異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?

すずなり。

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これから2。

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「嫌っていうか・・・受け入れられなくて・・・。」


そういうと3人は俯き加減に机を見てしまった。


「ごめん・・・。ちゃんとできなくて・・・。」


落ち込むようにして私も机を見た。

またも気まずい空気が流れ始める。

こんな時にシャガがいてくれたら司会進行みたいなことをしてくれるかもしれないのにとか思いながら、机の一点を見つめてると、突然セダムとライムは笑い始めた。


「ははっ。わかってるよ、そんなこと。」

「・・・え?」

「ちゃんとわかってるから。」


にこにこ笑いながら見てる二人を見て、心が痛くなる。

分かってくれてるということは・・・私が一人としか結婚したくないことを理解してくれてる。

3人ともは選ばないことを。


「・・・。」


私は顔を上げてセダムとライムを見た。

二人は私を見るなり少し困ったような顔を見せた。


「・・・そんな顔するな。」

「え・・?」

「アイビーが僕たちを選ばないことくらいわかってるから・・・。」

「!!」


自分が今、どんな顔をしてるのかはわからなかったけど、二人が言う言葉を聞いた瞬間、涙がこぼれ落ちた。

ぽたぽたと落ちる涙を自分で見つめながら口は自然と開き、言葉を漏らしていく。


「ごめ・・ごめん・・。」

「いいよ。でも誘うからな。」

「僕も誘うから。アイビーの気が変わるかもしれないしね。」


二人は立ち上がり、ぐぐっと伸びをした。

一息吐いて、家の戸を見てる。


「俺は帰るな。」

「僕も。」

「え!?」

「またな。」

「え・・ちょ・・・!」


二人はそのまま家の戸を出ていってしまった。

残されたのは私とニゲラのみ。


(どうしよう・・・。)


ニゲラはさっきから一言も話してない。

そんなニゲラと何を話していいのかわからなかった。


「なぁ、アイビー・・。」

「ふぁい!!」


ニゲラの声に驚いた私は変な返事をしてしまった。

私の変な返事を聞いたニゲラは笑いを堪えるようにして俯きながら震えてる。


「・・・もー・・。」

「・・・ははっ、そんな緊張してどうすんだよ。」

「・・・二人とか久しぶりだし・・。」


ニゲラは服のポケットに手を入れ、何かを握りしめて私の前に差し出した。


「アイビー、手。」

「?」


いわれるがままに手を差し出すと、ニゲラは私の手の上で握りしめていた手を広げた。

その時、手から何かか私の手に落ちてきて・・・


「・・・耳飾りだ。」


それは深い青色の耳飾りだった。


「・・・俺のをつけてくれるんだよな?」

「---っ。」


一度は捨てて欲しいと言った耳飾り。

ニゲラは聞いたハズなのに持っていたみたいだった。

きれいな青色の耳飾りを手に取って、まじまじと見つめる。


「・・・きれい。」

「アイビーと・・・長い時間を一緒にいたわけじゃないけど、大事に思ってる。シャガがお前を拾ってきたときからな。」

「・・・うん。」

「だから・・・・」


その先をニゲラがなんていうのか大体想像がついた。

だから言葉を遮るようにして先に答える。


「私と・・一緒になってくれますか・・?」


真剣に・・・ニゲラの目をみつめて言った。

学者の割に逞しい身体をしてるニゲラは私の言葉に驚いたのか、目を丸くしてる。

前世でもこんなドキドキする告白はしたことない。


(断られることはないってわかってても・・・怖い。)


セダムやライムは私が断ることをわかっていた。

それがどんなに辛いことか・・・今、身に染みて感じる。


「まさかアイビーから言われるなんてな。」


ニゲラは手を伸ばし、私の頭を撫でた。

その手は頬に下がっていき、すりすりと撫でる。


「俺んち・・・行こうか。」




ーーーーー



ーーーーー



私は家をでてニゲラの家に行った。

道中は、ニゲラと手を繋いでいたけど無言のまま。

何を話したらいいのかわからずに黙りこくってしまい・・・そのまま家に到着してしまった。

中に入るなりニゲラは鍵を閉め、私を奥の「本の部屋」につれていく。


「いつでも来ていいから。」


そういって服のポケットに手をいれた。

空いてる手で私の手を取り、その手の上にポケットから取り出したものを置いた。


「・・・鍵?」


私の手に置かれたのは鍵だ。

シンプルなデザインに金色の紐がついてる。


「この家の鍵。好きなときに来いよ。」

「・・・うん、ありがとう。」


嬉しいものをもらい、私は鍵を眺めた。

茶色い鍵は細くてシンプル。

アンティークな感じに目が奪われた。


「それはあとでゆっくり見たらいい。」

「あ・・・」


ニゲラは私の手から鍵を取り、近くにあった小さいテーブルに置いた。

その様子をみてると、いつの間にか私は顎を救われて真上を向かされてる。


「・・・食うぞ?」




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