救助隊との色恋はご自由に。

すずなり。

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病院。

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担当医からの説明を聞いた俺は、ほたるがいる病室にきた。

目が覚めるまで待つと、担当医と約束してきた。






ーーーーーーーーーー




担当医「もう少しで目が覚めると思いますけど・・・、どうしますか?検査結果をご自身でお伝えしますか?それとも、私共で・・・。」

弓弦「・・・俺が伝えます。彼女との将来を考えてますから。」

担当医「・・・無理でしたら遠慮なく仰ってください。あ、点滴の痛みはもうないハズなので、目が覚めたらすぐに話ができますよ。」

弓弦「わかりました。」




ーーーーーーーーーー






弓弦「そろそろ起きる?」



そっとほたるの頭を撫でた。



ほたる「・・・ん。」



うっすら目を開けたほたる。



弓弦「気づいた?」

ほたる「ここ・・・どこ?」

弓弦「病院。・・・俺が誰かわかる?」

ほたる「・・・弓弦さん。」

弓弦「そう。・・・どうして薬を飲まなかったの?」



俺の問いに、ほたるの目は、どこか遠くを見つめだした。



ほたる「・・・疲れた。」

弓弦「--っ!・・・疲れた?」

ほたる「うん・・・。いくら飲んでも良くならない。それは分かってるんだけど・・・」

弓弦「うん。」

ほたる「いくら飲んでも良くならない、でも、毎日飲まなきゃいけない。・・・もうわかんなくなっちゃって。・・・ごめん。」

弓弦「・・・謝んなくていいよ。」




ほたるは両手で自分の顔を覆った。




ほたる「・・・・嫌わないで。」

弓弦「・・・嫌うわけないだろ?」

ほたる「お願い・・・私を嫌いにならないで・・・。もう、ちゃんと飲むから・・・。」



泣きながら一生懸命いうほたるに、俺は言わなきゃいけないことがある。

顔を覆ってる手を、そっと取り上げる。



ほたる「?」

弓弦「さっき・・・ほたるの担当医と話をしたんだ。血液検査の結果のこと。」

ほたる「え・・・?」

弓弦「ほたる、薬の効きがよくなってなかった?」

ほたる「あ、うん。昨日の夜から飲んでないのに昼過ぎまでいけた。」

弓弦「うん。検査入院のお知らせはそのことだったんだって。」

ほたる「?」

弓弦「効きがよくなってるみたいだから、薬の回数を減らしてみようって。」




ほたるの目が大きく見開いていく。




ほたる「それって・・・。」

弓弦「そう。もうちょっと・・・がんばってみない?」

ほたる「---っ!!・・・がんばる。」

弓弦「よし。」







俺が聞いた担当医からの話はこうだった。




担当医「1日3回飲んでる薬を2回に減らそうと思います。でも、倒れるかもしれないので、病院で様子を見ながら・・・。」

弓弦「あぁ、アレルギー反応を調べる・・・みたいな感じですか?」

担当医「そうですね。近いです。・・・・今朝、詳しい検査結果が出たのですが、もしかしたら1日1回でよくなるかもしれません。」

弓弦「!!・・・本当ですか!?」

担当医「はい。でも当初の予定より、ちょっと長く入院してもらわないと分からないのですが・・・。」

弓弦「どれくらい・・・。」

担当医「1週間か、2週間か・・・。」

弓弦「わかりました。伝えておきます。」









俺はほたるが『がんばる』って言ったあとに、このことも伝えた。







ほたる「あー、夏休みが終わっちゃうかな。」

弓弦「だよな。仕事に影響が出る?」

ほたる「うん。あ、でも・・・ちょっと幼稚園に相談してみる。」

弓弦「?・・・うん。俺にできることは言うこと。わかった?」

ほたる「はい。」




明るく話し始めたほたる。

いつものほたるに戻って本当によかった。

・・・いや、さっきのもきっと『いつものほたる』なんだ。

俺が気づけてなかっただけで。



『守る』っていう気持ちをさらに強めて、俺はほたると一緒に一旦病院を出た。











ーーーーーーーーーー






弓弦「入院、明後日から?」

ほたる「うん。さっき先生が来て決めたの。だから明日中に幼稚園に連絡する。」

弓弦「俺、明日休めるけど・・?」

ほたる「大丈夫だよっ。・・・・でも」

弓弦「?・・・でも?」

ほたる「夜は・・・ちょっと会いたい。」

弓弦「---っ!・・・そんな可愛い事言って・・・どうなるかわかってる?」

ほたる「・・・多少は。」

弓弦「じゃあ、明日、仕事終わったら迎えに行くから待ってて?デートしよう。」

ほたる「!!・・・うん!」




ほたるを家まで送り届けて、俺は消防署に戻った。







ーーーーーーーーーー





笹井「そうか!薬の量が減るのか!」



真っ先に喜んだ笹井さん。

他のメンバーも順々に喜びの声を上げる。




森川「よかったな!」

宮下「負担も減るな!」

純弥「ほたる・・・よかったな。」

弓弦「今度来た時に言ってやってよ、みんな。」





俺はほたるが明後日から入院することを伝えて、仕事に戻った。












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