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それは愚問だ
しおりを挟むフィーロが貴族学校に通い始めてから一週間ほど経った頃、シャノンも魔術協会に入るための試験を受けて無事合格した。
ゼンの推薦のため試験は免除できると伝えたが、シャノン自身に特別扱いはしないでほしいと頼まれたため、規定通り試験を行うことになった。
「よく頑張ったな」
「治癒魔術がうまく使えてよかったです。それにゼン様が勉強を教えてくださったので合格することができました」
出題される内容は伝えず、一から十までを叩き込んだ。いずれ学んだことは役に立つはずだし、すべてを頭に入れておけば落ちることはない。
「これは魔術協会の制服だ。自分の使いやすいように改造してもいいし、ポシェットなどを腰につけておけば便利だ」
魔術協会内を案内し終えると、制服を手渡した。
魔術師は騎士団とは違い自由な気質の者が多い。
一通り説明を終えると、魔術協会の出入り口まで連れて行く。初日だから任せる仕事もないため、今日はそのまま帰宅してもらう予定だ。
「あれ?ゼンに、シャノンくんも。魔術協会に優秀な治癒術師が入ったことは耳にしていたけれどシャノンくんのことだったんだね」
「なんの用だ」
騎士団の制服を着たルーカスが魔術協会内に入ってきた。
騎士団長の封蝋印が押された封筒を持っているのを確認して、重要書類を持ってきたのだと理解する。
「毎年恒例の交流試合の開催に関する確認書を持ってきたんだよ。丁度良かったよ」
差し出された書類を受け取ったとき、シャノンへ視線を向けたルーカスが目を細めたのがわかった。
「シャノンくん、君が活躍できるように応援しているよ」
「ありがとうございます」
久しぶりにルーカスがシャノンと話す姿を見た気がした。
よく思い出してみれば、ルーカスがシャノンと二人で話す姿を見たことはない。まるで意図的に距離を置いているようにすら思える。
「それにフィーロくんがいなくなって傷心のゼンにとっても、見知った人がそばにいるのはいいことだしね」
「別に傷心はしていない」
「フィーロくんのこと大好きだから寂しいでしょう」
「……否定をできないことが腹立たしい」
「本当は俺が寄り添ってあげたいんだけどね」
抱きしめようとして伸ばされた手を避けると、ルーカスが不満げに唇を尖らせた。
そのムカつく顔を睨みつける。
「お二人は両思いになられたんですか?」
「うん、そうだよ」
「そんなわけがないだろう」
シャノンの発した言葉に対して、二人が同時に正反対の言葉を返した。
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感想ありがとうございます!
ゼンはツンツンツンツンデレって感じですね(笑)
まだまだストーリーの核心までは程遠いので執筆がんばります!✨
更新楽しみに待ってました!
2人の急接近に目をカッ開いて読んでます 👁️
感想ありがとうございます!♡
おまたせしてしまい申し訳ないです
これからどんどん接近して行く予定ですので、温かく観察していただけるとうれしいです( * ॑꒳ ॑*)♡
感想ありがとうございます(。・・。)♡
そうなんです。ゼンくん無自覚にやらかしてます🤣
楽しんでいただけて嬉しいです!更新がんばります