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プロポーズの前に♡
しおりを挟む「また来い」
帰り際、高嶺の祖父が孫達に言う。それは祖父が自分を許し、息子桜太への謝罪も入っていたのを、皆感じ取った。
「蒼太………」
「何?」
「お前達にケジメ付けさせなくて悪かったな………別れろとは言わん……雪さんを高嶺の姓にしてやりなさい」
「……………父さん……」
「あ、ありがとうございます……お義父さん……」
「良かったね、お母さん」
長い年月は経ってはいたし、今更感はあるが、雪も嬉しい様で、涙を溢す。
「じゃあ、雪……早めに入れよう……な?」
「………えぇ……」
雪の嬉しそうな顔は、櫻子も桜也もホッと胸を撫で下ろす。どことなく緊張をしていた感じがあったからだ。
「櫻子と桜也よりは早くしないとな」
「そうね」
「叔父さん達のが早く済むでしょう……それとも結婚式でも挙げるんですか?」
雪と蒼太は顔を見合うと、蒼太は頭を掻きながら言った。
「そういえば結婚式も挙げてないな……」
「今更ね…………私は、櫻子と菫の花嫁衣装見れれば満足よ」
雪はそうは言ったが、子供達は納得しなかった。だが、その雰囲気を桜也は潰す。
「………雪お嬢、叔父さん………今夜、櫻を連れ帰って良いですか?」
「………え?えぇ………」
「桜也と一緒に住んでた事もあるし、構わないが……」
「何何?桜也さん、お姉ちゃんにプロポーズでも…………んぐっ」
「菫は一言余計なんだよ!!」
「送っていこうか?桜也」
「いえ、表通りのコンビニに迎えに来させますから」
「……………そ、そうか」
高嶺の祖父母の家を出て、雪達と別れた櫻子。桜也に手を繋がれ少し照れ臭い表情をしていた。雪や菫に結婚話を出されてから、そわそわとしていたからだ。
「雪お嬢と叔父貴の結婚式挙げさせてやりたいな………どう思う?」
「…………え?」
「別事考えてたな、櫻………まさか俺達の事か?」
図星を突かれ、櫻子は桜也と目を反らした。
「プッ………」
「わ、笑わないでよ!!………お父さんとお母さんの事は、蓮や菫も混じえて決めないと……菫が何か考えてたみたいだし……」
「あぁ、何か企んでた表情だな…………写真を獅子王に送った時と同じ顔してたな」
「余計な事しなきゃいいけど、それとなく気を付けとく」
「だな………お、迎えに来たな」
高級外車がコンビニの駐車場に停まっているのが目立つので、さっさと乗り込んだ櫻子と桜也。桜也は後部座席と前部座席を遮断し、カーテンを閉めてしまう。何故かそれだけで期待をさせる桜也に困った顔をした櫻子。
「……………何だ?」
「別に」
「『別に』て顔じゃないな……期待してるだろ……ん?」
桜也は、櫻子の頬を撫でる。
「ここでは嫌だからね?」
「スモーク張ってるし、防音だが?」
「ここからマンションに近いじゃない」
「…………仕方ない……キスだけな」
「………うん……」
そっと目を綴る櫻子に合わせるように、唇を重ねた桜也。しかし、昧ってくるようなキスを繰り返す事で、キスだけと言う桜也とは真逆だった。服の上から胸や背中を擦り、櫻子を火照らせる。
「んふっ………はぁ………桜……也……まっ……て………」
「キスだけだろ?」
セックス中にする様なキスばかりする桜也は、耳や首筋、服から出ている肌に唇で愛撫し、手で服の上から胸を揉みしだく。身体中熱く、直に触って欲しくなり、腰や足がもぞもぞと動いた櫻子。
「…………如何した?疼くか?」
「……うん……」
「残念だな、まだマンションに着かない」
「……………もう………マンション着く迄……」
「待てない?」
「違う!………中断!」
「駄目………触りたいからな」
「んあっ……耳………は……」
耳の中に舌を押し入れる桜也。ピチャピチャと唾液の音が脳内を刺激され、櫻子の手を絡める桜也の指は、指と指の間をやらしく触る。
「早く………舐めたい……こうやって間を舌でなぞり、舌で櫻の弱いクリを………」
「…………あぁっ……やぁ………聞かせ……ない………でっ!」
「………クリでイかせてから………中に舌突っこんで………」
桜也の言葉は卑猥で、櫻子を想像させる。
「指も2本………3本?………入れて突っこんで………掻き混ぜるか?……」
耳元で囁かれて、想像させられて既に櫻子から蜜が溢れてくる。櫻子はまだ、桜也に知られたくない。それを隠す為にはまだ桜也を求める訳にはいかない。今はまだ車の中だから。
「んんっ……はぁ……桜……也ぁ………」
「我慢しろよ………マンション入ったら直ぐ………な……」
桜也には分かっていた。もう入れる程、燻って溶けているのを。
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