ヒロインは始まる前に退場していました

サクラ マチコ

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グーダン大山ダンジョン

第197話 グーダン大山ダンジョン その8

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おはようございます、豊作ダンジョン 6日目の朝です。
ダンジョンに来てからの方が いつも以上に食べている気がするけど、きっと気のせいではないと思っています。

起きたら 昨日のエーガゴーライのお二人は居なくなっていました。
どうやら黒猫ではなく黒豹だったそうです、ネコ科として一括りにしては駄目でしたね。
10階以降の人たちは そのまま踏破するか、10階に戻って転移で帰ってくるだろうからという事で 9階で声掛けして戻ってきたらしく、8階以降にいた人たちは 全員10階のボス部屋経由で戻るそうです。

現時点で6階以下にいるのは 私たちだけらしいので、他のパーティーと会う可能性は無くなりました。
これでお料理し放題ですね。
10階以下は森になるんだけど、低層階にある食材も 割合としては減るものの 存在するようで、逆に低層階にはない素材、食材が沢山あるらしいので、ここからは 採集は最低限で、魔獣の討伐を中心にやることになったよ。

お父さんは 討伐に参加しないので、ちょこちょこ採集をしてもらう予定だけどね。
5人で採集しちゃうと 凄い量になっちゃうけど、お父さん一人なら そこまで大量にならないから ダンジョン内で消費できると思う。

【ウインド】での高速移動もできるけど、できるだけ魔法の練習も兼ねて 魔獣討伐《肉の確保》がしたい!という事で 歩いて討伐しながら 今日の野営地を目指しています。

「ダンジョンに慣れちゃうと 解体の腕が落ちそうで怖いね」

「解体が苦手だから ダンジョンにしか入らない奴もいるけどな」

「ヴィオの解体は 親父直伝だけあって 早くて丁寧だからな。ダンジョン上がったら 練習付き合うぞ」

ホーンラビットからのドロップアイテムは 他のダンジョンでは角一択なんだけど、ここは 肉も出る。確率としては3:7で肉の方が多い。
肉は大きな葉に包まれて出てくるので 解体の必要が無い。骨抜き、血抜き、内臓抜きがされた まさに肉屋で売ってる状態の肉が出てくる。
ダンジョン裏方には 腕の良い解体士でもいるのかしら。

「初級はそっか、角だけだったっけ。中級以降のダンジョンだと 場所によっては 皮が出ることもあるよ」

「えっ!?そうなの?」

「そうだな、ウルフも 毛皮が出ることもあるぞ」

尻尾しか出なかったウルフ、ここでは食べられない肉も出るけど、毛皮が出るところもあるなんて。
というか ウルフやオークの肉が不味いというのは、こういった豊作系ダンジョンに出た肉を食べた人による伝言ゲームで知られるようになったみたいだね。

「じゃあ ラット系も尻尾以外が出るの?ゴブリンは?」

「ラットは肉が出るところがあったと思うけど、ゴブリンは汚れた布だな。あとは武器を落とすくらいか?」

「あいつとコボルトは 食材にも皮も使い道ないからな。上位は魔石が落ちたけど それはダンジョンによってってことじゃねえしな」

ゴブリンとコボルトは やっぱりそんな感じなんだね。うんうん、肉を落とされても困るからそれは良い。
魔獣メモの備考欄に書くことが増えたね。ダンジョンによって違うなら はじめは何が落ちるか ちゃんと確認しておかないとだね。

ルンガお兄ちゃんと クルトさんは【エアカッター】ではなく極小ボール2種を使えるように訓練中。
右手に火の玉、左手に風の玉だ。
最初は違う種類を同時に出す訓練なので 大きさは気にせず、魔法を行使することだけを考えて練習を繰り返す。
お兄ちゃんたちの攻撃相手は ドロップアイテムを拾わない相手だし 遠距離からの攻撃だから たとえ失敗しても こちらに到着する前に【エアカッター】で倒せばいい。

トンガお兄ちゃんは お気に入りになった【サンドカッター】を封印し、砂粒を圧縮した【サンドショット】と、水圧で切る【ウォータージェット】の練習を繰り返している。

【ウォーターカッター】でも良かったんだけど、魔法耐性のある相手には弾かれやすいからね。ジェットの方は サンドカッターと同じで 超高速水圧だから 魔法でもあるけど物理的攻撃力としても高いので いけるんじゃないかと思って お兄ちゃんにも伝えている。
大きな岩で練習した時、カッターじゃ切れなかったのが ジェットで切れたから 納得してた。

3人の大人たちの ちょっと大人げないくらいに激しい攻撃をしまくっているのを横目に、兎と蛇を狩り 肉を確保していく。
時々 お父さんのところで採集したお野菜を回収し、また討伐しに戻る。
お兄ちゃんたちの魔力が水だけで回復しなくなれば 最寄りのセフティーゾーンに行って モグモグタイムもしくは 昼食&昼寝の時間をとる。


1階層に5つもセフティーゾーンがあるような広さなので、1日の移動はセフティーゾーン3つ分にして ゆっくり移動している。
魔力切れまで戦うお陰で、昼食、夕食共に 3人はよく食べる。
ここが豊作ダンジョンじゃなければ ここまで 魔法をバカスカ使えなかっただろう。
それは3人も自覚しているらしく、だからこそ ここで練習しまくっているようだ。

サマニア村では あまり手に入らなかった野菜も多く採集できるので それがどんな味なのか、似ているけど違うものなのかの実験も兼ねて、お野菜メニューはどんどん増えている。

ブロッコリーが見つかった時に「ミドリハナヤサイか」と言われた時には 何のことか分からなかったけど、ブロッコリーの房の部分が花のようにフワフワしているからそう呼ばれているらしく、カリフラワーは『シロハナヤサイ』と呼ばれると知った。

6階からは有難いことに ココッコも出るようになり、ドロップアイテムとして鶏肉と卵が手に入るようになったのは非常に嬉しい事だった。
卵が1個だと悲しいんだけど、葉に包まれた肉と同じように 鳥の巣のような籠に 4~8個の卵が貰えるのだ。
これは お兄ちゃんたちに ココッコが見つかった時には積極的に倒してほしいとお願いしたのも仕方ない。

卵が手に入るようになったから メニューの種類が更に増えた。
朝のスクランブルエッグを楽しみにしていたお兄ちゃんたちも、夕食に出てくる卵料理に喜んで 朝の卵無しに文句は出なかった。

トロロ芋ならぬ粘り芋も見つかったので、今夜はお好み焼き(もどき)を作ることにした。

「粘り芋なんて 食べ方知らなかったけど、ヴィオのお母さんって凄い人だったんだな。流石ソロでも銀ランクの上級だっただけあるな」

トロロを摺り下ろしていたら クルトさんが驚いてた。確かに切断面からドロリとした粘液みたいなのが出てきたら 食べたいとは思わないよね。
しかも痒くなるというのは同じらしいから 皆からは 危険な植物扱いされていたらしい。
掘りだした芋に喜ぶ私を見て お父さんですら ちょっと引いてたからね。

「小麦粉と卵とトロロがあったらタネが作れるんだよ。だけど ここならお野菜たっぷりだからね、もうちょっと別のお野菜も入れてみるね」

記憶にあるレシピでは 長芋以外にも ジンセン人参を摺り下ろしていたので 用意すれば ルンガお兄ちゃんがかわりに摺り下ろしてくれた。
お父さんはキャベチをみじん切りにしてくれている。
ダンジョン産のキャベチは 見覚えのある丸っこい形ではなく、菜の花の葉っぱのように 葉が開いている状態だった。
どうやら農家さんでは 葉っぱが巻き付いて丸くなるように育てているから あの形になるらしい。
まあ、開いていても味は同じだし、剝きやすくはある。

豆乳か牛乳を入れたいところだけど ないので水を入れて 混ぜる……。重すぎて混ぜれないので ルンガお兄ちゃんにバトンタッチ。
大きなボウル3つにタネを仕込んだら トンガお兄ちゃんが準備してくれたテーブルへ。
今日は特別製のテーブルを作ってもらった。

「これで良かった?」

【ロッククラフト】で作られた石のテーブルは 中央に長方形の穴が開いてて 薪を入れることができる。その上にお兄ちゃんたちが持ってる大きな鉄板を置いてもらえば ホットプレートじゃないけど テーブル上で鉄板焼きが出来るのだ。

「へぇ~、この使い方だったら いつもの不安定な場所で焼くより安定するし、そのままテーブルとして食えるから良いな」

「確かに。これなら俺も作りながら食えるし 良いな」

いつもは肉を焼くときに 大きな石を二つ作って その上に板を置いて料理台としてだけ使ってたんだって。足場が不安定なところだと 板が斜めになることもあるらしく このテーブル型は好評のようだ。
お肉の準備は クルトさんが薄切りにしてくれていたので 準備万端だ。

「じゃあ、このタネをまずは これくらい丸く広げて、その上に好きなお肉を乗せるの。
重なっちゃうと 焼きムラが出来るから 出来るだけお肉は重ならないようにしたほうがいいよ」

パンやスープの火加減を見る以外、料理はあまりしないトンガお兄ちゃんと ルンガお兄ちゃんは とても嬉しそうに自分たちの目の前にタネを広げていく。
あぁあぁ、そんなに大きくしたらひっくり返せなくなるけど……。
そこは説明してなかったけど、お父さんとクルトさんは 私の一回り大きいくらいの大きさにしているから、何となくこの後の動きが分かっているんだと思う。

ジュージューと焼ける音がしてきたところで お父さんが作ってくれた木べら二枚を使い 自分の分をひっくり返す。

「「「おぉっ!」」」

「ひっくり返して お肉の方もしっかり焼けたら もう一度元に戻して 完成だよ」

 一人2つずつの木べらを構えて 全員が真剣に鉄板を見つめている。
お父さんも クルトさんも パンケーキと同じだなと言いながら 苦労することなく綺麗にひっくり返す。

ここにきて自分たちのタネが大きすぎたことに気付き これは失敗だったかもと思ったお兄ちゃんたち。ひっくり返して失敗するのも楽しいから良いんだよ。そんな事を思いながら見つめる。

「いくぞ、いくぞ、えいっ! あぁ~~~~~」

「あ~……。そっか、半分にすれば。 ほっ!」

トンガお兄ちゃんはそのまま挑戦して ベショっとなってしまった。失敗部分を木べらで掬って ゆっくりひっくり返している。
それを見たルンガお兄ちゃんは 大きなお好み焼きを半分にして、半分ずつひっくり返している。
これが要領の良い次男の行動ってやつですね? 失敗することなく 両方をひっくり返せたルンガお兄ちゃんのタネを見て トンガお兄ちゃんが余計に落ち込んでるけど、ドンマイ!

今度はお肉の焼ける匂いもしてきて 非常にお腹が空いてくる。
お父さんたちはパンとスープも一緒に食べるみたいだけど、私はスープだけにした。お米とお好み焼きは食べてた記憶があるけれど、パンとお好み焼きはなんか違う……。
でも焼きそばパンがあった事を思えば同じか???

焼き上がったお好み焼きをもう一度ひっくり返し 最後にソースを塗れば完成。いつもの肉焼きのタレだけど お父さんブレンドで 少し辛口になっている。
へらで一口サイズに切って パクリとひとくち。

「ん~~~~、美味しい!」

「どれ、ほぉ、確かにこれは旨いな。摺り下ろしただけの野菜じゃと 食いごたえが無いと思ったが 小麦が膨らんでパンと同じ感じか。肉と一緒に食えるのは 屋台でもええかもしれんな。
うん、これは何枚でも食えるな」

そう言いながら空いているところにタネを落として次の準備もし始める お父さん、流石です。
クルトさんも 食べながら 次の準備を始める辺り 料理に慣れている人だよね。

「お父さん、お肉のかわりに チーズを先に置いて その上にベーコンを置くのも美味しいよ」

「「「ナニソレ 俺もやる」」」

豚玉の次に人気だった チーズベーコン、次に何を乗せるか迷ってたお父さんに告げれば お兄ちゃんたちが反応したよ。
うんうん、絶対お兄ちゃんたちも気に入ると思う。

私は二枚目のチーズベーコンを食べたところでお腹いっぱいになってしまったけど、皆はタネが無くなるまで焼き続けてました。
タネが残っていれば まだ食べれたんじゃないかな?と思ってるけど、次は一人ずつのボウルで準備した方が良いかもね。
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