見つからない願い事と幸せの証明

鳴海

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Side カイル

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 俺が初めてレオの自慰を手伝って以来、俺たちは週に何度か一緒にペニスを扱き合う仲になった。 名目として、レオの精通を促すためということにしてある。が、そんなことは体のいい嘘に決まっている。

 いや、全くの嘘ではないけれど、どちらかと言えば、俺がレオに触りたいというのが本当の目的で、精通はその言い訳になっているというのが正しい。

 八才の頃からずっと、俺はレオの乳首を舐めしゃぶってきた。毎晩毎晩、一日も欠かすことなくレオの乳首を舐めまわしてきた。ある時期からはそこに俺の自慰が加わり、吐精した俺の子種をレオに舐めさせたり、時にはレオの口に直接精を吐き出したりして、俺は自分の欲求を満たしてきた。

 そこに今、週に数回、俺とレオとの触りっこが加わった。起きているレオの感じる様子が見られることは、俺にとってこれ以上ないほどの喜びとなっている。
 近頃の俺は、毎日が幸せで幸せでたまらなく、実に充実した性生活を送っていると言えた。

 勿論、二人で触りっこをしない日は、以前と同じようにスリープをかけ、寝ているレオの体を好き勝手に舐めまわしている。以前と違い、今では乳首だけでなくペニスもペロペロするようになった。
 あー、もう本当に幸せ。レオ、めちゃくちゃ可愛い。

 本当に毎日が素晴らしい。
 俺は世界に愛されていると、改めて実感させられる日々だ。



 さて、俺は十三才になった。
 レオも俺と同じで十三才になったのだけれど、近頃のレオは本当に綺麗になった。いや勿論、小さい頃から可愛かったのは言うまでもないが、この頃は体つきが大人っぽくなってきたせいもあって、ただそこにいるだけで、そこはかとない色気が漂うようになってしまっている。

 俺が毎日レオのことを、いやらしい意味で可愛がっているせいもあるのかもしれない。


 近頃、俺とレオとの貴族教育に差が開きすぎたせいで、別々の授業を受けたり、俺だけ自習になることも多い。

 俺は自習時間、聖獣のロルフと一緒に館を抜け出し、その背に乗せてもらって長距離を移動することが増えていた。そうやって、レオと別行動時間に俺がロルフとなにをやっているのかというと、実は宝探しをしている。

 宝探しといっても、海賊や山賊の隠し財宝などという不確かな物を探しているわけではない。侯爵領内の地下に眠る価値の高い鉱物を、ロルフと二人で探しだし、掘り起しているのだ。

 侯爵領は王都からかなり離れたところにあるだけに、緑豊かな風景が広がる自然豊かな領地だ。主な産業は農業と林業で、それ以外の産業はほとんどなく、これはどう考えても歴代領主たちの怠慢だと言える。

 けれど、そのおかげでこの領地には、未だ手付かずの地下資源が多く眠っていた。それを俺とロルフは二人で探し出し、魔法を使って掘り起し、片っ端から手に入れまくっているのである。

「ロルフのインベントリは本当に便利だな。掘り起した宝石やら鉱物、どんどん収納できて助かるよ」
『うむ。しかし、これはいつまで続けるつもりなのだ。この勢いで地下資源を手に入れていくと、その内、世界一の金持ちになってしまうぞ』
「いいんだよ、それで。俺はいずれ、レオを連れてこの侯爵領を出るつもりだけど、苦労をさせるつもりは一切ないからな。レオにはいつだって、俺の傍で幸せそうに笑っていて欲しい」
『あの子は金などなくとも、そなたがいればどこでだって幸せだろうとは思うがな。あれは貴族という身分の割に、欲の少ない控え目な性格をしておることだし』
「それは俺だって分かってる。だけど、やっぱり苦労なんてさせたくないしな。金はいくらあっても邪魔にならないだろう?」
『まあ、それは確かに』
「よし、一旦戻ろう。そろそろ昼食の時刻だ。遅れるとレオが寂しがる」

 俺が背にまたがると、ロルフは領主館の俺の部屋に、行きとは違って今度は転移魔法で瞬時に移動した。一瞬で景色が変わる。初めてこの転移魔法を経験した時は、本当に驚いたものだ。

 近い内、俺はロルフから転移魔法を教えてもらう予定だ。これが使えるようになると、俺の行動範囲は今の何倍、何十倍も広がるだろう。
 初めての場所には使えないけれど、一度でも行ったことのある場所ならば、この転移魔法で一瞬の内に移動することができる。これはすごく便利な魔法だ。

 転移以外にも、俺はロルフから色々な魔法を学んでいる最中だ。今後訪れる予定のレオとの幸せな生活のために、俺はできる限り多くの魔法を習得しようと思っている。
 これはレオを守っていくために、絶対に必要なことなんだ。


 その日、夕食の後に風呂まで終えた俺は、今やほとんど二人のものと化しているレオの部屋へと入っていった。

 心の中でロルフに結界を張ることを指示する。これから始まるレオとの楽しい時間を他の人間に邪魔されたくはないし、レオの可愛い喘ぎ声を、自分以外の誰かに聞かせるつもりはないからだ。

 見ると、既にレオはベッドの上に座っていた。少し元気がないように見えて、俺は心配になってしまう。

「どうした、レオ。元気がないけど、なにか心配事か?」

 俺はすぐさまベッドに上がってレオの傍に寄ると、レオのその柔らかい頬に手を添え、俯いていた顔を上向かせた。レオの優しい薄茶色の瞳に俺が映る。

「レオ?」
「う、うん、あのね、僕……もう十三才になってしばらく経つのに、まだ精通できないでしょう? こんなにいつもカイルが我慢してくれて、僕のア、アレなんかに触って手伝ってくれてるのに、本当に申し訳なくて……」

 目を潤ませ、心から俺に申し訳ないと思う気持ちが表れているレオのその表情に、俺の胸は温かくなる。

「いいんだよ、そんなこと気にしなくて。俺が手伝いたくてやってることだ」
「……カイルは相変わらず優しいね。でも、これ以上カイルに迷惑かけたくない。僕、早く精通したいな。迷惑かけ続けて、カイルに嫌われるのが怖いんだ」
「レオ……」

 俺はレオの頭を優しく撫でながら思った。

 あーくそっ、可愛い、可愛すぎる! なんでこんなに可愛いんだろう。
 言葉の端々やその表情から、レオがどんなに俺を好きかが伝わってくる。それが俺には嬉しくて仕方がない。たまらなく愛しい!

 よし、今日は少し強めにスリープをかけて、レオの体中余すところなく舐めまわし、吸って、しゃぶって、味わい尽くしてやろう。そうでもしなければ、この俺のレオを想う昂った気持ちが落ちつきそうにない。

 はぁ~、待ち遠しい。考えただけで凄く興奮する、今すぐ勃起しそう!

 本当だったら、今日は二人でペニスの触りっこする予定の日だったけど……無理だ、それだけじゃ満足できそうにない。

「レオ、気にするな。俺がレオを嫌いになったりする筈がない。それに、俺はレオの役に立てるならそれだけで嬉しいし、むしろ、かわいいレオに触れることを喜んでいるくらいだ。なんなら精通するのはゆっくりでいいぞ?」

 俺が本音を冗談めかして言うと、レオは感極まったように小さな体を震わせて、俺に抱きついてきた。

「カイルったら、僕を甘やかしすぎだよ! どうしてそんなに優しいの? 人間ができすぎていて逆に心配になっちゃうよ」
「俺が優しいのはレオ限定だよ」
「またそんなこと言って。ちゃんと知ってるよ。領都の町中でも孤児院でも、カイルは皆に好かれてるって。それはカイルが皆に平等に親切だからだよ。カイルが誰にでも優しくて、思いやりに溢れた素晴らしい人だからだよ」

 はぁ~、もうなんなの、このレオの俺信者っぷり。
 あああ、一刻も早く体中を舐めまわしたい。乳首を吸いまくりたい。ペニスをしゃぶりつくしたい。

 そんな願望を心の奥にひた隠し、俺はレオに人の良い優しい笑顔を向けた。

「レオ、おいで。今日はなにもせず、このまま抱き合って眠ろう。精通のことは気にしなくていい。その内にきっとくるから。焦らなくていいんだ」
「ありがとう。僕、カイルにぎゅっとされて眠るの大好き。すごく温かくて安心する」
「明日は午後の授業が終わったら、遠乗りついでにピクニックに出かけよう。狩りをするのでも、薬草を採るのでもなく、二人でただノンビリしよう。レオが頑張り屋なのは分かっているけど、たまにはそういった時間も必要だ」
「わぁ、楽しみだな。ありがとう、カイル。大好きだよ」
「俺もだ。さあ、おやすみ、レオ。もう寝よう」
「うん、おやすみなさい、カイル……」

 腕の中から、すぐにレオの安らかな寝息が聞こえ始めた。俺はレオの頭に何度かキスを落とした後、予定通り強めのスリープをかけ、ライトの魔法でレオの周囲を照らした。そして、即座にレオの寝衣と下着をすべて脱がして全裸にしてしまう。

 はぁ、いつ見ても綺麗な体だ。レオのシミ一つない白くて綺麗な裸体は、どこもかしこも例えようもないほど美しい。

 もう一秒だって我慢できず、俺はレオの体を舐めまわし始めた。顔、乳首、ペニスは勿論のこと、手や足の指の一本一本まですべてを舐めまわし、すべてを俺の唾液まみれにした。

 ただ舐めまわしていただけなのに、俺は途中で二度ほど射精した。たまらなく興奮した。勿論、いつもの通り俺の精子は全部レオに飲ませてやった。

 散々舐めて舐めて舐め尽くして満足した俺は、レオの体に浄化魔法をかけて綺麗にすると、下着と寝衣を着せ、愛情込めて優しく抱きしめながら眠りについた。

 俺の大切な大切な宝物のレオ。レオといるだけで、俺はいつだって幸せな夢に浸っているような気分でいられる。

 最高の夜だった。
 


 翌日午後。
 約束通り、俺たちは馬に乗って景色の良い丘の上までピクニックに出かけた。
 持参した布を草の上に敷き、そこに腰を下ろしてのんびり寛ぐ。

 ロルフがいて、レオのお気に入りの緑の妖精もいる。
 天気が良く、爽やかな風が頬を撫でる快い午後の昼下がり。俺たちはこれといった目的もなく、ただ心穏やかにゆったりと過ごし、くだらない話をしては笑い合った。

 料理長が用意してくれた美味い軽食を口にした後、レオが欠伸をしながら大きく伸びをした。

「お腹は膨れたし、お天気は気持ちいいし、風は爽やかだし、なんだか眠くなってきちゃったよ」
「少し昼寝しようか。俺も眠くなってきた」
「うん。あまり遅くなるとラッセが心配するから、少しだけね」

 寝転がるロルフの触り心地のいい金の毛並を枕にして、俺たちは横になった。夜と同じでレオはすぐに寝入り、あっと言う間に夢の世界の住人になってしまう。
 俺はレオの額にちゅっとキスをした。それと同時にスリープの魔法をかける。

「ロルフ、結界を頼む。俺たちの姿と音が、外からは一切感知できないようにしてくれ。ああそれと、お前と妖精も結界の外な。念のため、邪魔が入らないように見張りつつ、しばらく俺の視界に入らないよう姿を消しててくれ」

 ロルフと妖精はなにか言いたげな表情を一瞬だけ見せたものの、諦めたように大きなため息を一つ吐き、張られたばかりの結界から外に出た。俺がこれからなにをするつもりか、あいつらには分かっているのだろう。実に賢い聖なる生き物たちである。

 結界が張られているとはいえ、見た目にはなにがあるわけでもなく、見晴らしのいいただの丘の上である。俺はウキウキしながらレオの服を全て脱がして全裸にした。

 ライトの魔法の中で見る不自然な色合いのレオではなく、自然光の中で見るレオの体は素晴らしく美しく、そして、たまらなくいやらしい。
 薄いピンク色の可愛い乳首、あまり触っていないことが色から分かる綺麗なペニス、そして、臀部の肉を割り開くことでしか現れない、いつもは奥に隠れた慎ましいアナル。

 俺はもう我慢できず、そのすべてを舐めまわした。特にレオのアナルを見たのはこれが初めてで、俺はたまらなく興奮した。夢中になって舐めて穿ほじって激しく吸った。
 ここの味を知っているのは俺だけだと思うだけで凄く興奮する。そして今後も勿論、他の誰にだってここの味を知る権利を与えるつもりはない。欲しがるヤツがいたら殺してやる。
 俺の、俺だけのレオだ。

 そして、ここにいつかレオの同意のもとに、俺のペニスをねじ込んでやるつもりだ。二人でもっと溶け合って分かり合って一体感を得るために。

 そんなことを思っていると、俺のペニスがガチガチに勃起した。その勃起ペニスを、俺がさっき舐めしゃぶったレオのいやらしい場所に擦りつけて、自分の発情を更に促していく。

 硬くシコったレオの乳首に、俺のペニスのカリ首の窪みや鈴口を擦りつけた。二人のペニスの裏筋同士を擦り合わせ、手でにゅくにゅくと扱きまくった。うつ伏せに寝かせたレオの尻肉に俺のペニスを挟み、前後に腰を動かすことで快感を得た。

「ああ、レオ、最高だ……んっ、気持ちぃ」
「んん……あっ……あぁ……ん」

 寝ているのに快感に震えるレオの体。発せられる善がり声。そのすべてが俺を興奮させ、体を熱くする。俺はあまりの気持ち良さに腰が震えてしまい、熱く激しく何度もペニスを弾けさせた。

 解放感と背徳感がせめぎ合う屋外での淫靡な行いに、俺は神経が焼き切れそうなほど興奮し、射精時に得た快感は、これまでに感じたことがないほど強く激しいものだった。

 しばらくして昂りが落ち着き、レオに浄化魔法を掛けて服を着せて整えると、俺はレオの頬を優しく撫でながらため息交じりに呟いた。

「俺、もしかして変態なのか?」

 しばらく考えを巡らせた俺は、やがて肩を竦めて小さく笑った。
 俺が変態かどうかなんて、別段たいした問題じゃない。なぜなら、レオはどんな俺でも受け入れてくれるだろうから。俺が俺である限り、どんな俺でもレオは好きだと言ってくれるに決まっている。その自信が俺にはあるから。だからきっと、俺が変態かどうかなんて些末な問題でしかないのだ。

 そう思って、俺は自分の性癖について考えることを一切やめた。そして、もう一度スリープを掛けると、深く眠るレオの顔を横に向かせ、その小さくて可愛いお口に俺のペニスを優しく押し込んだ。

 既に癖になっているのか、レオは口に入ってきた硬いペニスを、自然と吸っては舐めしゃぶっている。

 俺はそろそろと前後に腰を動かした。途端にぶわっと沸き起こった快感に、一気に体が痺れて震えがくる。思いっきり激しく腰を振りたい。けれど、そんなことをしたらレオを傷つけるかもしれないから、我慢してゆっくりゆっくりと腰を振る。

「ああ、レオッ、好きだ……好きだ!」

 小さく呟きながら、俺は腰をゆるやかに振り続けた。
 やがて高まった射精感に我慢ができなくなり、俺はレオの乳首を服の上からぎゅっと捻り上げた。その途端、レオが俺のペニスを口内に溜まった唾液と一緒にじゅるるると強く吸い上げた。その小刻みに震えるような痺れる刺激で、俺は精子を大量に吐き出したのだった。

 頭がおかしくなるかと思うほど気持ち良かった。


 
 その日の夜、俺とレオはめくるめくエロエロな時間を過ごし、その結果、ついにレオは精通した。

 昼間の気持ち良さのお礼の気持ちもあって、俺は自分が快感を得ることは後回しにして、レオを感じさせることだけを考えて手と口を動かした。それが良かったのかもしれない。

 それにしても、今夜はレオが俺のペニスを初めて自発的に咥えてくれたのだが、もう最高に可愛くてどうしようかと思った。それに、俺の腹筋辺りに自分のペニスを擦りつけて感じていたレオは、凶悪なほどにいやらしかった。

 尻穴の奥、前立腺というレオがものすごく気持ち良くなれる場所を探し当てることができたのは、俺にとって幸運としか言いようがない。

 次は性交だ。見つけたレオのイイところを、俺の亀頭でゴリゴリ擦って喘がせてやりたい。気が狂うほど気持ち良くしてやりたい。
 そう遠くない未来、体の奥深くでレオと愛し合う日が来ることが、俺には楽しみで仕方なかった。



 無事に精通を迎えたことで、レオからはものすごく感謝された。
 これまで自慰を手伝ってくれてありがとう、もうこれで迷惑を掛けずにすむと、心からの感謝の気持ちを込めて礼を言われた。

 俺は優しい笑顔をレオに向けて、気にしないでくれと、レオのためになれて嬉しいと、そう答えた。答えながらレオの服をさり気なく脱がしていき、乳首に吸い付きながら指でもコリコリと可愛がった。

 そうすると、八才の頃から散々俺に舐めしゃぶられ、すっかり性感帯と化した乳首たちは、レオの体をあっと言う間に発情させ、蕩けさせてしまうのだ。

 そうやってなし崩し的に触りっこになだれ込み、お互いにイイところを刺激し合って気持ち良くなり、そのまま何度か射精して疲れ果てて眠りにつく。

 レオが精通してから数ヵ月、俺たちは毎晩そういったことを繰り返していた。

 ようするに、もう自慰を手伝ってもらう必要がない。だから、今後は別々の部屋で寝ようと、そうレオに言わせないために、体を発情させることで判断力と思考力を低下させ、篭絡しているのだった。

 一日に少なくとも三回はレオをイかせている。多い時は空イキと合わせて五回以上。俺もだいたい二回は射精する。

 知らない内に快楽に浸りきった日々を送らされているレオの体は、既に俺から与えられる快楽中毒にされてしまっている。勿論、本人は少しも気付いていない。

 毎晩毎夜、得も言われぬ快美感を与えられ続けているせいで、きっともうレオの体は、自分の手で行う単純な自慰だけでは満足できなくなっているに違いない。
 素晴らしい、すべて俺の計画通りだ。



 十四才を過ぎた頃、試しにレオの体に一切触れることなく二日過ごしてみた。そしたら三日目。泣きじゃくるレオから、触って欲しいと、イかせて欲しいと懇願されてしまった。

「ふっ……ぐすっ、カイル、ごめっ、ごめんね。でも僕、もう自分じゃイけなくて……」

 はあ~~~~~、レオからのいやらしいおねだり最高!!

 おそらく、風呂場かトイレで自分を慰めてみたところ、結局は達することができずに欲求不満だけが高まったのだろう。
 ボロボロと涙を流しながら、発情した体を持て余し、俺にいやらしいことを懇願するレオのエロ可愛いことといったらもうっ!!!

 その日、俺たちは初めて体を繋げて愛し合った。

 レオに入れたいという俺のお願いに、流石に戸惑ったのか、最初は断られてしまった。しかし、泣きそうな顔してお願いし続けてみたら、俺に弱いレオは結局は折れてくれた。二日間触られなかったことで、体が発情しきっていたせいもあったんだろうな。

 なにはともあれ、レオからの承諾は得た。俺は喜びで胸をいっぱいにしながら、優しく大切にレオの体に触れていった。

 少しでも痛みを与えなくて済むように、挿入前、もう許してとレオが泣いて頼んでくるくらい、俺はレオの後孔を舐めまくり、指でも散々解しまくった。

 小柄なレオに対し、平均より大きく育った俺の体がレオを傷つけないよう、入り口部分にだけ軽く麻痺の魔法をかけた。そのおかげか、レオはほとんど痛みを感じることなく俺のペニスを受け入れることができた。

 レオの穴に対して大きすぎる俺のペニスは、ただ前後に出し入れするだけで、レオのイイところをゴリゴリ刺激するらしく、泣きながら善がり狂うレオのいやらしさは、もうどうにも言葉にできないほど卑猥で、俺は夢中になって腰を振り続けた。

 特にレオは乳首を弄られながら、同時に尻穴を責められるのが好きらしく、コリコリの乳首を吸いながら腰を動かしてやると、もっともっとと中が強請るようにうごめいて、腰が溶けそうなくらい俺も気持ちがいい。

「あっ、気持ちいっ……お尻が、お尻がすごいっ」
「そんなに、んっ、気持ちいいか?」
「うんっ、うんっ……カイルのおチンポすごいっ、お尻溶けそう……ああっ」

 レオは気持ち良さのあまり理性が切れると、なぜかペニスのことをチンポと呼ぶ。聞いたばかりの頃は違和感があったものの、今ではその言葉を聞くと、レオがものすごく感じてくれていることの証明な気がして、俺もすごく興奮するようになった。

「俺のチンポ、気持ちいいか?」
「うん、気持ちいいっ、あああ……カイルのおチンポ、すごく気持ちいいよぉ」
「俺のチンポで突かれるの、どこが好きだ? 奥か、手前か?! どっちが好きだ、言え、レオ!」
「あ、ああっ、手前っ……手前が好きっ……んっ、ああっ……ん、いいっ、カイルのおチンポ、いいっ」

 少しでも自分のイイところに当てようとしているのか、レオも必死に腰を振りだした。その姿がすごくいやらしくて、たまらなく扇情的で、俺の興奮も最高潮に達してしまう。

 初めてなのにこんなに感じてくれるなんて、寝ている時に指や舌で触りまくっていた甲斐があったというものだ。

 待ってろよ、レオ。今はまだ手前の方が好きかもしれないけど、その内に奥の方がいいと言わせてみせるから。奥で感じるようにしてやるからな。楽しみに待ってろよ、レオ。

「あ、ああっ、もうだめ、もう出る……イくっ、イっちゃうよ!」
「俺も出るっ……中に、中に出すからな、レオ!」
「いいよ、出してっ、好きなところに出して、カイル……いくっあああっ!!」

 レオの絶頂により尻の中がぎゅっと締まり、その刺激で俺も勢いよく己の欲望を吐き出した。その熱い白濁がレオの腸壁のイイところに強くかかって刺激したせいで、レオはまたすぐに連続して達してしまう。

「いくっ、またイくぅ……ああ、またイちゃうよ、すごいっ、すごいぃっっ!」

 初めてで二回連続絶頂は流石に疲れたのだろう。ぐったりしたレオの体のそこかしこ、特に乳首の先っぽがぴくぴくと小さく跳ね動く様が、なんとも言えずいやらしくてすごく良かった。


 こうして俺は童貞ではなくなったわけだが、どう控えめに言っても最高の経験だった。レオの処女をもらえたと思うだけで、俺の心は誇らしい気持ちで熱くなる。

 これからは毎晩、レオが大好きだと言う俺のペニスで、神経が焼き切れるほど可愛がってやろうと思う。

 俺、治癒と回復と浄化の魔法が使えて本当に良かった。これがあれば毎日抱いても大丈夫。一時的に傷つけてしまうことが万が一あったとしても、すぐに元の健康な状態にレオを戻すことができるからな。

 世界から愛されている俺の持つ、素晴らしい才能の数々には感謝するばかりだ。


 性交後の気怠いけれども心地良い疲れの中で、俺はレオの髪や額、頬などにキスをしながら、前々から気になっていたことを質問してみた。

「え、僕が王都の両親や兄弟たちをどう思っているかって?」

 俺の問いに、うーんとレオは視線を上にやって、その可愛い唇を尖らせて考えている。その唇にちゅっとキスしてやりたいと思いつつ我慢する。
 やがて考えがまとまったのか、少し困った顔のレオが俺を見た。

「家族について正直に言うとね」
「ああ」
「どうでもいいんだ」
「どうでもいい?」
「そう。今まで一緒に暮らしていないし、まともに会話したこともない。唯一お会いしたことのある母上は、カイルも知っての通り、僕にまったく興味がなさそうだったしね。家族に対して持てる感想ってものが微塵もない、っていうのが本当のところかな」

 小さい頃はただただ会いたかったけどね、と言った後、レオは少し怯えたような、伺うような表情を俺に向けた。

「冷たい人間だって軽蔑する? 家族のことがどうでもいいなんて、薄情だと思う? 僕のこと、き、嫌いになっちゃう?」

 不安そうなレオを、俺は優しく優しく抱きしめた。

 嫌いになんてなる筈がない。そんな風に、レオを寂しい人間にしたのはアイツらなのだから。俺が嫌うのはレオじゃない。今もレオに冷たい態度を取り続けている、王都の侯爵一家だ。

 母の葬儀以降、侯爵夫人からは数か月に一度、俺の元に手紙が届けられている。俺のことを気づかい、心配する内容の文章がそこには書き連ねてあるが、俺は軽くそれに目を通すと、いつも即座に破り捨て、魔法で火をつけて灰にしてしまう。

 俺にだけ届く手紙をラッセからこっそり手渡されるたび、俺の中では侯爵夫人に対する憎しみが増えていくばかりだ。他人の俺のことよりも、実の息子であるレオのことを気にかけるべきなのに、あの女ときたら……。

 手紙には未だに時々書いてある。レオポルトに嫌な思いをさせられていないか、酷いことをされていないか。もしされたならラッセに言うように。領主館の全権をゆだねてあるラッセなら、レオポルトを罰することもできるから。あまりにも酷いようなら侯爵家からの放逐も辞さないと、そのようなことが記されていることもたまにあって、俺の怒りを増大させている。

 可哀想なレオ。
 俺は自分が世界に愛されていることを日々実感しているけれど、レオはまるで世界から憎まれているんじゃないかと感じることがある。

 それでもここ数年はまだマシだ。世界から愛されている俺から溺愛されていることにより、ほんの少しだけ世界もレオに優しくなった。精霊の愛し子になれたこともその一環だろう。

 大丈夫だよ、レオ。なにがあっても俺がレオを守るから。きっと今後も少しずつ、世界はレオに優しくなっていくだろう。俺がそばにいれば大丈夫。きっと幸せになれるから。俺が絶対に幸せにするから。

 だから心配することはないんだと、そういう思いを込めて、俺は不安顔のレオの額にキスを落とした。そして、笑顔で言った。

「俺がレオを嫌いになることなんて絶対にない。いつだってレオのことを大切に思ってる。軽蔑もしなければ、薄情だとも思わない。これまでのレオを取り巻く環境を思えば、家族に関心を持てないことは当然のことだと俺は思う。だから、心配するな」

 レオは目を潤ませると、感極まったように俺にぎゅっと抱きついた。

「ありがとう、カイル。大好き。世界で一番カイルが好きだよ。大切な大切な僕の本物の唯一の家族だ」
「俺もレオが大好きだよ」

 家族、という言葉には多少の引っ掛かりはあるものの、今はまだこれでいい。家族として信頼され、唯一の存在として愛されているだけで十分だ。

 レオが恋愛という意味で俺を愛してくれていること。それは言葉にされなくても、レオの行動を見ていればすぐに分かる。
 レオは少し鈍いから、まだ自分の気持ちに気付いていないけれど、俺はちゃんと分かってる。だから急ぐ必要も焦る必要もない。

 俺はレオが自分でそれに気付く日まで、ゆっくりと待つつもりでいる。

 待つことは嫌いじゃない。
 待たされる分、それを手に入れた時の喜びが凄まじいことを俺は知っている。今日、レオと肉体的に結ばれたこともその証明の一つだ。

 八才の頃から少しずつ少しずつ調教してきて、今日、数年越しにやっとレオの体を全て手に入れることができた。時間をかけただけあって、手に入れた時の喜びは一入ひとしおだった。本当に最高だった。口では言い表せないくらい素晴らしかった。
 得ることのできた幸せが大きすぎて、歓喜のあまり気が狂うかと思ったくらいだ。

 次は心だ。
 レオの心を全部手に入れて俺のものにする。

 その日が来ることはもう分かってる。
 世界に愛されている俺の望みが叶わないことなど、ある筈がないのだから。
 だから焦らずにのんびりと、その日の訪れを楽しみに待ち続けよう。


 ゆっくりゆっくりと、俺のところに落ちておいで。

 可愛い可愛い俺のレオ。


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