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セダムとのデート2。
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「それ・・・なに?」
セダムは包みを開けた。
中にあったのは・・・サンドイッチだ。
「・・・え!?作ったの!?」
「あぁ。」
「えー・・・。」
「?・・・『えー』ってなんだ?」
私はセダムの前に行き、自分の鞄から包みを取り出した。
それを開けて見せる。
「え・・・アイビー、作ってきたのか!?」
「だって山に行くって言ってたからー・・・。」
セダムは私の作ったおにぎりを一つ手に取った。
「食べていいか?」
「いいけど・・・?じゃあ私はセダムのもらっていい?」
「もちろん。」
私は手を伸ばしてセダムのサンドイッチを取った。
「いただきます。」
「いただきます。」
二人で同時に口に入れた。
セダムのサンドイッチは卵を焼いたものが挟んであってシンプルだけど美味しいものだった。
いろんなところから卵がはみ出てて何とも言えない『男らしさ』を感じた。
「美味しいっ!」
「!!・・・美味い!めっちゃ美味い!!」
私のおにぎりの半分以上を口に入れたセダムはもごもご口を動かしながら叫んでいた。
この世界ではおにぎりに『具』は入れない。
塩で味がついてるだけのものしかないのだ。
でもそれは『もったいない』と私は思った。
この世界のお米は前の世界じゃ考えられないくらいおいしかったからだ。
(もちろん前の世界のお米も美味しかったんだけど・・・新米以上においしいお米は初めて食べた。)
だからイノシシのお肉を少し甘辛く炒めて入れておいたのだ。
絶対に『合う』と思って。
「中に入ってるのがめっちゃ美味いんだけど!?」
「私も美味しいよ?セダムが作ったサンドイッチ。」
「いや・・!これ、ご飯の中に入れるとか・・・よく思い付いたな!」
(私の案じゃないけど・・・。ま、いっか。)
美味しそうに食べるセダムを見ながら私もサンドイッチを口に放り込む。
(あの人は・・・『美味しい』とか言ってご飯食べてくれなかったんだよね・・・。)
私が作るのが当たり前。
その日の気分じゃないものを出すと怒る。
三日前に作ったものを同じものを作ると怒る。
メニューを考えるのがなかなか大変だった記憶が蘇ってくる。
「すごいな!アイビーってメシ作れるんだ!?」
「そんな大げさな・・・。とうさんの手伝いしてるくらいだよ。」
シャガに聞いていたこの世界の『普通』。
『男が子育てに家事をする。』
そもそも女の人の数が少ないから男の人が必然的に家事をしないといけなくなるのは仕方ないことだけど・・・。
女の人はあまり家事をしないらしい。
だから家では家事を私がしてるけど外ではしてないことにする。
それがシャガとの決まりだ。
「でもこの前さ、家に行った時にご飯作ってただろ?」
「あー・・・あれはとうさんが作ってくれてたの温めただけだよ。」
そう言うとセダムは残りのおにぎりを一口で食べ、もう一つ手に取った。
それもバクバクと食べていき、私が持って来たおにぎりはあっという間に無くなっていった。
「・・・すごい。全部食べた・・・。」
二つ目のサンドイッチをいただいてるときに、セダムは私のおにぎりを全て食べ切った。
持って来たのは合計で3合分。
具はお肉のほかに漬物とかも入れてたけど・・・それでも食べ切ったことに驚いた。
「美味かった!!」
「そ・・それはよかった・・・。」
驚きながら包みをしまい始めると、セダムはおもむろに立ち上がった。
「アイビー、ちょっと待ってな?」
「?・・・うん。」
そう言ってセダムはアスレチックの広場に向かって走って行った。
その後姿を見ていたけど・・・あっという間に見えなくなってしまった。
「?・・・何しにどこにいったんだろ。」
ーーーーー
セダムはアイビーの作って来たおにぎりがあまりにも美味しかったから何かお礼になるようなものを探して走っていた。
「なんかねーかな・・。」
山奥に店なんかあるわけがない。
あると言えば山菜やキノコ、それに・・・花くらいだ。
「花を見つけてアイビーに・・・。」
そう思って山の中をダッシュで走り回る。
「花・・花・・・。」
右に左に目線をやりながら走り回る。
でもどこにも花は咲いてなくて・・・時間だけが無駄に流れていくのを肌で感じていた。
キノコや山菜なんかをアイビーに持っていくわけにはいかない。
時間をかけて探せば探すほど、アイビーを一人にしてる時間も長くなる。
「くそっ・・・!」
何か送りたい気持ちと一人にさせたくない気持ちが入り混じる中で俺は走り回った。
ーーーーー
ーーーーー
「あー・・・・。」
やっとの思いで花を見つけ、俺はダッシュでアイビーのとこに戻ってきた。
でもアイビーは待ちくたびれたのか、休憩所の柱を背もたれにして眠ってしまっていた。
膝を立てて、床に尻をついて・・。
「ごめん、アイビー・・・一人にして・・・。」
俺は自分の荷物から薄手の外套を取り出してアイビーに掛けた。
首のとこで紐を結んで落ちないようにする。
アイビーの荷物に花を入れ、自分の荷物を持ち、アイビーを背中に背負った。
「よっと・・・。軽いな。」
起こさないようにしながらゆっくりと山を下りた。
ーーーーー
セダムは包みを開けた。
中にあったのは・・・サンドイッチだ。
「・・・え!?作ったの!?」
「あぁ。」
「えー・・・。」
「?・・・『えー』ってなんだ?」
私はセダムの前に行き、自分の鞄から包みを取り出した。
それを開けて見せる。
「え・・・アイビー、作ってきたのか!?」
「だって山に行くって言ってたからー・・・。」
セダムは私の作ったおにぎりを一つ手に取った。
「食べていいか?」
「いいけど・・・?じゃあ私はセダムのもらっていい?」
「もちろん。」
私は手を伸ばしてセダムのサンドイッチを取った。
「いただきます。」
「いただきます。」
二人で同時に口に入れた。
セダムのサンドイッチは卵を焼いたものが挟んであってシンプルだけど美味しいものだった。
いろんなところから卵がはみ出てて何とも言えない『男らしさ』を感じた。
「美味しいっ!」
「!!・・・美味い!めっちゃ美味い!!」
私のおにぎりの半分以上を口に入れたセダムはもごもご口を動かしながら叫んでいた。
この世界ではおにぎりに『具』は入れない。
塩で味がついてるだけのものしかないのだ。
でもそれは『もったいない』と私は思った。
この世界のお米は前の世界じゃ考えられないくらいおいしかったからだ。
(もちろん前の世界のお米も美味しかったんだけど・・・新米以上においしいお米は初めて食べた。)
だからイノシシのお肉を少し甘辛く炒めて入れておいたのだ。
絶対に『合う』と思って。
「中に入ってるのがめっちゃ美味いんだけど!?」
「私も美味しいよ?セダムが作ったサンドイッチ。」
「いや・・!これ、ご飯の中に入れるとか・・・よく思い付いたな!」
(私の案じゃないけど・・・。ま、いっか。)
美味しそうに食べるセダムを見ながら私もサンドイッチを口に放り込む。
(あの人は・・・『美味しい』とか言ってご飯食べてくれなかったんだよね・・・。)
私が作るのが当たり前。
その日の気分じゃないものを出すと怒る。
三日前に作ったものを同じものを作ると怒る。
メニューを考えるのがなかなか大変だった記憶が蘇ってくる。
「すごいな!アイビーってメシ作れるんだ!?」
「そんな大げさな・・・。とうさんの手伝いしてるくらいだよ。」
シャガに聞いていたこの世界の『普通』。
『男が子育てに家事をする。』
そもそも女の人の数が少ないから男の人が必然的に家事をしないといけなくなるのは仕方ないことだけど・・・。
女の人はあまり家事をしないらしい。
だから家では家事を私がしてるけど外ではしてないことにする。
それがシャガとの決まりだ。
「でもこの前さ、家に行った時にご飯作ってただろ?」
「あー・・・あれはとうさんが作ってくれてたの温めただけだよ。」
そう言うとセダムは残りのおにぎりを一口で食べ、もう一つ手に取った。
それもバクバクと食べていき、私が持って来たおにぎりはあっという間に無くなっていった。
「・・・すごい。全部食べた・・・。」
二つ目のサンドイッチをいただいてるときに、セダムは私のおにぎりを全て食べ切った。
持って来たのは合計で3合分。
具はお肉のほかに漬物とかも入れてたけど・・・それでも食べ切ったことに驚いた。
「美味かった!!」
「そ・・それはよかった・・・。」
驚きながら包みをしまい始めると、セダムはおもむろに立ち上がった。
「アイビー、ちょっと待ってな?」
「?・・・うん。」
そう言ってセダムはアスレチックの広場に向かって走って行った。
その後姿を見ていたけど・・・あっという間に見えなくなってしまった。
「?・・・何しにどこにいったんだろ。」
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セダムはアイビーの作って来たおにぎりがあまりにも美味しかったから何かお礼になるようなものを探して走っていた。
「なんかねーかな・・。」
山奥に店なんかあるわけがない。
あると言えば山菜やキノコ、それに・・・花くらいだ。
「花を見つけてアイビーに・・・。」
そう思って山の中をダッシュで走り回る。
「花・・花・・・。」
右に左に目線をやりながら走り回る。
でもどこにも花は咲いてなくて・・・時間だけが無駄に流れていくのを肌で感じていた。
キノコや山菜なんかをアイビーに持っていくわけにはいかない。
時間をかけて探せば探すほど、アイビーを一人にしてる時間も長くなる。
「くそっ・・・!」
何か送りたい気持ちと一人にさせたくない気持ちが入り混じる中で俺は走り回った。
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「あー・・・・。」
やっとの思いで花を見つけ、俺はダッシュでアイビーのとこに戻ってきた。
でもアイビーは待ちくたびれたのか、休憩所の柱を背もたれにして眠ってしまっていた。
膝を立てて、床に尻をついて・・。
「ごめん、アイビー・・・一人にして・・・。」
俺は自分の荷物から薄手の外套を取り出してアイビーに掛けた。
首のとこで紐を結んで落ちないようにする。
アイビーの荷物に花を入れ、自分の荷物を持ち、アイビーを背中に背負った。
「よっと・・・。軽いな。」
起こさないようにしながらゆっくりと山を下りた。
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