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閑話
〈閑話〉メネクセス王国 9
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(大陸歴584年)
わたくしが王妃となって2年、やっと王の妻子の足取りがつかめたとの連絡がありました。
優秀な暗部という割に随分時間がかかったものでしたが、どうやら冒険者として優秀だったらしいその女は、乳飲み子を抱えながらも 移動を続け、定住をしていなかったようでした。
「冒険者としての移動をしている訳ではなく、足跡が辿りにくかったようだ。
薬師としての腕が優秀で、どうやらその薬草や薬を売りながら転々としていたらしい。
薬の評判が上がる頃にはいなくなっているようだから、中々見つけられなかったようだ」
「そうですか……」
庭の四阿で 父とお茶をしながら報告を受けています。
わたくし専用の庭園を造ってもらい、ここで過ごす時には人払いをしてもらっているので、今側にいるのは父と 専属侍女のメイミだけです。
庭の入り口にある待合室では メイドたちがいつ呼ばれても大丈夫なように待機しているけれど、四阿との距離はあるので 声は聞こえていないでしょう。
きっと彼らからは親子の語らいの時間と思われているのでしょうね。
あのクーデターと流行病で 我が国の貴族は大打撃を受けました。
ラフターラ公爵に与していた者たちはお家断絶となり、当主と関係者は処刑されました。
国王派の人達は 流行病で多くの貴族が亡くなりましたし、今でも後遺症が残っている人もいます。
そんな中でも国の運営はしなければならず、その時に王が打ち出した改革は 既存の貴族からは反発が多く出たのも当たり前でした。
【優秀であれば、貴賤を問わずに 城の仕事に登用する】というものでしたから。
「隣国リズモーニ王国では 魔導学園にこの大陸中から留学に来る。私もあの学園を卒業した。
リズモーニ王国内では、優秀な平民たちも学園に通うことが出来、成績優秀であれば貴族の従者として、城の文官として、魔法教師として将来が有望視されていた。
あの国では人族だけではなく、様々な種族を受け入れている。だからこそ柔軟な考えが出来るものが増え、この国でも使われている治水工事などの事業も行われていたのだろう。
我が国では 領民には獣人族やドワーフ族、エルフ族がいるけれど、こうして城の重鎮の中にはいないではないか。平民への差別も皇国ほどではないが 上位貴族の中には根深くある。
身分社会が悪いとは言わないが、能力がないのに偉そうにしているだけで給料泥棒の貴族よりは、能力があり、適正な給料でしっかり結果を出してくれる平民の方が余程良いと思う。
そう言われたくないのであれば、平民には負けないほどの能力を見せてくれたらいい」
わたくしも出席した会議で、多くの貴族から反対意見が出た時に そう仰った王は、まさに平民の中で育ってきた考えを持つ人なのだと思いましたわ。
ですが、その改革は思った以上の成果を上げました。平民に負けたくないと努力する貴族が一定数増え、平民たちも自分達にも 好機があるのだと努力をし始めました。
わたくしは知らなかったのですが、平民街にある冒険者ギルドというところでは 読み書き計算などの当り前のことを学べるのだそうです。
そういったところで学んだ者たちが 一定の水準に達したところで、平民の為に作られた学び舎に通えるようになったそうです。
将来自分たちの子供達が通えるようにと考えた商人たちが資金を出し合い、作られた学び舎では、教師が元商人だったり、元貴族の家庭教師だった者だそうで、かなり即戦力になる勉強を教えられるのだそうです。
お陰で 改革の話から2年で 平民が登用されるようになり、事務作業などを平民が行い とりまとめを貴族がすることで、彼らのプライドも保つことが出来、なにより仕事の効率が早くなった為、あのクーデターからたった3年で、殆どの領地が持ち直してしまったのです。
そんな今 王の妻が見つかるなんて、それを知れば 王はどうなさるつもりなのでしょうか。
王侯貴族を相変わらず苦手となさっている王は、きっと側妃として迎えることはしないのでしょうね。であれば出て行かれる?
いえ、まだシュクラーン殿下は成人なさっていないもの、やはりどこか近くで匿われるおつもりなのかしら。
「どうやらアーゴナスが差し向けた追手から逃れる為に 転々としているようだ」
「は? 宰相が何故そのような事を?」
ファイルヒェン様が王となる際、宰相もリオネル様から息子のアーゴナスに引継ぎをなさいました。
勿論 今でも宰相補佐としてリオネル様は 執務をなさっていますが、宰相として動いているのはアーゴナスです。
ファイルヒェン様を城にお連れしたのも彼だという事で、王を裏切るような人だとは思っていなかったのですけれど?
「ああ、多分アレは王の側妃として迎え入れようと画策しているのだろう。
ただ、この国から追い出したのもアレであるから、大っぴらに探せずにいるようでな、秘密裡に人探しを依頼しているせいで、情報が正確に伝わっていないのだろう」
王を見つけた時には妻子と同居されていた筈ですし、その二人が今この国にいないと言うなら きっとアーゴナスが何かを言ったのでしょうが、まさか追い出していたなんてね。
そう言いながら とても楽しそうにクツクツ笑う父に、どういう情報になっているのかを聞いてみました。
「暗部の調べによると〈ピンクの髪の聖属性が使える子連れの女性冒険者を探している〉という事で、冒険者への依頼にしたようだ。
王の伝手で冒険者に依頼したならいざ知らず、王には秘密で行ったようでな、あまり素行の良くない冒険者が依頼を受けたようだ。そのおかげで 隠れるように冒険者の身分証を使わず移動していたからこちらは見つけることが出来なかったが、処分するには丁度良さそうだと思ってそのまま泳がせているのだ」
まあ、何という事かしら。
わたくし達とは違う目的で探しているのでしょうが、面白いことになりそうね。
冒険者として共和国を目指していたようですが、どうやら皇国の子爵に気に入られたそうで、そこに薬屋を開いて定住しそうだという報告でした。
ピンクの髪ではなく、茶色い髪になっていたそうですが、きっと髪色で探されている事を知って色を変えたのだろうという事でした。
娘も同じ髪色だという事でしたが、王の髪色は灰褐色です。きっと母親のピンクと同じなのでしょうね。
暗部の数名はそのまま留まり、例の冒険者を少しずつ誘導するという事でした。
アーゴナスが側妃として迎えるつもりがあるのであれば、そうできないようにして差し上げなくてはね。
わたくしが王妃となって2年、やっと王の妻子の足取りがつかめたとの連絡がありました。
優秀な暗部という割に随分時間がかかったものでしたが、どうやら冒険者として優秀だったらしいその女は、乳飲み子を抱えながらも 移動を続け、定住をしていなかったようでした。
「冒険者としての移動をしている訳ではなく、足跡が辿りにくかったようだ。
薬師としての腕が優秀で、どうやらその薬草や薬を売りながら転々としていたらしい。
薬の評判が上がる頃にはいなくなっているようだから、中々見つけられなかったようだ」
「そうですか……」
庭の四阿で 父とお茶をしながら報告を受けています。
わたくし専用の庭園を造ってもらい、ここで過ごす時には人払いをしてもらっているので、今側にいるのは父と 専属侍女のメイミだけです。
庭の入り口にある待合室では メイドたちがいつ呼ばれても大丈夫なように待機しているけれど、四阿との距離はあるので 声は聞こえていないでしょう。
きっと彼らからは親子の語らいの時間と思われているのでしょうね。
あのクーデターと流行病で 我が国の貴族は大打撃を受けました。
ラフターラ公爵に与していた者たちはお家断絶となり、当主と関係者は処刑されました。
国王派の人達は 流行病で多くの貴族が亡くなりましたし、今でも後遺症が残っている人もいます。
そんな中でも国の運営はしなければならず、その時に王が打ち出した改革は 既存の貴族からは反発が多く出たのも当たり前でした。
【優秀であれば、貴賤を問わずに 城の仕事に登用する】というものでしたから。
「隣国リズモーニ王国では 魔導学園にこの大陸中から留学に来る。私もあの学園を卒業した。
リズモーニ王国内では、優秀な平民たちも学園に通うことが出来、成績優秀であれば貴族の従者として、城の文官として、魔法教師として将来が有望視されていた。
あの国では人族だけではなく、様々な種族を受け入れている。だからこそ柔軟な考えが出来るものが増え、この国でも使われている治水工事などの事業も行われていたのだろう。
我が国では 領民には獣人族やドワーフ族、エルフ族がいるけれど、こうして城の重鎮の中にはいないではないか。平民への差別も皇国ほどではないが 上位貴族の中には根深くある。
身分社会が悪いとは言わないが、能力がないのに偉そうにしているだけで給料泥棒の貴族よりは、能力があり、適正な給料でしっかり結果を出してくれる平民の方が余程良いと思う。
そう言われたくないのであれば、平民には負けないほどの能力を見せてくれたらいい」
わたくしも出席した会議で、多くの貴族から反対意見が出た時に そう仰った王は、まさに平民の中で育ってきた考えを持つ人なのだと思いましたわ。
ですが、その改革は思った以上の成果を上げました。平民に負けたくないと努力する貴族が一定数増え、平民たちも自分達にも 好機があるのだと努力をし始めました。
わたくしは知らなかったのですが、平民街にある冒険者ギルドというところでは 読み書き計算などの当り前のことを学べるのだそうです。
そういったところで学んだ者たちが 一定の水準に達したところで、平民の為に作られた学び舎に通えるようになったそうです。
将来自分たちの子供達が通えるようにと考えた商人たちが資金を出し合い、作られた学び舎では、教師が元商人だったり、元貴族の家庭教師だった者だそうで、かなり即戦力になる勉強を教えられるのだそうです。
お陰で 改革の話から2年で 平民が登用されるようになり、事務作業などを平民が行い とりまとめを貴族がすることで、彼らのプライドも保つことが出来、なにより仕事の効率が早くなった為、あのクーデターからたった3年で、殆どの領地が持ち直してしまったのです。
そんな今 王の妻が見つかるなんて、それを知れば 王はどうなさるつもりなのでしょうか。
王侯貴族を相変わらず苦手となさっている王は、きっと側妃として迎えることはしないのでしょうね。であれば出て行かれる?
いえ、まだシュクラーン殿下は成人なさっていないもの、やはりどこか近くで匿われるおつもりなのかしら。
「どうやらアーゴナスが差し向けた追手から逃れる為に 転々としているようだ」
「は? 宰相が何故そのような事を?」
ファイルヒェン様が王となる際、宰相もリオネル様から息子のアーゴナスに引継ぎをなさいました。
勿論 今でも宰相補佐としてリオネル様は 執務をなさっていますが、宰相として動いているのはアーゴナスです。
ファイルヒェン様を城にお連れしたのも彼だという事で、王を裏切るような人だとは思っていなかったのですけれど?
「ああ、多分アレは王の側妃として迎え入れようと画策しているのだろう。
ただ、この国から追い出したのもアレであるから、大っぴらに探せずにいるようでな、秘密裡に人探しを依頼しているせいで、情報が正確に伝わっていないのだろう」
王を見つけた時には妻子と同居されていた筈ですし、その二人が今この国にいないと言うなら きっとアーゴナスが何かを言ったのでしょうが、まさか追い出していたなんてね。
そう言いながら とても楽しそうにクツクツ笑う父に、どういう情報になっているのかを聞いてみました。
「暗部の調べによると〈ピンクの髪の聖属性が使える子連れの女性冒険者を探している〉という事で、冒険者への依頼にしたようだ。
王の伝手で冒険者に依頼したならいざ知らず、王には秘密で行ったようでな、あまり素行の良くない冒険者が依頼を受けたようだ。そのおかげで 隠れるように冒険者の身分証を使わず移動していたからこちらは見つけることが出来なかったが、処分するには丁度良さそうだと思ってそのまま泳がせているのだ」
まあ、何という事かしら。
わたくし達とは違う目的で探しているのでしょうが、面白いことになりそうね。
冒険者として共和国を目指していたようですが、どうやら皇国の子爵に気に入られたそうで、そこに薬屋を開いて定住しそうだという報告でした。
ピンクの髪ではなく、茶色い髪になっていたそうですが、きっと髪色で探されている事を知って色を変えたのだろうという事でした。
娘も同じ髪色だという事でしたが、王の髪色は灰褐色です。きっと母親のピンクと同じなのでしょうね。
暗部の数名はそのまま留まり、例の冒険者を少しずつ誘導するという事でした。
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