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放課後⑨
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エリックと一緒に図書室へ来たアシアンともう一人の男子クレマンは、自分達で確保した席に座り一番後ろの席で数学を教えて貰っているエリックの後ろ姿を見て終わるのを待っていた。
「……凄いよな…キャロルさん、クレマンのお前でも解けない問題をエリックに教えてるからさ…俺だったら別れたりしないけどな…顔は可愛いし頭良いし親に自慢で紹介するのにな…」
アシアンはエリックに教えているキャロルの姿をじっと見て話しをしていた。
「……そうだな…エリックも今後悔してるかもな…彼女と別れて…パトリシア・ソレイユと一緒に居て楽しいのは分かるが困っている時一緒に居るのが彼女って言うんじゃないのか?」
「エリックが自分で決めたんだ。良いんじゃねえ?」
「そうだな…」
チラッとクレマンは、離れた席に座りじっとキャロルとエリックを見ているクリスに顔を向けていた。
「…まさか、キャロル・ラシリアがクリスと一緒に居るとは思わなかったな…」
「俺も驚いたよ、キャロルさんにエリックの勉強を見てくれと言っただけで怒って来るからさビックリしてオロオロしてしまったよ」
「クリスが怒って?」
「ああ…エリックの話しを聞いたんじゃないかな?今までキャロルさんを突き放して来たエリックが、自分が困った時に頼るのが気に入らないと思ったんじゃないのか?」
「……」
アシアンの話しを聞いたクレマンはキャロルとエリックを見るクリスを見て息を吐いた。
「はぁ…」
「どうした?」
「なんでもない…なんであんな奴が一人なのか納得いかないんだよ」
「?」
アシアンはクレマンが何を言っているのか分からずキャロルとエリックが終わるのを待っていた。
キャロルは、緊張してエリックに勉強を教えていた…教え方が下手だとか言われると思っていたが、素直に教えた所を頷いてノートに書くエリックを見て自分は今初めて彼に役にたったのだと喜んだ。
「はあ~っ、終わった!」
「お疲れ様でした。エリック様」
キャロルは笑顔をエリックに向けその顔を見たエリックは顔が熱くなるのがわかった。
「あ……ありがとう、助かった…」
「私は問題の解き方を教えただけです…後はエリック様が自分で考え問題を解いたのです…後は、先生の話しを聞いてください」
クスッとキャロルは笑みをエリックに向け自分の教科書をカバンに直していた。
「キ、キャロル…帰りは俺が…」
「彼女は俺が屋敷まで送る約束をしている」
「えっ!?」
エリックとキャロルが座っている席にクリスが来ていた。エリックに帰りは自分が送ると聞いたエリックは驚いた顔をクリスに向けていた。
「……凄いよな…キャロルさん、クレマンのお前でも解けない問題をエリックに教えてるからさ…俺だったら別れたりしないけどな…顔は可愛いし頭良いし親に自慢で紹介するのにな…」
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「……そうだな…エリックも今後悔してるかもな…彼女と別れて…パトリシア・ソレイユと一緒に居て楽しいのは分かるが困っている時一緒に居るのが彼女って言うんじゃないのか?」
「エリックが自分で決めたんだ。良いんじゃねえ?」
「そうだな…」
チラッとクレマンは、離れた席に座りじっとキャロルとエリックを見ているクリスに顔を向けていた。
「…まさか、キャロル・ラシリアがクリスと一緒に居るとは思わなかったな…」
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「ああ…エリックの話しを聞いたんじゃないかな?今までキャロルさんを突き放して来たエリックが、自分が困った時に頼るのが気に入らないと思ったんじゃないのか?」
「……」
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「なんでもない…なんであんな奴が一人なのか納得いかないんだよ」
「?」
アシアンはクレマンが何を言っているのか分からずキャロルとエリックが終わるのを待っていた。
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「はあ~っ、終わった!」
「お疲れ様でした。エリック様」
キャロルは笑顔をエリックに向けその顔を見たエリックは顔が熱くなるのがわかった。
「あ……ありがとう、助かった…」
「私は問題の解き方を教えただけです…後はエリック様が自分で考え問題を解いたのです…後は、先生の話しを聞いてください」
クスッとキャロルは笑みをエリックに向け自分の教科書をカバンに直していた。
「キ、キャロル…帰りは俺が…」
「彼女は俺が屋敷まで送る約束をしている」
「えっ!?」
エリックとキャロルが座っている席にクリスが来ていた。エリックに帰りは自分が送ると聞いたエリックは驚いた顔をクリスに向けていた。
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