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第三話
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久瀬が転校してきて、早半月が経った。
俺は気付いてはいけないことに気付いてしまったという罪悪感から、敢えて彼の存在を意識から外そうと躍起になり、結果何も手につかなくなってしまった。
「オイ珍しいなお前白沢ァ! たるんでるんじゃないか特待生~!」
「スマセン……」
昼休み、職員室。英語の単語小テストでスペルミスをありえないほど繰り返してしまい、高校どころか中学を含めても、俺史上初めての再テストを食らってしまった。
英語の教科担、斎藤先生はどこか嬉しそうに俺の肩をバシバシと叩く。ジャングルクルーズで珍獣でも見たかのようなテンションだ。俺は何も楽しくないが。
一応これでも俺は小学生の時から今までずっと優等生で通ってきたのだ。家からの近さを加味しつつ、特待生制度の完全学費免除を狙ってあえてこの高校にしたが、一応県内で一番の進学校も射程圏内の成績だったし、この高校に入学してから一度だって学年三位までを逃したことはない。
一番の得意科目の英語で再テストを食らったともなれば、流石に危機感を覚える。駿台模試でだって得点率八割を割ったことはなかったのに。
今年一番くらい打ちひしがれながら、職員室内の長テーブルに腰掛け、再テストに取り掛かる。さっさとこれを終わらせて昼飯を食べたい。通りかかる教員全員が物珍しそうに俺のことを見てくるので、さらし者にされたような気分だ。
「あ、ああ、君ね……ひとまずね、君は今日のところは再テスト免除でいいよ」
一分くらいで二十問を埋め終わり、さあ提出しようと立ち上がったとき、そんなことを言う斎藤先生の声が耳に入る。今度は俺が面食らう番だった。斎藤先生は生徒がどんな事情を抱えていようが一切配慮しないというすげないスタンスが一貫しているタイプの教員だ。そんな斎藤が、再テストを免除とは。それも、どこかしぶしぶと言った態度の滲む声である。
俺は恐る恐る、仕切りの向こうにある、斎藤のデスクのほうを覗き込んだ。すると、丁度、ぺこりと無言で一礼をして、回れ右をした生徒の姿が目に入った。俺はつい瞠目すると同時、妙な納得感が喉元まで込み上げてくるのがわかった。
「ああ、そうだ、久瀬くん。まだ再テスト受けに来たの、半分もいないから。今日の放課後までには必ず受けに来るようにってクラスに伝えておいて、よろしく」
斎藤先生は不機嫌そうに、久瀬の方を見るでもなく、どこかぶっきらぼうにそう言い放った。久瀬は立ち止まり、俯いた。考えずとも、困っているのが分かった。
俺は何故か申し訳ない気持ちになりながら、敢えて気にしないフリをして、久瀬の横を通り過ぎた。すれ違いざま、吐く息が震えているのが聞こえてきて、ズキ、とこめかみが痛んだ。
「斎藤先生、終わりました」
「おん、どれ、貸してみ……ウン、よし。来週は気ぃ抜くなよ白沢~」
「はい、気を付けます」
「ん、お疲れ」
斎藤先生はバインダーに挟んだ再テスト名簿らしきものにチェックを付け、シッシッと追い払うみたいに手を振った。俺は適当に一礼し、踵を返した。久瀬はいつの間にかいなくなっていた。
さて、教室に戻れば、いつものように賑わいでごった返している無秩序な雰囲気が満ちている。しかし、自分の席で弁当を食べるでもなく、窓の外を見ている久瀬の所在なさげな肩がいやに目についた。いかにも、途方に暮れていますといった風体だった。
「んぉ、白沢再試くんじゃん、お疲れぃ!」
「再試常連みたいに言わんでくれるか。これが初めてだっての……」
ゲラゲラ笑いながら、友人の橋本が手を振ってくる。わざわざ俺の前の席を陣取って、好き者なことだ。むしろ再テスト常連はアイツの方なのだが。そしてサボり常習犯でもあり、斎藤先生にはしっかり目をつけられている。
俺は手招きに応じて橋本へと歩み寄った。そして、身をかがめてズイと注意を引く。
「な、昼休みに入ってから、英語の再テのこと何か聞いた?」
「なんだ急に、別になんもないけど」
「あそ」
当たり前だ。久瀬は授業で当てられても、どんなに話しかけられても、首を縦に振るか横に振るか、傾げるしかない。頑なに声を出さないのだ。
きっとそれは、彼の秘密の露見に関わるから。ラヴィのメインボーカルだった彼の声は特徴的で、魅力的だ。一度聞けば、俺のような門外漢でも忘れない。
すう、と息を吸った。出来るだけ、何気なく。
「あのさ、みんな。斎Tが、単語の再テスト放課後までに受けに来いってさ。まだ半分も来てないってキレれたから、まあ一応伝言な~!」
「うへぇ」
すぐそばの橋本が舌を出しながら肩を竦める。教室じゅうで曖昧な返事やら、めんどくさぁ、といった不満の声が湧いた。
項のあたりがモゾリとした。どこからか視線を受けているが、俺は努めてそちらを見ず、ロッカーへ弁当を取りに行った。
「にしてもさ、カイリお前、なんか最近変じゃね? 疲れてるとか?」
俺が席に戻って弁当を広げ始めれば、橋本は椅子の背もたれを正面にするように座り直し、スマホを弄りつつそんなことを言い出した。
「いやまあ、うーん……なんだろな、ちょっとバイト入れすぎたっぽい」
「そりゃお前特待生維持しつつバイトもして俺らとネトゲ周回もしてってさ、いつ寝てんのそれ。遊びには誘っても来ないし、どこに金使ってんの?」
「大学のための貯えだよ。バイトは一応趣味の延長だし、流石に三年になったらもう辞めるけどさ……あとはアレ、妹のご機嫌取り。アイツ月の小遣い、好きなアイドルのグッズとかライブですぐ使い果たすからさ、めっちゃタカられるわけ」
「お前ホントに高校生? こわ」
「だってさあ、ロースクール行くにも金かかるっぽいし……妹の進路のこととかも考えるとさ、これ以上父さんが夜勤増やしたら流石に罪悪感ヤバいっつーか」
「なのに妹にはえげつない嫌われてんのウケるわ。かわいそ」
「いやまあ別に。アイツのあのノリで好かれたら逆にウザそうだし」
へ~、と、納得したんだかしてないんだか、橋本は気のない相槌を打って、勝手に俺の弁当から唐揚げを口に入れた。コイツもコイツで横暴なのだ。俺の周りにはどうやらこういう人間ばかり集まるらしい。まあ、俺が朝から揚げた唐揚げだ。ウマ、ウマ、といい反応を返してくれるだけ、文句ばかりの妹よりはずっとマシだった。
「カイリさぁ、たまにはリフレッシュとかしろよ。勉強は特待生だからしゃーないんだろうけどさ、バイトして家の手伝いして、寝る前にちょっとゲームしてって、流石に潤い足りねえんだよ」
「その心は?」
「放課後ラウワン行こうぜ、青柳も浅田も来んの」
「お~、考えとくわ」
「来ない了解」
話が早くて何よりである。
何度断ってもめげずに誘ってくれる橋本には悪いのだが、正直なところ、学校に来るだけでも気疲れで困憊になるのだ。こうして何気なく話をするだけなら楽しいし、むしろ橋本といった友人の存在はありがたく思っている。
それでも、人付き合いは自分の鏡というように、誰かと深く付き合えば付き合うほど、自分の持つ感覚のズレと直面することになる。きっと俺は、そのズレを感じる頻度が人よりもいくらか多く、それによって発生するストレスへの耐性が頗る低いのだ。
きっとその感性は、法曹に向いていると、そう言ってくれた母の言葉を、ずっと心の支えにしている。幸い勉強と努力は性に合っていたので、ひとまず今は、勉強を第一にして、生活を構築しているわけだ。
その、筈なのだが。今は、そのバランスが、少しずつ崩れ始めている。授業中も、ふとした瞬間に、久瀬の存在が視界の隅にちらついて、集中を乱してしまうようになった。
あの一瞬だけ。彼のターコイズグリーンを目の当たりにしたのは、それだけのこと。緑の瞳と言うだけで、彼の正体をラヴィのミズキと断定するのは些か早計なのではないか。
もしかしたら、見間違いかもしれないし。久瀬の声だって聞いたことないのに。
ああ、そうだ……声。一度聞いたら忘れようがないほど、艶があり、特徴的な声。
久瀬の声を聞くことが出来れば、事実がどうであれ、納得できるんじゃないか。本人か別人か、それではっきりするんだから。
「つっても、なあ……」
「お? 何、どした?」
「いや、ごめん、何でもない」
橋本は怪訝そうに眉を顰め、スマホを凝視しながら肩を竦める。久瀬が橋本くらい饒舌であれば、どんなにいいことか。
久瀬の声を聞く。これが簡単なことであれば、苦労はしないのであった。
俺は気付いてはいけないことに気付いてしまったという罪悪感から、敢えて彼の存在を意識から外そうと躍起になり、結果何も手につかなくなってしまった。
「オイ珍しいなお前白沢ァ! たるんでるんじゃないか特待生~!」
「スマセン……」
昼休み、職員室。英語の単語小テストでスペルミスをありえないほど繰り返してしまい、高校どころか中学を含めても、俺史上初めての再テストを食らってしまった。
英語の教科担、斎藤先生はどこか嬉しそうに俺の肩をバシバシと叩く。ジャングルクルーズで珍獣でも見たかのようなテンションだ。俺は何も楽しくないが。
一応これでも俺は小学生の時から今までずっと優等生で通ってきたのだ。家からの近さを加味しつつ、特待生制度の完全学費免除を狙ってあえてこの高校にしたが、一応県内で一番の進学校も射程圏内の成績だったし、この高校に入学してから一度だって学年三位までを逃したことはない。
一番の得意科目の英語で再テストを食らったともなれば、流石に危機感を覚える。駿台模試でだって得点率八割を割ったことはなかったのに。
今年一番くらい打ちひしがれながら、職員室内の長テーブルに腰掛け、再テストに取り掛かる。さっさとこれを終わらせて昼飯を食べたい。通りかかる教員全員が物珍しそうに俺のことを見てくるので、さらし者にされたような気分だ。
「あ、ああ、君ね……ひとまずね、君は今日のところは再テスト免除でいいよ」
一分くらいで二十問を埋め終わり、さあ提出しようと立ち上がったとき、そんなことを言う斎藤先生の声が耳に入る。今度は俺が面食らう番だった。斎藤先生は生徒がどんな事情を抱えていようが一切配慮しないというすげないスタンスが一貫しているタイプの教員だ。そんな斎藤が、再テストを免除とは。それも、どこかしぶしぶと言った態度の滲む声である。
俺は恐る恐る、仕切りの向こうにある、斎藤のデスクのほうを覗き込んだ。すると、丁度、ぺこりと無言で一礼をして、回れ右をした生徒の姿が目に入った。俺はつい瞠目すると同時、妙な納得感が喉元まで込み上げてくるのがわかった。
「ああ、そうだ、久瀬くん。まだ再テスト受けに来たの、半分もいないから。今日の放課後までには必ず受けに来るようにってクラスに伝えておいて、よろしく」
斎藤先生は不機嫌そうに、久瀬の方を見るでもなく、どこかぶっきらぼうにそう言い放った。久瀬は立ち止まり、俯いた。考えずとも、困っているのが分かった。
俺は何故か申し訳ない気持ちになりながら、敢えて気にしないフリをして、久瀬の横を通り過ぎた。すれ違いざま、吐く息が震えているのが聞こえてきて、ズキ、とこめかみが痛んだ。
「斎藤先生、終わりました」
「おん、どれ、貸してみ……ウン、よし。来週は気ぃ抜くなよ白沢~」
「はい、気を付けます」
「ん、お疲れ」
斎藤先生はバインダーに挟んだ再テスト名簿らしきものにチェックを付け、シッシッと追い払うみたいに手を振った。俺は適当に一礼し、踵を返した。久瀬はいつの間にかいなくなっていた。
さて、教室に戻れば、いつものように賑わいでごった返している無秩序な雰囲気が満ちている。しかし、自分の席で弁当を食べるでもなく、窓の外を見ている久瀬の所在なさげな肩がいやに目についた。いかにも、途方に暮れていますといった風体だった。
「んぉ、白沢再試くんじゃん、お疲れぃ!」
「再試常連みたいに言わんでくれるか。これが初めてだっての……」
ゲラゲラ笑いながら、友人の橋本が手を振ってくる。わざわざ俺の前の席を陣取って、好き者なことだ。むしろ再テスト常連はアイツの方なのだが。そしてサボり常習犯でもあり、斎藤先生にはしっかり目をつけられている。
俺は手招きに応じて橋本へと歩み寄った。そして、身をかがめてズイと注意を引く。
「な、昼休みに入ってから、英語の再テのこと何か聞いた?」
「なんだ急に、別になんもないけど」
「あそ」
当たり前だ。久瀬は授業で当てられても、どんなに話しかけられても、首を縦に振るか横に振るか、傾げるしかない。頑なに声を出さないのだ。
きっとそれは、彼の秘密の露見に関わるから。ラヴィのメインボーカルだった彼の声は特徴的で、魅力的だ。一度聞けば、俺のような門外漢でも忘れない。
すう、と息を吸った。出来るだけ、何気なく。
「あのさ、みんな。斎Tが、単語の再テスト放課後までに受けに来いってさ。まだ半分も来てないってキレれたから、まあ一応伝言な~!」
「うへぇ」
すぐそばの橋本が舌を出しながら肩を竦める。教室じゅうで曖昧な返事やら、めんどくさぁ、といった不満の声が湧いた。
項のあたりがモゾリとした。どこからか視線を受けているが、俺は努めてそちらを見ず、ロッカーへ弁当を取りに行った。
「にしてもさ、カイリお前、なんか最近変じゃね? 疲れてるとか?」
俺が席に戻って弁当を広げ始めれば、橋本は椅子の背もたれを正面にするように座り直し、スマホを弄りつつそんなことを言い出した。
「いやまあ、うーん……なんだろな、ちょっとバイト入れすぎたっぽい」
「そりゃお前特待生維持しつつバイトもして俺らとネトゲ周回もしてってさ、いつ寝てんのそれ。遊びには誘っても来ないし、どこに金使ってんの?」
「大学のための貯えだよ。バイトは一応趣味の延長だし、流石に三年になったらもう辞めるけどさ……あとはアレ、妹のご機嫌取り。アイツ月の小遣い、好きなアイドルのグッズとかライブですぐ使い果たすからさ、めっちゃタカられるわけ」
「お前ホントに高校生? こわ」
「だってさあ、ロースクール行くにも金かかるっぽいし……妹の進路のこととかも考えるとさ、これ以上父さんが夜勤増やしたら流石に罪悪感ヤバいっつーか」
「なのに妹にはえげつない嫌われてんのウケるわ。かわいそ」
「いやまあ別に。アイツのあのノリで好かれたら逆にウザそうだし」
へ~、と、納得したんだかしてないんだか、橋本は気のない相槌を打って、勝手に俺の弁当から唐揚げを口に入れた。コイツもコイツで横暴なのだ。俺の周りにはどうやらこういう人間ばかり集まるらしい。まあ、俺が朝から揚げた唐揚げだ。ウマ、ウマ、といい反応を返してくれるだけ、文句ばかりの妹よりはずっとマシだった。
「カイリさぁ、たまにはリフレッシュとかしろよ。勉強は特待生だからしゃーないんだろうけどさ、バイトして家の手伝いして、寝る前にちょっとゲームしてって、流石に潤い足りねえんだよ」
「その心は?」
「放課後ラウワン行こうぜ、青柳も浅田も来んの」
「お~、考えとくわ」
「来ない了解」
話が早くて何よりである。
何度断ってもめげずに誘ってくれる橋本には悪いのだが、正直なところ、学校に来るだけでも気疲れで困憊になるのだ。こうして何気なく話をするだけなら楽しいし、むしろ橋本といった友人の存在はありがたく思っている。
それでも、人付き合いは自分の鏡というように、誰かと深く付き合えば付き合うほど、自分の持つ感覚のズレと直面することになる。きっと俺は、そのズレを感じる頻度が人よりもいくらか多く、それによって発生するストレスへの耐性が頗る低いのだ。
きっとその感性は、法曹に向いていると、そう言ってくれた母の言葉を、ずっと心の支えにしている。幸い勉強と努力は性に合っていたので、ひとまず今は、勉強を第一にして、生活を構築しているわけだ。
その、筈なのだが。今は、そのバランスが、少しずつ崩れ始めている。授業中も、ふとした瞬間に、久瀬の存在が視界の隅にちらついて、集中を乱してしまうようになった。
あの一瞬だけ。彼のターコイズグリーンを目の当たりにしたのは、それだけのこと。緑の瞳と言うだけで、彼の正体をラヴィのミズキと断定するのは些か早計なのではないか。
もしかしたら、見間違いかもしれないし。久瀬の声だって聞いたことないのに。
ああ、そうだ……声。一度聞いたら忘れようがないほど、艶があり、特徴的な声。
久瀬の声を聞くことが出来れば、事実がどうであれ、納得できるんじゃないか。本人か別人か、それではっきりするんだから。
「つっても、なあ……」
「お? 何、どした?」
「いや、ごめん、何でもない」
橋本は怪訝そうに眉を顰め、スマホを凝視しながら肩を竦める。久瀬が橋本くらい饒舌であれば、どんなにいいことか。
久瀬の声を聞く。これが簡単なことであれば、苦労はしないのであった。
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