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そういえば如月はゲームでは髪色が金髪だったが、まだ入学初日なこともあり一応遠慮しているのだろうか。
「千紘くんって高校からの外部組だよね?」
「うん。如月は?」
「俺も俺も!って、あっ!苗字じゃなくて飛鳥って呼んでよ。せっかく同じクラスで前後になったんだしさ」
「了解。じゃあ飛鳥で」
呼び捨てにすると飛鳥は嬉しそうにまたニコニコと笑顔をみせる。この人懐っこい笑顔で数多の男たちを落としていったんだろうか。
「俺実家が遠くて寮に住んでるんだけど千紘くんは?」
「普通に家から通ってる」
「へー!羨ましい!いいな~俺の実家島だからさ、ずっと東京ライフに憧れてたんだよ!」
「じゃあ今日から満喫しないとな」
「そう!今日はこの後渋谷に買い物に行こうと思ってるんだよ!あっ、千紘くんも一緒にどう?友達と放課後遊びに行くの夢だったんだ!」
今日は学校が終わったらすぐに帰って、まだ片付いてない部屋を整理する予定だった。そのため断ろうと思ったのだが、あまりにもキラキラと輝くカントリーボーイの瞳に敵うはずもなく。
「いいよ。買い物って何買う予定なんだ?」
「服とか家具とか?寮部屋が思ったより広かったからオシャレにコーディネートしたいんだよね。…部屋が片付いたら絶対遊びに来てね」
そのとき、飛鳥の手は頬杖から離れ、椅子の上にかけていた俺の腕をめがけて伸びてきた。そうしてそっと触れて、優しく撫でてくる。
その瞬間、腕にぞわりと鳥肌が立った。嫌悪感が全身を走り抜け、思わず腕を引いてしまう。
飛鳥は驚いたように固まっているが、おそらく俺は飛鳥以上に自分の反応に驚愕した。カナダにいたときは友達と肩を組んだりじゃれ合うのなんて日常茶飯事だったし、今世でも前世でも男に対して恋愛感情を抱いたことはないが、同性愛者に嫌悪感を抱いたことなど一度もない。
それなのになぜここまで拒否反応を示したのか自分でもわからない。だが鳥肌が治まることはなく、心拍数は上昇したままだ。
せっかく入学初日に話しかけてくれたというのに、気まずい空気にしてしまった。
「ごめん、その、あんまり触られるの好きじゃないんだ。それで他人との触れ合いが久々なのもあって変な反応しただけで…」
「ぷ、ははは!触れ合いが久々ってなんだよ!これまでよく生活してこれたなあ」
「本当にごめん。変な空気にしちゃったし渋谷でクレープでも奢るわ」
「まじ!?やりー!気にしてないし、俺も事情も知らず急に触って悪かったよ。でもクレープは楽しみにしとく」
飛鳥はまた先程と同じように柔らかい笑みをみせる。
反対に千紘は自分でも知らない自分との出会いに、口の中に砂が混じったような不快感が残った。
「千紘くんって高校からの外部組だよね?」
「うん。如月は?」
「俺も俺も!って、あっ!苗字じゃなくて飛鳥って呼んでよ。せっかく同じクラスで前後になったんだしさ」
「了解。じゃあ飛鳥で」
呼び捨てにすると飛鳥は嬉しそうにまたニコニコと笑顔をみせる。この人懐っこい笑顔で数多の男たちを落としていったんだろうか。
「俺実家が遠くて寮に住んでるんだけど千紘くんは?」
「普通に家から通ってる」
「へー!羨ましい!いいな~俺の実家島だからさ、ずっと東京ライフに憧れてたんだよ!」
「じゃあ今日から満喫しないとな」
「そう!今日はこの後渋谷に買い物に行こうと思ってるんだよ!あっ、千紘くんも一緒にどう?友達と放課後遊びに行くの夢だったんだ!」
今日は学校が終わったらすぐに帰って、まだ片付いてない部屋を整理する予定だった。そのため断ろうと思ったのだが、あまりにもキラキラと輝くカントリーボーイの瞳に敵うはずもなく。
「いいよ。買い物って何買う予定なんだ?」
「服とか家具とか?寮部屋が思ったより広かったからオシャレにコーディネートしたいんだよね。…部屋が片付いたら絶対遊びに来てね」
そのとき、飛鳥の手は頬杖から離れ、椅子の上にかけていた俺の腕をめがけて伸びてきた。そうしてそっと触れて、優しく撫でてくる。
その瞬間、腕にぞわりと鳥肌が立った。嫌悪感が全身を走り抜け、思わず腕を引いてしまう。
飛鳥は驚いたように固まっているが、おそらく俺は飛鳥以上に自分の反応に驚愕した。カナダにいたときは友達と肩を組んだりじゃれ合うのなんて日常茶飯事だったし、今世でも前世でも男に対して恋愛感情を抱いたことはないが、同性愛者に嫌悪感を抱いたことなど一度もない。
それなのになぜここまで拒否反応を示したのか自分でもわからない。だが鳥肌が治まることはなく、心拍数は上昇したままだ。
せっかく入学初日に話しかけてくれたというのに、気まずい空気にしてしまった。
「ごめん、その、あんまり触られるの好きじゃないんだ。それで他人との触れ合いが久々なのもあって変な反応しただけで…」
「ぷ、ははは!触れ合いが久々ってなんだよ!これまでよく生活してこれたなあ」
「本当にごめん。変な空気にしちゃったし渋谷でクレープでも奢るわ」
「まじ!?やりー!気にしてないし、俺も事情も知らず急に触って悪かったよ。でもクレープは楽しみにしとく」
飛鳥はまた先程と同じように柔らかい笑みをみせる。
反対に千紘は自分でも知らない自分との出会いに、口の中に砂が混じったような不快感が残った。
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