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救助隊を志した理由。
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弓弦side・・・
弓弦「大震災が起こった後、うめき声や叫び声がこだまする中、俺は何もできなかった。・・・目の前にいる人にすら、手を差しのべることもできなかった。・・・その後悔があって救助隊を目指すことにしたんだ。」
ほたる「そうなんですか。私は震源地からは距離があったのでなんともなかったのですが・・・。」
弓弦「なんにもないほうがいいよ。・・・・もし、何かあったら必ず俺が助けにいくから待っててね?」
ほたる「!!・・・はいっ!」
今まで署に遊びに来てくれてた女の子が、俺の一番大切な女の子に変わった日。
夜遅くまで二人で遊んで、家まで送り届けた。
ーーーーーーーーーー
ほたる「今日は・・・ありがとうございました。」
ほたるちゃんのアパートの前で、車に乗ったままほたるちゃんが言った。
弓弦「こちらこそ。また・・出かけようね。」
ほたる「はいっ。」
これでもかっていうくらい笑顔でいうほたるちゃんがかわいすぎて、俺は一つお願い事をしてみることにした。
弓弦「その口・・・食べてみてもいい?」
ほたる「それって・・・んっ!」
俺は返事を聞く前に、ほたるの唇に自分の唇を重ねた。
ちゅ・・・。
ほたる「・・・もうっ。」
弓弦「ごめん・・・・好きすぎて気が狂いそうなんだよ。」
ほたる「・・・私も好きですよ?これから過ぎていく時間を一緒に過ごしましょうね?ゆっくり・・・。」
弓弦「そうだね。・・・おやすみ。」
ほたる「おやすみなさい。」
ほたるが家に入るのを見届けてから、俺は悩んだ。
弓弦「純弥に・・・どう言おう。」
ほたるをめぐって純弥とライバルだった。
俺とほたるのことを知れば仕事に支障が出るかもしれないし・・・。
弓弦「しばらくは黙っといたほうがいいかもな。」
そう決めて、俺は車を走り出させ、家に帰った。
ーーーーーーーーーー
数日後、署に遊びに来たほたる。
俺が心の中で決めたことをほたるに話してないのに、いつも通りに振舞っている。
弓弦(ほたるも同じ考えだったのかな。)
そんなことを考えながらコーヒーを飲んでると、笹井さんがミーティングルームに入ってきた。
笹井「お、ほたる、来てたのか。」
ほたる「はい。笹井さんもコーヒー飲みますか?」
笹井「あぁ、頼むよ。」
給湯器の前に立って笹井さんのコーヒーを淹れていくほたる。
そのほたるの後姿をみながら笹井さんは言う。
笹井「ん?弓弦とほたる、やっとくっついたのか?」
弓弦「!?」
ほたる「きゃあっ・・!あっつ・・・!」
笹井さんの言葉にコーヒーを自分の指にかけたほたる。
森川「ばかっ!早く冷やせ!」
ほたる「は・・はいっ。」
水道から水を出して指を冷やしだした。
純弥「・・・え?・・弓弦と・・ほたるが?」
しっかり笹井さんの言葉を聞いた純弥が呆然としてる。
笹井「?・・・お前気づかなかったのか?」
森川「俺は知ってた。」
宮下「俺も・・・まぁ、なんとなくわかったって感じだけどな。」
弓弦「!?・・何で!?普段と変わらなかったはず・・・。」
森川「・・・空気?」
宮下「まぁ、純弥は鈍感だからな。」
今だ呆然としてる純弥。
笹井「ほたる、俺に言うことは?」
ほたる「・・・。」
純弥「?」
ほたるは笹井さんにコーヒーを持って行き、こう言った。
ほたる「私、弓弦さんが好きなので、笹井さんとお付き合いできません。・・・私を好きになってくださって、ありがとうございました。」
笹井「ん。よく言えました。・・・弓弦と仲良くな?」
ほたる「はいっ。」
ほたるの言葉にその場にいた全員が驚いた。
純弥「!?」
森川「は!?」
宮下「へ!?」
弓弦「いつ言ったの!?」
笹井「ちょっと前かな?・・・あぁ、西条が来た日だ。」
弓弦「全然気づかなかった・・・。」
笹井「だろうな。ま、振られることは分かってたし。・・・ほたるー、弓弦に泣かされたら俺の胸に来いよ?」
ほたる「無いと思うんで大丈夫ですー。」
笹井「まぁ、そうだろうな。」
俺らが話をしていると、コーヒーを持った純弥がほたるのもとへ近寄っていった。
ほたる「?」
純弥「・・・弓弦と仲良くな。」
ほたる「はいっ。」
そういって純弥はミーティングルームから出ていった。
弓弦「ちょっと俺も出てくる。」
俺は純弥を追いかけた。
弓弦「純弥っ!」
純弥「?・・・どうした?弓弦。」
弓弦「いや・・その・・・。」
純弥「お前と笹井さんはちゃんとほたるに想いを伝えてたっていうのに、俺は何をしてたんだろうな。」
ベンチに座って空を見上げる純弥。
弓弦「・・・笹井さんが言ってたのはびっくりだったよ。」
純弥「なさけねー俺。こんなんじゃほたるに好かれるはずがねぇな。・・・でも・・・泣かしたら奪いに行くからな。」
キリッとした目で俺を睨む純弥。
仕事に差し支えはなさそうだ。
弓弦「・・・泣かさない。俺が守る。」
純弥「・・・よし。」
俺たちは一緒にミーティングルームに戻った。
弓弦「大震災が起こった後、うめき声や叫び声がこだまする中、俺は何もできなかった。・・・目の前にいる人にすら、手を差しのべることもできなかった。・・・その後悔があって救助隊を目指すことにしたんだ。」
ほたる「そうなんですか。私は震源地からは距離があったのでなんともなかったのですが・・・。」
弓弦「なんにもないほうがいいよ。・・・・もし、何かあったら必ず俺が助けにいくから待っててね?」
ほたる「!!・・・はいっ!」
今まで署に遊びに来てくれてた女の子が、俺の一番大切な女の子に変わった日。
夜遅くまで二人で遊んで、家まで送り届けた。
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ほたる「今日は・・・ありがとうございました。」
ほたるちゃんのアパートの前で、車に乗ったままほたるちゃんが言った。
弓弦「こちらこそ。また・・出かけようね。」
ほたる「はいっ。」
これでもかっていうくらい笑顔でいうほたるちゃんがかわいすぎて、俺は一つお願い事をしてみることにした。
弓弦「その口・・・食べてみてもいい?」
ほたる「それって・・・んっ!」
俺は返事を聞く前に、ほたるの唇に自分の唇を重ねた。
ちゅ・・・。
ほたる「・・・もうっ。」
弓弦「ごめん・・・・好きすぎて気が狂いそうなんだよ。」
ほたる「・・・私も好きですよ?これから過ぎていく時間を一緒に過ごしましょうね?ゆっくり・・・。」
弓弦「そうだね。・・・おやすみ。」
ほたる「おやすみなさい。」
ほたるが家に入るのを見届けてから、俺は悩んだ。
弓弦「純弥に・・・どう言おう。」
ほたるをめぐって純弥とライバルだった。
俺とほたるのことを知れば仕事に支障が出るかもしれないし・・・。
弓弦「しばらくは黙っといたほうがいいかもな。」
そう決めて、俺は車を走り出させ、家に帰った。
ーーーーーーーーーー
数日後、署に遊びに来たほたる。
俺が心の中で決めたことをほたるに話してないのに、いつも通りに振舞っている。
弓弦(ほたるも同じ考えだったのかな。)
そんなことを考えながらコーヒーを飲んでると、笹井さんがミーティングルームに入ってきた。
笹井「お、ほたる、来てたのか。」
ほたる「はい。笹井さんもコーヒー飲みますか?」
笹井「あぁ、頼むよ。」
給湯器の前に立って笹井さんのコーヒーを淹れていくほたる。
そのほたるの後姿をみながら笹井さんは言う。
笹井「ん?弓弦とほたる、やっとくっついたのか?」
弓弦「!?」
ほたる「きゃあっ・・!あっつ・・・!」
笹井さんの言葉にコーヒーを自分の指にかけたほたる。
森川「ばかっ!早く冷やせ!」
ほたる「は・・はいっ。」
水道から水を出して指を冷やしだした。
純弥「・・・え?・・弓弦と・・ほたるが?」
しっかり笹井さんの言葉を聞いた純弥が呆然としてる。
笹井「?・・・お前気づかなかったのか?」
森川「俺は知ってた。」
宮下「俺も・・・まぁ、なんとなくわかったって感じだけどな。」
弓弦「!?・・何で!?普段と変わらなかったはず・・・。」
森川「・・・空気?」
宮下「まぁ、純弥は鈍感だからな。」
今だ呆然としてる純弥。
笹井「ほたる、俺に言うことは?」
ほたる「・・・。」
純弥「?」
ほたるは笹井さんにコーヒーを持って行き、こう言った。
ほたる「私、弓弦さんが好きなので、笹井さんとお付き合いできません。・・・私を好きになってくださって、ありがとうございました。」
笹井「ん。よく言えました。・・・弓弦と仲良くな?」
ほたる「はいっ。」
ほたるの言葉にその場にいた全員が驚いた。
純弥「!?」
森川「は!?」
宮下「へ!?」
弓弦「いつ言ったの!?」
笹井「ちょっと前かな?・・・あぁ、西条が来た日だ。」
弓弦「全然気づかなかった・・・。」
笹井「だろうな。ま、振られることは分かってたし。・・・ほたるー、弓弦に泣かされたら俺の胸に来いよ?」
ほたる「無いと思うんで大丈夫ですー。」
笹井「まぁ、そうだろうな。」
俺らが話をしていると、コーヒーを持った純弥がほたるのもとへ近寄っていった。
ほたる「?」
純弥「・・・弓弦と仲良くな。」
ほたる「はいっ。」
そういって純弥はミーティングルームから出ていった。
弓弦「ちょっと俺も出てくる。」
俺は純弥を追いかけた。
弓弦「純弥っ!」
純弥「?・・・どうした?弓弦。」
弓弦「いや・・その・・・。」
純弥「お前と笹井さんはちゃんとほたるに想いを伝えてたっていうのに、俺は何をしてたんだろうな。」
ベンチに座って空を見上げる純弥。
弓弦「・・・笹井さんが言ってたのはびっくりだったよ。」
純弥「なさけねー俺。こんなんじゃほたるに好かれるはずがねぇな。・・・でも・・・泣かしたら奪いに行くからな。」
キリッとした目で俺を睨む純弥。
仕事に差し支えはなさそうだ。
弓弦「・・・泣かさない。俺が守る。」
純弥「・・・よし。」
俺たちは一緒にミーティングルームに戻った。
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