。リグリットは自分の侯爵令嬢の地位だけにしか興味がないことを……。 そんな彼女の前に現れたのは、幼馴染のヨハン王子殿下だった。エレナの状況を理解し、ヨハンは動いてくれることを約束してくれる。 正式な婚約破棄の申し出をするエレナに対し、激怒するリグリットだったが……。

処理中です...