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誰のもの?②
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肌に吸い付かれて、デューク様の背に回している腕に力が入る。
「痛かったか?」
「大丈夫です。……もっとほしい……」
大胆なことを口にしてしまっているのは、好きだという気持ちが溢れて止まらないからだ。胸を焦がすような切なさと歯がゆさが広がっていく。
デューク様をもっと近くに感じていたいし、彼だけで心を満たしていたい。いつだって僕の味方でいてくれるデューク様に恩返しもしたいと思う。
「いつからそんなに大胆になったんだ?」
にやりと口角を上げたデューク様から甘い香りがあふれ出している。僕からも漂っているはずだ。馬車の中にお互いの欲が香り立つ。今は僕達だけがこの世界に存在しているような錯覚を感じる。
「気持ちは伝えていいんだってデューク様が僕に教えてくれたから」
「フッ、そうだったな。アルビーはいい子だ」
くしゃくしゃと髪を撫でられて目を細めた。デューク様の手がシャツの中に潜り込んでくる。指先が横腹をかすめると、くすぐったさに身をよじる。
「自分でシャツを持って綺麗な体を見せて」
「っ~~……」
恥ずかしさで唇を引き結ぶ。おずおずとシャツをたくし上げると、あらわになった胸元に大きな手が触れてきた。初めは優しく揉まれる。それから乳輪をほぐすように指先で撫でられた。
羞恥心とむず痒い感覚に全身を震わせる。
「手が下がってるぞ」
「だって……」
抗議しようとしたとき、乳首の先端を舌先で舐められて甘い声が漏れた。柔らかい唇に食べられ、ねっとりと舌に絡みとられる。両手で腰を押さえられて、逃げることも叶わない。
「あっ、ァ」
「まじで可愛い……」
思わず飛び出たかのようなつぶやきが鼓膜を揺らす。気持ちよさと嬉しさで頭の中がふわふわとし始めた。
胸元に沢山の痕が残される。デューク様の黒髪に思わずすがりつくと、甘えたような声が口から漏れる。
「やぁっ、だめっ……気持ちよくて僕っ……ンッ」
気持ちよさに下半身は立ち上がっている。それが更に自身の羞恥心を煽る。
顔を上げたデューク様は隠しきれない欲望を瞳に宿しながら「アルビー、愛してる」と囁いてくれた。視界が潤む。感極まって涙を流すと、デューク様が目尻にキスをしてくれた。
「ちょっと調子に乗りすぎた。宿についたらゆっくり休もう」
「……はい……」
本当はもっと触れてほしい。今度は僕が微かに唇を尖らせる。その唇を、デューク様が指先で摘む。弄ばれて恥ずかしくなりそっぽを向くと、両手で頬を包まれてまたキスをされた。
深く繋がりを求めるような大胆なキス。舌を絡め合い、流れる唾液を舌ですくいとる。
「心配しなくてもら毎晩俺に抱かれて逃げたいと思う日が来るから安心しろ。まあ、逃さないけどな」
冗談を言っているような口調なのに、瞳の奥から彼の本気を感じてお腹の奥がうずく。今すぐ彼の物にしてほしいと思う反面、きっとこれ以上は持たない気もする。
だから今は大人しく頷いておくことにした。
「痛かったか?」
「大丈夫です。……もっとほしい……」
大胆なことを口にしてしまっているのは、好きだという気持ちが溢れて止まらないからだ。胸を焦がすような切なさと歯がゆさが広がっていく。
デューク様をもっと近くに感じていたいし、彼だけで心を満たしていたい。いつだって僕の味方でいてくれるデューク様に恩返しもしたいと思う。
「いつからそんなに大胆になったんだ?」
にやりと口角を上げたデューク様から甘い香りがあふれ出している。僕からも漂っているはずだ。馬車の中にお互いの欲が香り立つ。今は僕達だけがこの世界に存在しているような錯覚を感じる。
「気持ちは伝えていいんだってデューク様が僕に教えてくれたから」
「フッ、そうだったな。アルビーはいい子だ」
くしゃくしゃと髪を撫でられて目を細めた。デューク様の手がシャツの中に潜り込んでくる。指先が横腹をかすめると、くすぐったさに身をよじる。
「自分でシャツを持って綺麗な体を見せて」
「っ~~……」
恥ずかしさで唇を引き結ぶ。おずおずとシャツをたくし上げると、あらわになった胸元に大きな手が触れてきた。初めは優しく揉まれる。それから乳輪をほぐすように指先で撫でられた。
羞恥心とむず痒い感覚に全身を震わせる。
「手が下がってるぞ」
「だって……」
抗議しようとしたとき、乳首の先端を舌先で舐められて甘い声が漏れた。柔らかい唇に食べられ、ねっとりと舌に絡みとられる。両手で腰を押さえられて、逃げることも叶わない。
「あっ、ァ」
「まじで可愛い……」
思わず飛び出たかのようなつぶやきが鼓膜を揺らす。気持ちよさと嬉しさで頭の中がふわふわとし始めた。
胸元に沢山の痕が残される。デューク様の黒髪に思わずすがりつくと、甘えたような声が口から漏れる。
「やぁっ、だめっ……気持ちよくて僕っ……ンッ」
気持ちよさに下半身は立ち上がっている。それが更に自身の羞恥心を煽る。
顔を上げたデューク様は隠しきれない欲望を瞳に宿しながら「アルビー、愛してる」と囁いてくれた。視界が潤む。感極まって涙を流すと、デューク様が目尻にキスをしてくれた。
「ちょっと調子に乗りすぎた。宿についたらゆっくり休もう」
「……はい……」
本当はもっと触れてほしい。今度は僕が微かに唇を尖らせる。その唇を、デューク様が指先で摘む。弄ばれて恥ずかしくなりそっぽを向くと、両手で頬を包まれてまたキスをされた。
深く繋がりを求めるような大胆なキス。舌を絡め合い、流れる唾液を舌ですくいとる。
「心配しなくてもら毎晩俺に抱かれて逃げたいと思う日が来るから安心しろ。まあ、逃さないけどな」
冗談を言っているような口調なのに、瞳の奥から彼の本気を感じてお腹の奥がうずく。今すぐ彼の物にしてほしいと思う反面、きっとこれ以上は持たない気もする。
だから今は大人しく頷いておくことにした。
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