イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。

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帰省4。

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運転席にお父さん。

助手席にお母さん。

後ろに私と要さんが乗り込んだ。



美都「ねぇ、要さん?」

要「うん?」

美都「どうやってここまで来たの?」




飛行機に電車、バスを乗り継いでくるような田舎町だ。




要「あぁ、車。」

美都「・・・車!?何時間かかったの!?」

要「えーと・・・5時間くらいかな?」

美都「5時間!?」


開いた口が塞がらない。




お母さん「今日は?泊まって帰れるのかしら?」




お母さんが前の座席から聞いてきた。




要「いえ、明日仕事がありますので、病院が終わったら帰ります。」

美都「日帰り!?」

要「18時に出たら今日中に帰れるよ。」

美都「いや・・交通費もすごいんじゃ・・・。」

要「どうってことないよ。美都のご両親に会うためだからさ。まぁ、美都にも会えたし。」





話をしながら走る車。

1時間はあっという間で、病院が見えてきた。




要「あそこ?病院。」

美都「そうだよ。まさか1日に2回も来ると思わなかったけど。」




駐車場に車を止め、私たちは担当医の元へ向かった。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーー







医師「・・・お早い来院で。」

美都「すみません・・・・。」

医師「いや、いいんだよ。じゃあ説明しますね?」

お父さん「よろしくお願いします。」





担当医の先生が私たちにわかるように説明してくれた。

成長と共に損傷個所が回復してること。

回復の妨げになるところがあるから、手術で手助けしないといけないこと。

その手術は・・・リスクを伴うこと。





お父さん「・・・・障害ですか。」

医師「脳を触るわけですから・・・何かしら障害がでる可能性があります。手足の麻痺から、言語、視覚、聴覚障害・・・その分野は全身です。」

美都「全身・・・。」

医師「もちろん、麻酔をしますので、そのまま目が覚めない可能性もあります。」

お母さん「目が・・・覚めない・・・?」



怖いことばかりを聞く。




医師「でも、障害が出る可能性は低いです。」

要「え?」

医師「ほとんどは大丈夫ですし、麻酔から目が覚めない例も稀です。あくまでも可能性の問題なので。」

お父さん「じゃあ美都は?美都はどうなんですか?」

医師「断言はできないのですが・・・脳の触る箇所から考えたら手足の麻痺などはないでしょう。問題は・・・記憶ですかね。」


美都「記憶・・・?」


医師「手術の後遺症で記憶に障害がでるかもしれません。過去の記憶か・・・未来に蓄積される記憶か・・・それはわかりませんが・・・。」


お父さん「その手術は急いだほうがいいんでしょうか。」

医師「いえ。急がなくて大丈夫です。卒業してからのほうがいいでしょうし・・・決まったらご連絡ください。手術をすれば、もう光を失うことは無くなっていくでしょう。」






私たちは病院をあとにし、車に乗り込んだ。





お父さん「・・・要くんはもう出ないといけない時間だろう?」

要「あ・・・そうですね。」

お父さん「家族でも話をしとくけど・・・二人も話をしときなさい。1月中に・・・どうするか病院に伝えよう。わかったね?」

美都「うん。」

要「はい。」




あまり喋らないままついた家。

要さんはそのまま自分の車に乗って帰ることになった。



要「ごめんな?慌ただしくて。」

美都「ううん。一緒に来てくれてよかった。ありがとう。」

要「帰ってくるの楽しみに待ってる。」

美都「ふふっ。気をつけてね?」

要「うん。着いたらメールする。寝てたら返事は次の日でいいから。」

美都「わかった。じゃあ・・・。」




過ぎ去っていく要さんの車。

見えなくなるまで見送ってから、私は家の中に入った。










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