私が欲しいのはこの皇子!【完結】

Lynx🐈‍⬛

文字の大きさ
75 / 100

本領発揮♡

しおりを挟む

 レングストンとトリスタンの国境のウェールズ公爵の領土に入った、ラメイラとトーマス。
 トリスタンでの移動時の宿泊は、宿屋であった為、身体を重ねる事も、ラメイラの身体を労り、抱き締めて眠るだけだった。

(………ウェールズ公爵の別邸をお借りしてるんだし、やっぱり今日もナイよなぁ……。)

 と、ラメイラは思っていたのだが、お風呂を入ってそれは違うと勘付く。
 全身マッサージやら香油が念入りなのだ。

(…………トーマスの指示でやってんの?)

 ウェールズ公爵別邸の侍女と、レングストン王宮の数人の侍女で、ああでもないこうでない、と着せる夜着を相談している。

「何でもいいよ、夜着なんて。」
「駄目ですよ!ラメイラ様!」
「トーマス殿下を悩殺しなければ、飽きられちゃいます!」
「………飽きられ………まだ結婚もしてない……。」

 結婚してから飽きられても困るが、何故ウェールズ公爵別邸に来たらなんだ?と思ってしまう。
 今迄も宿屋に泊まったのに、と。

「この夜着にしましょう。」
「………え!コレ……透けてるよぉ!」
「はい、透けてますよ?」
「いっぱい愛されて下さいね、ラメイラ様。」

 と、トーマスが待つ部屋に入れられてしまった。

「…………これはまた……唆られる夜着で。」

 ベッドで本を読んでいたトーマスは、しおりを挟み、サイドテーブルに本と眼鏡を置いて、手を差し伸べた。

「おいで、ラメイラ。今日は愛しあおう。」
「何で、今日?だって今迄も宿屋で一緒に寝たのに。」
「宿屋は壁が薄いから、ラメイラの喘ぎ声が隣に聞こえるだろ?」
「が、我慢するよ?」
「…………へぇ、愛されたかったんだ。」

 ラメイラはベッドの脇迄着き、トーマスの手を握ると、恥ずかしそうに頷く。

「どうやってして欲しかった?」
「…………え?聞くの?」
「言わなきゃ分からないだろ?」
「………聞かなくても分かるじゃん!」
「まだ、身体合わせて今日が2日目だ………分からないな。」

 トーマスはベッド脇に立つ、シースルーの夜着を着るラメイラを視姦し続ける。
 ラメイラとは目を合わせない、触れたい場所、触れられたいであろう場所を熱い視線を送る。
 それに気が付かないラメイラにもどかしさはあるが、それもまたトーマスは楽しんでいた。
 サイドテーブルに置いた眼鏡を持ち、片耳だけ開けるトーマス。
 細い棒の様になった先端で、ラメイラの胸を突く。

「あっ……な、何をっ!」
「ラメイラがどうして欲しいか言わないから、俺が触れたい所を教えてる。」
「だからって………眼鏡で…………壊れたら……。」
「伊達眼鏡だからいいんだよ………眼鏡の心配より、触って欲しいのに触られないもどかしさを身体で覚えようか、ラメイラ。」
「…………んんっ……あっ!」
「俺が触りたい所は、ラメイラの口………耳、首筋………このラメイラの2つの山の頂上……突かれて、いい声で啼くけど、もっと聞きたいんだよね、ラメイラは?触って欲しい?それとも眼鏡で感じるだけでいいのか?」
「………そ……な………言え………な………。」
「恥ずかしい?それとも止める?」
「止め………ちゃ……やだっ!」
「じゃあどうして欲しいか言えるだろ?」

 トーマスは、突く力を少し強めた後、尖る蕾を眼鏡で弾く。

「あぁっ!」
「ほら、言って………聞いてあげる………言ったらその通りにしてやるから。」

 もどかしさで、下腹部もキュン、と締るラメイラ。

「………触って………欲しい……。」
「何処?」
「…………下の………方……。」
「もう?………クスクス………確認してやるから、夜着捲って。下着はそのままね。」

 ラメイラはいつの間にか汗ばんでいた手を、トーマスの手から離し、夜着の裾を太腿ギリギリ迄上げた。

「見えないな、腰迄上げて、足を開くんだ。」
「……………。」

 ぐちゅ………ねちょ……。

「あんっ!」

 ラメイラの下の蕾と蜜口に眼鏡の先端が当たる。
 トーマスの指ではない。

「あぁ、濡れてるな……。シミ付いちゃうから、ラメイラ自身で脱ごうか。」
「えっ!」
「脱いで、ラメイラ。そして俺に見せて。」
「…………。」

 下着を脱ぎ、再び夜着を腰迄上げるラメイラ。

「…………これで………いい?」
「………ベッドに乗って膝立ちして。触ってあげる。夜着は捲ったままね。」

 トーマスに触って欲しくて、言う通りにしてしまうラメイラ。
 ベッドの掛け布団を剥ぎ、マットの上に乗れる場所を作るトーマス。

「は、恥ずかしい………。」
「………そんな事、考えられなくなるぐらいにしてやる。」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~

菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。 だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。 車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。 あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。

【完結】退職を伝えたら、無愛想な上司に囲われました〜逃げられると思ったのが間違いでした〜

来栖れいな
恋愛
逃げたかったのは、 疲れきった日々と、叶うはずのない憧れ――のはずだった。 無愛想で冷静な上司・東條崇雅。 その背中に、ただ静かに憧れを抱きながら、 仕事の重圧と、自分の想いの行き場に限界を感じて、私は退職を申し出た。 けれど―― そこから、彼の態度は変わり始めた。 苦手な仕事から外され、 負担を減らされ、 静かに、けれど確実に囲い込まれていく私。 「辞めるのは認めない」 そんな言葉すらないのに、 無言の圧力と、不器用な優しさが、私を縛りつけていく。 これは愛? それともただの執着? じれじれと、甘く、不器用に。 二人の距離は、静かに、でも確かに近づいていく――。 無愛想な上司に、心ごと囲い込まれる、じれじれ溺愛・執着オフィスラブ。 ※この物語はフィクションです。 登場する人物・団体・名称・出来事などはすべて架空であり、実在のものとは一切関係ありません。

あなたがいなくなった後 〜シングルマザーになった途端、義弟から愛され始めました〜

瀬崎由美
恋愛
石橋優香は夫大輝との子供を出産したばかりの二十七歳の専業主婦。三歳歳上の大輝とは大学時代のサークルの先輩後輩で、卒業後に再会したのがキッカケで付き合い始めて結婚した。 まだ生後一か月の息子を手探りで育てて、寝不足の日々。朝、いつもと同じように仕事へと送り出した夫は職場での事故で帰らぬ人となる。乳児を抱えシングルマザーとなってしまった優香のことを支えてくれたのは、夫の弟である宏樹だった。二歳年上で公認会計士である宏樹は優香に変わって葬儀やその他を取り仕切ってくれ、事あるごとに家の様子を見にきて、二人のことを気に掛けてくれていた。 息子の為にと自立を考えた優香は、働きに出ることを考える。それを知った宏樹は自分の経営する会計事務所に勤めることを勧めてくれる。陽太が保育園に入れることができる月齢になって義弟のオフィスで働き始めてしばらく、宏樹の不在時に彼の元カノだと名乗る女性が訪れて来、宏樹へと復縁を迫ってくる。宏樹から断られて逆切れした元カノによって、彼が優香のことをずっと想い続けていたことを暴露されてしまう。 あっさりと認めた宏樹は、「今は兄貴の代役でもいい」そういって、優香の傍にいたいと願った。 夫とは真逆のタイプの宏樹だったが、優しく支えてくれるところは同じで…… 夫のことを想い続けるも、義弟のことも完全には拒絶することができない優香。

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される

奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。 けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。 そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。 2人の出会いを描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630 2人の誓約の儀を描いた作品はこちら 「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」 https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

冷酷総長は、彼女を手中に収めて溺愛の檻から逃さない

彩空百々花
恋愛
誰もが恐れ、羨み、その瞳に映ることだけを渇望するほどに高貴で気高い、今世紀最強の見目麗しき完璧な神様。 酔いしれるほどに麗しく美しい女たちの愛に溺れ続けていた神様は、ある日突然。 「今日からこの女がおれの最愛のひと、ね」 そんなことを、言い出した。

【完結済】25億で極道に売られた女。姐になります!

satomi
恋愛
昼夜問わずに働く18才の主人公南ユキ。 働けども働けどもその収入は両親に搾取されるだけ…。睡眠時間だって2時間程度しかないのに、それでもまだ働き口を増やせと言う両親。 早朝のバイトで頭は朦朧としていたけれど、そんな時にうちにやってきたのは白虎商事CEOの白川大雄さん。ポーンっと25億で私を買っていった。 そんな大雄さん、白虎商事のCEOとは別に白虎組組長の顔を持っていて、私に『姐』になれとのこと。 大丈夫なのかなぁ?

距離感ゼロ〜副社長と私の恋の攻防戦〜

葉月 まい
恋愛
「どうするつもりだ?」 そう言ってグッと肩を抱いてくる 「人肌が心地良くてよく眠れた」 いやいや、私は抱き枕ですか!? 近い、とにかく近いんですって! グイグイ迫ってくる副社長と 仕事一筋の秘書の 恋の攻防戦、スタート! ✼••┈•• ♡ 登場人物 ♡••┈••✼ 里見 芹奈(27歳) …神蔵不動産 社長秘書 神蔵 翔(32歳) …神蔵不動産 副社長 社長秘書の芹奈は、パーティーで社長をかばい ドレスにワインをかけられる。 それに気づいた副社長の翔は 芹奈の肩を抱き寄せてホテルの部屋へ。 海外から帰国したばかりの翔は 何をするにもとにかく近い! 仕事一筋の芹奈は そんな翔に戸惑うばかりで……

ズボラ上司の甘い罠

松丹子
恋愛
小松春菜の上司、小野田は、無精髭に瓶底眼鏡、乱れた髪にゆるいネクタイ。 仕事はできる人なのに、あまりにももったいない! かと思えば、イメチェンして来た課長はタイプど真ん中。 やばい。見惚れる。一体これで仕事になるのか? 上司の魅力から逃れようとしながら逃れきれず溺愛される、自分に自信のないフツーの女子の話。になる予定。

処理中です...