イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。

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最終話。

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美都「・・・zzz。」




美都を抱き潰した俺は、そのかわいい寝顔を見つめていた。




要「あっ、渡したいものあったのに。」





思い出した『渡したいもの』。

俺は美都に布団をかぶせ、寝室から出た。


自分の鞄から・・・手のひらに乗るくらいの小さな箱を取り出し、寝室に戻る。




要「起きてる時がよかったけど・・・まぁいいか。」




箱を開け、中身を取り出す。



小さな小さな銀の輪っか。

美都に似合うと思って・・・小ぶりだけどピンクのダイヤをつけてもらった。





要「えーと・・・美都の左手は・・・こっちか。」



寝てる美都の手を探して、薬指にはめた。




要「もう婚姻届けは出しちゃったけど・・・結婚式まではこれな。」




サイズはピッタリ。

美都の手をよく触ってたから大きさは把握してた。

指輪をはめた手を握りしめながら俺もベッドに潜り込み、眠りについた。







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー







翌朝・・・



美都side・・・





美都「んー・・・。」



明け方に目が覚めた私。

右隣に要さんが私の方を向いて眠っていて、少し幸せを感じていた。



美都「・・・ふふ。」




要さんの頭を撫でようと思い、左手を布団から出す。

頭を撫でた時、自分の薬指に何か違和感を感じた。




美都「・・・・え?」




目に映るものはどう見ても指輪だ。




美都「・・・・え!?」




驚きを隠せずについ大きな声を出してしまった。



要「んー・・・?なにー・・?」



もそもそと手を私の体に回して、体を引き寄せる要さん。



美都「要さん・・っ?あの・・・これ・・・・。」



目を閉じてる要さんの前に、私は自分の手を差し出した。

薄っすらと目を開けて、要さんは指輪を確認した。




要「んー?・・・あぁ、昨日寝ちゃっただろ?だから勝手にはめといた・・・。」

美都「え!?・・・だって、結婚式はまだ先・・・。」

要「うん・・・。だから式までそれ。・・・結婚指輪は今度・・・見に行こうな・・・・・zzz。」





私を抱きしめたまま眠ってしまった要さん。

私は呆然としながら、要さんと指輪を交互に見つめた。





美都「・・・・婚約指輪?・・・・うれしい。」





私は要さんを抱きしめた。

あまりの嬉しさに、体がびょこびょこと動く。



要「ちょ・・・美都?」



ベッドの揺れか、体の揺れか・・・

目を覚ました要さん。


美都「ありがとうっ・・・!」

要「・・・そんなに喜ぶとは思わなかったけど・・・よかった。」






完全に目が覚めた要さんは、私の上に覆いかぶさった。




美都「?」

要「じゃ、体で『お礼』してもらおうかな。」

美都「え?・・・んっ・・!」





私の唇に要さんの唇が重なる。

ちゅ・・ちゅ・・・と音を立てながらキスをされると、幸せが溢れてくる。





要「・・・そんな顔しちゃって。」

美都「?」




今、自分がどんな顔をしてるかなんてわからない。

ただわかることは・・・




美都「・・・・・もっと。」

要「---っ!!」














あの日、人数合わせの合コンに参加してなかったら要さんに出会えてなかった。

こんなに幸せに満ち溢れる毎日を送ることもできなかったと思う。




毎日毎日甘やかされて・・・幸せな気持ちにしてくれる。





要「美都、大好きだよ。」

美都「私も大好きだよ?」





要さんはいつも『言葉』にして、私に想いを伝えてくれる。

だから私も『気持ち』や『考え』はちゃんと『言葉』にして伝えたい。

『嘘』は通じない。

だって相手は『警察官』なんだから・・・。








ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー










ーーーーーーーーーーーーー








要さんと一緒に住み始めて数日が経った。

家で掃除をしている昼間。

インターホンが・・・鳴った。




ピンポーン・・・





美都「?・・・誰かな?はーいっ。」



玄関を開けると、そこには宅配便の人が立っていた





業者「お荷物です。ハンコお願いしますー。」

美都「はーい。」




私はハンコを押して、荷物を受け取った。




業者「ありがとうございましたーっ。」

美都「ありがとうございますー。」




玄関を閉め、廊下を歩きながら荷物を見つめる。

そんなに大きい箱じゃないけど、両手にぴったりくらいのサイズだ。

宛先は・・・



美都「要さん?何か頼んだのかな?」




そう思いながら『品名』を見た。

『品名』はシールで隠されてる。




美都「冷蔵だったら困るし・・・品名くらいは見ても大丈夫だよね?」




そう考えて、私はシールをめくった。




美都「!?・・・『コンドーム』!?」



『品名』に書かれていたのは『コンドーム』の文字。

この箱の大きさから考えたら結構な量が入ってそうだ。



美都「こんなに抱かれたら死んじゃうっ。」




身の危険を感じた私はどこかに隠そうと思った。

要さんは私を抱くときに必ずゴムをつけてくれる。

なくなったら・・・ぎゅって抱き締めて眠るだけ。

私はそれでも十分だけど・・・




美都「こんなにいっぱいあったら夜が明けないよ・・・。」



私は家の中をうろうろ歩いた。



美都「棚は・・・開けちゃうからダメだし・・・キッチンも・・・要さんは入ってくるし・・・。」



いろいろ考えながらたどり着いたのは寝室。

要さんがベッドの下を覗いたことは・・・ない。



美都「そうだよっ。ベッドの下が一番いいじゃんっ!」



私はベッドの下を覗き込んだ。

思った通り、なにもない。



美都「箱ごと押し込んで・・・っと。これでよしっ。」



身の安全を確保し、私は掃除の続きをしにリビングに戻った。







ーーーーーーーーーーーーーーー






夜・・・





要「ただいまー。」




仕事が終わって帰ってきた要さん。

私は彼を出迎えてご飯の用意をする。




美都「おかえりっ。ご飯温めるからちょっと待っててね?」

要「ん。いつもありがと。」




スープの入ったお鍋を温め始める。

くつくつと沸かしてると、要さんがケータイを触りながら私に聞いてきた。




要「美都?」

美都「なぁに?」

要「今日さ、荷物来なかった?」

美都「!!」



私はおたまでスープをかき混ぜながら答えた。



美都「きっ・・・きてないよっ・・・?」

要「?・・・そう。」



温まったスープを注ぎ、テーブルに運ぶ。

他のおかずたちも並べ、ご飯の用意が整った。



美都「できたよー。」

要「うんー・・・。」



ダイニングの席についた要さん。

まだケータイを触ってる。



美都「要さん?ごはんっ。」

要「あ、ごめん。いただきます。」



ぱくぱくとご飯を食べ進める。

でもちらちらとケータイを見ていた。



美都(いつもケータイは見ないのに・・・。)




不思議に思いながらも晩御飯を食べてると、要さんがさっきと同じ質問をしてきた。



要「荷物・・・きてないんだよな?」

美都「き・・・きてないよ?」

要「ふーん・・・。」



ぱくぱくとご飯を食べる。

あっという間に食べ終わった食器を下げ、私は洗い物を始めた。



要「ごちそうさま。」




食器を洗ってる時に自分の食器を持ってきてくれた要さん。

私はそれを受け取った。

要さんはそのあと、キッチンの棚を開けたり閉めたり・・・。

全部の棚を見て回り始めた。



美都「?・・・何してるの?」

要「んー・・・おやつ探してる。」

美都「1時間くらい待ってくれるなら焼けるよ?」

要「んー・・・いいや。」




キッチンから出ていった要さん。

こんちはリビングの棚を開け始めた。



美都「?・・・探し物?」

要「んー・・・。」




がさがさと何かを探してる様子だ。

私は洗い物を終わらせ、要さんのもとに行った。



美都「一緒に探す?」



そう聞くと、要さんはぼそっと何かを言った。



要「直接聞くほうが早いか・・・?」

美都「え?」



要さんは、手に持っていたケータイをズボンのポケットに押し込んだ。

私の両手首を掴んで真上に持ち上げる。



美都「!?・・・ちょっ」

要「荷物・・・来たよな?」

美都「!!・・・さ・・・さぁ・・・。」

要「ふーん・・・。」

美都「・・・・・・。」




要さんは私の身体を抱えあげた。




要「よっと・・・。」

美都「え!?・・・なに!?」

要「『取り調べ』。」

美都「!?!?」




スタスタと歩いていく先は・・・寝室だ。

私はベッドに転ばされ、両手首を頭の上で固定されてしまった。




美都「なにするのっ。」

要「佐々木 美都さん。正直にお答えください。今日、荷物が届きましたね?」




要さんは空いてる手の指一本で、私の身体を触り始めた。




美都「んっ・・・!」

要「あなたはその荷物を受け取りました。違いますか?」




服の下から手を滑り込ませ、胸の先端を指の腹で弄ってくる。



美都「あっ・・・!」

要「その『品名』を見て・・・どこかに隠しました。そうですよね?」



胸を触っていた手が下へ・・・下へさがっていき、下着の隙間から大事なとこを触ってしまう。




くちゅ・・・




美都「!!・・・やっ!知らないっ・・・!」

要「正直に言ったほうが美都の為にもなるけど?」



そういって要さんは指を奥まで押し込んできた。




ぢゅぷ・・・ぢゅぷぢゅぷ・・・




美都「あぅっ・・!」

要「・・・。」





くぷんっ・・・




美都「え・・・?」




指はナカをかき回すことなく、そのまま抜かれてしまった。




要「ゴムがないんじゃできないからなー。さ、風呂でもいくか。」


ベッドから身体を起こした要さん。

要さんは『なんともない』みたいな顔をしてるけど、私はそうじゃなかった。

一度つけられた火は・・・簡単には消えない。





美都「・・・やだ。」

要「ん?」

美都「だ・・・抱いてほしい・・・。」




恥ずかしくて顔から火が出そうなセリフ。

言い終わって要さんを見ると『知ってる』と言わんばかりの表情で私を見ていた。




美都「ーーーっ!・・・いぢわる。」

要「警察官オレを相手に嘘なんてつけると思うなよ?」

美都「むー・・・ベッドの下・・。」



要さんはベッドの下を覗き込んだ。

届いた荷物の箱を取り出し、蓋を開ける。



美都「むー・・・。」

要「・・・わかってる。最近は抱きすぎてる。」

美都「わかってるなら・・・いいけど・・・。」

要「とりあえず、その熱を解放しないとな。」




要さんは優しく私の身体を触ってくれた。

時に激しいときもあるけど・・・。






ーーーーーーーーーー







ぐちゅっ!ぐちゅんっ!ぐっちゅぅぅーっ!!




美都「あぁぁぁーーっ!!」





開けない夜は・・・ない・・・よね?







ーーーーーーーーーー




ーーーーーーーーーー





ーーーーーーーーーー








要「そういえば美都?」

美都「?・・・なに?」

要「『リヒト』は?」

美都「リヒトは・・・お父さんが連れて帰った。」

要「お義父さんが?」

美都「私の代わりにするんだって。」

要(・・・すみません、お義父さん・・。)





大事な一人娘を早くにもらった俺。

しっかり幸せにすることをまた新たに誓った。






ーーーーーーーーーーーーーーーおわり






最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

このお話は


『言質・・・取ったからな?』と、

警察官オレを相手に嘘なんてつけると思うなよ?』



のセリフが書きたいがためのお話でした。



またお会いできる日を楽しみに。

           すずなり。
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