44 / 60
放課後⑧エリックとキャロル
しおりを挟む
キャロルからの返事を貰ったアシアンはエリック達の所へ戻った。
「どうだった?」
「良いって言ってくれた。お前次第だって」
「……」
エリックはまさか勉強を見てくれるとは思わなかった。
「そうか、キャロル・ラシリアが断るはずはないと思っていた。良かったなエリック」
「でも……」
「今更悩んでどうするどうせ今回限りだと思えば気が楽だろう?」
「今回だけ……」
「ほらっ、早く行けよ!図書室閉まるぞ」
「あ…ああ…」
エリックは重い足を感じながらキャロルがいる席へと歩いた。
クリスが気になるが今は数学を終わらせたい気持ちで一杯だった。
「……」
キャロルは自分の側に来たエリックを見上げクリスに声をかけた。
「クリス君、ごめんなさい…暫く席を外してくれますか?」
「…わかった…困った時は呼んでくれ…」
「うん…ありがとう」
「……」
まるで付き合いをしているような会話をするキャロルとクリスを見てエリックはモヤモヤとしていた。
クリスは、エリックを見たあと席を外した。
「エリック様、お待たせしました。座ってください」
「……ああ」
エリックはキャロルと向かい合いで椅子に座った。
「問題を見せてください」
エリックはキャロルに教科書を渡し問題が出る所を見せた。
「ここですか?」
「ああ…」
「分かりました…答えを書きますのでノートを渡してください」
「……」
エリックはキャロルにノートを渡さずお願いをした。
「……俺に教えて欲しい…」
「えっ!?」
「……問題の解き方を教えてくれ…」
「……エリック様…」
「……今まで悪かった…謝って許して貰えないのは分かっている…ずっとキャロルに酷い事を言い続け傷付けて来た……キャロルから勉強を教えて貰うのが恥ずかしくイヤで避けていた…悪かった…」
エリックは今までの事をキャロルに謝った。
「…エリック様…」
キャロルは嬉しかった…やっとエリックの役にたてたと思った。
「一緒に問題をしますか?」
「ああ…頼む…」
エリックとキャロルは婚約破棄をして初めて向き合う事が出来た。
「どうだった?」
「良いって言ってくれた。お前次第だって」
「……」
エリックはまさか勉強を見てくれるとは思わなかった。
「そうか、キャロル・ラシリアが断るはずはないと思っていた。良かったなエリック」
「でも……」
「今更悩んでどうするどうせ今回限りだと思えば気が楽だろう?」
「今回だけ……」
「ほらっ、早く行けよ!図書室閉まるぞ」
「あ…ああ…」
エリックは重い足を感じながらキャロルがいる席へと歩いた。
クリスが気になるが今は数学を終わらせたい気持ちで一杯だった。
「……」
キャロルは自分の側に来たエリックを見上げクリスに声をかけた。
「クリス君、ごめんなさい…暫く席を外してくれますか?」
「…わかった…困った時は呼んでくれ…」
「うん…ありがとう」
「……」
まるで付き合いをしているような会話をするキャロルとクリスを見てエリックはモヤモヤとしていた。
クリスは、エリックを見たあと席を外した。
「エリック様、お待たせしました。座ってください」
「……ああ」
エリックはキャロルと向かい合いで椅子に座った。
「問題を見せてください」
エリックはキャロルに教科書を渡し問題が出る所を見せた。
「ここですか?」
「ああ…」
「分かりました…答えを書きますのでノートを渡してください」
「……」
エリックはキャロルにノートを渡さずお願いをした。
「……俺に教えて欲しい…」
「えっ!?」
「……問題の解き方を教えてくれ…」
「……エリック様…」
「……今まで悪かった…謝って許して貰えないのは分かっている…ずっとキャロルに酷い事を言い続け傷付けて来た……キャロルから勉強を教えて貰うのが恥ずかしくイヤで避けていた…悪かった…」
エリックは今までの事をキャロルに謝った。
「…エリック様…」
キャロルは嬉しかった…やっとエリックの役にたてたと思った。
「一緒に問題をしますか?」
「ああ…頼む…」
エリックとキャロルは婚約破棄をして初めて向き合う事が出来た。
1,130
あなたにおすすめの小説
拝啓、許婚様。私は貴方のことが大嫌いでした
結城芙由奈@コミカライズ連載中
恋愛
【ある日僕の元に許婚から恋文ではなく、婚約破棄の手紙が届けられた】
僕には子供の頃から決められている許婚がいた。けれどお互い特に相手のことが好きと言うわけでもなく、月に2度の『デート』と言う名目の顔合わせをするだけの間柄だった。そんなある日僕の元に許婚から手紙が届いた。そこに記されていた内容は婚約破棄を告げる内容だった。あまりにも理不尽な内容に不服を抱いた僕は、逆に彼女を遣り込める計画を立てて許婚の元へ向かった――。
※他サイトでも投稿中
『婚約破棄された令嬢ですが、王国は私抜きでは立てなかったようですね』
鷹 綾
恋愛
「愛しているのは彼女だ」
王太子ロネスにそう告げられ、婚約を破棄された侯爵令嬢エルゼリア・クローヴェル。
感情をぶつけることも、復讐を誓うこともなく、
彼女はただ――王宮を去った。
しかしその直後から、王国は静かに崩れ始める。
外交は滞り、判断は遅れ、市場は揺れ、
かつて「問題なく回っていた」はずの政務が、次々と行き詰まっていった。
一方、エルゼリアは帝国で新たな立場を得ていた。
帝国宰相ハインリヒ・ヴォルフの隣で、
彼女は再び“判断する側”として歩み始める。
やがて明らかになるのは、
王国が失ったのは「婚約者」ではなく、
判断を引き継ぐ仕組みそのものだったという事実。
謝罪も、復縁も、感情的なざまあもない。
それでも――
選ばれ、認められ、引き継がれていくのは、誰なのか。
これは、
捨てられた令嬢が声を荒げることなく、
世界のほうが彼女を必要としてしまった物語。
白い結婚の末、離婚を選んだ公爵夫人は二度と戻らない』
鍛高譚
恋愛
白い結婚の末、「白い結婚」の末、私は冷遇され、夫は愛人を溺愛していた――ならば、もう要らないわ」
公爵令嬢 ジェニファー・ランカスター は、王弟 エドワード・クラレンス公爵 のもとへ政略結婚として嫁ぐ。
だが、その結婚生活は冷たく空虚なものだった。夫は愛人 ローザ・フィッツジェラルド に夢中になり、公爵夫人であるジェニファーは侮辱され、無視され続ける日々。
――それでも、貴族の娘は耐えなければならないの?
何の愛もなく、ただ飾り物として扱われる結婚に見切りをつけたジェニファーは 「離婚」 を決意する。
しかし、王弟であるエドワードとの離婚は容易ではない。実家のランカスター家は猛反対し、王宮の重臣たちも彼女の決断を 「公爵家の恥」 と揶揄する。
それでも、ジェニファーは負けない。弁護士と協力し、着々と準備を進めていく。
そんな折、彼女は北方の大国 ヴォルフ公国の大公、アレクサンダー・ヴォルフ と出会う。
温かく誠実な彼との交流を通じて、ジェニファーは 「本当に大切にされること」 を知る。
そして、彼女の決断は、王都の社交界に大きな波紋を呼ぶこととなる――。
「公爵夫人を手放したことを、いつか後悔しても遅いわ」
「私はもう、あなたたちの飾り人形じゃない」
離婚を巡る策略、愛人の凋落、元夫の後悔――。
そして、新たな地で手にした 「愛される結婚」。
【完結】伯爵令嬢は婚約を終わりにしたい〜次期公爵の幸せのために婚約破棄されることを目指して悪女になったら、なぜか溺愛されてしまったようです〜
よどら文鳥
恋愛
伯爵令嬢のミリアナは、次期公爵レインハルトと婚約関係である。
二人は特に問題もなく、順調に親睦を深めていった。
だがある日。
王女のシャーリャはミリアナに対して、「二人の婚約を解消してほしい、レインハルトは本当は私を愛しているの」と促した。
ミリアナは最初こそ信じなかったが王女が帰った後、レインハルトとの会話で王女のことを愛していることが判明した。
レインハルトの幸せをなによりも優先して考えているミリアナは、自分自身が嫌われて婚約破棄を宣告してもらえばいいという決断をする。
ミリアナはレインハルトの前では悪女になりきることを決意。
もともとミリアナは破天荒で活発な性格である。
そのため、悪女になりきるとはいっても、むしろあまり変わっていないことにもミリアナは気がついていない。
だが、悪女になって様々な作戦でレインハルトから嫌われるような行動をするが、なぜか全て感謝されてしまう。
それどころか、レインハルトからの愛情がどんどんと深くなっていき……?
※前回の作品同様、投稿前日に思いついて書いてみた作品なので、先のプロットや展開は未定です。今作も、完結までは書くつもりです。
※第一話のキャラがざまぁされそうな感じはありますが、今回はざまぁがメインの作品ではありません。もしかしたら、このキャラも更生していい子になっちゃったりする可能性もあります。(このあたり、現時点ではどうするか展開考えていないです)
セラフィーヌの幸せ結婚 ~結婚したら池に入ることになりました~
れもんぴーる
恋愛
貧乏子爵家のセラフィーヌは侯爵家嫡男のガエルに望まれて結婚した。
しかしその結婚生活は幸せなものではなかった。
ガエルは父に反対されている恋人の隠れ蓑としてセラフィーヌと結婚したのだ。
ある日ガエルの愛人に大切にしていたブローチを池に投げ込まれてしまうが、見ていた使用人たちは笑うだけで拾おうとしなかった。
セラフィーヌは、覚悟を決めて池に足を踏み入れた。
それをガエルの父が目撃していたのをきっかけに、セラフィーヌの人生は変わっていく。
*前半シリアス、後半コミカルっぽいです。
*感想欄で所々ネタバレしてしまいました。
感想欄からご覧になる方はご注意くださいませm(__)m
*他サイトでも投稿予定です
【完結】要らないと言っていたのに今更好きだったなんて言うんですか?
星野真弓
恋愛
十五歳で第一王子のフロイデンと婚約した公爵令嬢のイルメラは、彼のためなら何でもするつもりで生活して来た。
だが三年が経った今では冷たい態度ばかり取るフロイデンに対する恋心はほとんど冷めてしまっていた。
そんなある日、フロイデンが「イルメラなんて要らない」と男友達と話しているところを目撃してしまい、彼女の中に残っていた恋心は消え失せ、とっとと別れることに決める。
しかし、どういうわけかフロイデンは慌てた様子で引き留め始めて――
お望み通り、別れて差し上げます!
珊瑚
恋愛
「幼なじみと子供が出来たから別れてくれ。」
本当の理解者は幼なじみだったのだと婚約者のリオルから突然婚約破棄を突きつけられたフェリア。彼は自分の家からの支援が無くなれば困るに違いないと思っているようだが……?
私と幼馴染と十年間の婚約者
川村 あかり
恋愛
公爵令嬢ロゼリアは、王子アルベルトとの婚約を結んでいるが、彼の心は無自覚に幼馴染のミナに奪われていた。ミナの魔法【魅了】が無意識に周りの男性を狂わせ、アルベルトもその例外ではない。
それぞれが生まれつき得意な魔法があり、ロゼリアは見たものや聞いたものを完璧に記録できる【記録・再生】の魔法を持ち、二人の関係に耐えきれず胃の痛みに悩む日々。そんな中、彼女の唯一の理解者の冷静沈着なキースや毒舌のマリーが心の支えとなる。
アルベルトの側近であるガストンは、魔法【増幅】で騒動を盛り上げる一方、ミナの友人リリィは【幻影】の魔法を使ってロゼリアを貶めようと画策する。
婚約者と幼馴染の行動に振り回されるロゼリア。魔法が絡んだ恋愛模様の中で、彼女は本当の愛を見つけられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる