救助隊との色恋はご自由に。

すずなり。

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恋人。

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それから、お互い仕事が休みの日は出かけたり・・・

休みが合わないときは、ほたるが署に遊びにきてくれたり・・・。


『恋人』の関係になってから数週間が過ぎた。


夏真っ盛りのある日・・・










ーーーーーーーーーーー






弓弦「え?今日検診なの?」




署に差し入れを持ってきていたほたるが言い出した。




ほたる「うん。3カ月に1度くらいで通ってるんだけど、夏休みで時間が自由だから今のうちに行っとこうと思って。」

弓弦「一緒に行きたかったけど・・・俺、夜まで仕事だし。」

ほたる「ふふっ。一人で大丈夫だよ?いつも一人だったし。」

弓弦「それはそうだろうけど・・・。」




ほたるの病状について、少しでも知っておきたかったから一緒に行きたかった。

でも3カ月に1度行くなら次でもいいか。




ほたる「帰るときに連絡するね?」

弓弦「リョーカイ。」




ほたるはみんなにコーヒーを淹れてから、病院に向かっていった。








ーーーーーーーーーー






ほたるside・・・





ほたる「夏休みだけど・・・いつ来ても空いてるんだよね。」



私の通う血液内科はそんなに患者さんがいないらしくて、いつも空いてる。

予約なしで来れるくらい。

案の定、今日も3人しか、待合に座ってなかった。




『月城ほたるさん、どうぞ。』




マイクで呼ばれて診察室に入る。



担当医「どう?調子は。」

ほたる「特に変わりはありませんー。」

担当医「そう。ならよかった。じゃあ、いつも通り検査してきて?」

ほたる「はーい。」



診察室を出た私は、順番に検査をしていく。


最初はレントゲン、次は採尿、・・・順番にしていって、最後が採血だ。




看護師「いつも一日コースね。」

ほたる「もう慣れたからなんとも思いませんよー(笑)」

看護師「血液はいつも通り、多い目に取るね。」

ほたる「はい。」



全ての検査が終わって、待つこと1時間。

また診察室に呼ばれる。




『月城ほたるさん、どうぞー。』




コンコン・・・ガラガラ・・・





担当医「おつかれさま。結果なんだけど・・・」

ほたる「どう?」

担当医「ちょっと血液検査の数値がね・・・おかしいのがあるから検査入院してくれる?」

ほたる「・・・おかしいって?」

担当医「なんともいえないんだけど・・・2泊3日でいいから。都合のいい日を予約して帰って?」

ほたる「・・・はい。」

担当医「あと、そろそろ心療内科行っといてね。毎日毎日薬を飲まなきゃいけないから負担になってるんじゃない?」

ほたる「まだ・・大丈夫だと思うけど・・・。」

担当医「『まだ』の時のほうがいいからね。」

ほたる「はーい。」




『検査入院予約表』を受け取って、私は診察室を出た。

ついでに出された心療内科の予約表。





紙を見つめながら、予約受付のあるところまで歩く。



ほたる「検査入院かー・・・。心療内科かー・・。」



薬の量が変わるだけならいいんだけど・・・もし、違うかったら・・・。

違う病気でも見つかったら・・・。




ほたる「・・・怖くなってきた。」




私は待合の椅子に座って、紙を眺め続けた。








ーーーーーーーーーー








彩斗side・・・




彩斗「もー、書類不備とか勘弁してくれよ・・・。」




署員のミスで、俺は病院に来ていた。

もらうべき場所にハンコをもらうのを忘れたから。

受付に持って行って処理してもらう。




受付「ご足労おかけいたしました。」

彩斗「いえ、またお願いします。」




書類を受け取り、病院を出ようと思った時、待合に知った顔を見つけた。




彩斗「・・・ほたる?」




浮かない顔をしながら紙を見つめてる。




彩斗「何見てんだ?」



気になった俺は、ほたるの後ろに回って、その紙を見た。

紙に書いてあった文字は・・・



彩斗「『検査入院』。」

ほたる「!?・・・・彩斗さん!?」



驚いた顔をしながら振り返ったほたる。

手の紙を一瞬で隠した。



彩斗「お前・・・入院すんの?」

ほたる「・・・しないと、ダメだよね。」




『しないとダメだよね』って・・・したくないのか?


事情はよく分からなかったけど、病院側は入院を勧めてる。

ならそれに従わないといけないような・・・。




彩斗「そういえばさ、お前、彼氏できた?」

ほたる「え?・・・あー・・うん。」

彩斗「あの署のやつだろ?誰?」

ほたる「・・・織部弓弦さん。」

彩斗「あー、あいつか。・・・織部さんに相談したら?お前の不安くらい、いくらでも聞いてくれそうじゃん。」

ほたる「それは・・そうなんだけど。」

彩斗「わかってるならそうしろ。織部さんもお前に相談されたら喜ぶと思うけど?」



それだけ言って、俺は帰ろうと、ほたるに背を向けた。

その瞬間・・・






ほたる「でも、私の不安は私にしかわからないっ!」









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