幸せな結婚生活に妻が幼馴染と不倫関係、夫は許すことができるか悩み人生を閉じて妻は後悔と罪の意識に苦しむ

佐藤 美奈

文字の大きさ
1 / 12

第1話

しおりを挟む
ハリー王太子殿下とその妻オリビア夫人には一人娘のカミ-ユがいて絵に描いたような幸せな家族です。

結婚7年目で共通の友人の紹介で出会い3年付き合ってから結婚した。 オリビア夫人は夏の海に輝く太陽のように明るい性格でこちらが気を使うくらい痒いところへ手が届く何でも出来る上品で美しい女性。

「大丈夫?」
「大変申し訳ございません。どうかお許しください」
「そんなに謝らないで。気にしなくていいのよ」

初顔合わせする時も公爵令嬢という立場なのにも関わらず私達の食事を運ぶメイドが粗相をした時にも優しく声をかけて相手の身になって考えていた。

そんな彼女を見たハリー殿下は心に情熱が高まるのを感じて恋しくてたまらなくなる。

結婚後に娘のカミ-ユが産まれた時ハリー殿下は胸が嬉しさではち切れそうでオリビア夫人と沸きあがる喜びに身を任せて抱き合って満悦の表情を隠せないほどでした。

結婚生活は公務で忙しいハリー殿下を支えてくれるオリビア夫人を心から愛して感謝で胸がふさがれたような気持ちで非の打ちどころのない妻です。

そんなハリー殿下に不意の出来事が襲いかかり驚きあきれて茫然とするしかないことが起こる。たわいない夫婦喧嘩で変な感じがして何かがずれているような何とも言えない気分になったハリー殿下でした。

「悪かったよ」
「本当に分かっているのですか?」
「繰り返さないようにする」
「あなたは情けない人ですね。ジョージさんをお手本にしてください」

メイドやハリー殿下の側近がいる前でオリビア夫人はぶつぶつと泡のように夫の文句を口にした。反省していたハリー殿下もおかしいほど逆上してしまい口論になった。

「ジョージって誰だ?」

オリビア夫人の口から前触れなく聞き覚えのない男の名前にハリー殿下は苛立つように間をおかず切り返す。オリビア夫人は手で口を押さえ心臓がバクバクし不安な気持ちが胸いっぱいに広がり視点の定まらない目をする。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

報われなかった姫君に、弔いの白い薔薇の花束を

さくたろう
恋愛
 その国の王妃を決める舞踏会に招かれたロザリー・ベルトレードは、自分が当時の王子、そうして現王アルフォンスの婚約者であり、不遇の死を遂げた姫オフィーリアであったという前世を思い出す。  少しずつ蘇るオフィーリアの記憶に翻弄されながらも、17年前から今世まで続く因縁に、ロザリーは絡め取られていく。一方でアルフォンスもロザリーの存在から目が離せなくなり、やがて二人は再び惹かれ合うようになるが――。 20話です。小説家になろう様でも公開中です。

誰にも言えないあなたへ

天海月
恋愛
子爵令嬢のクリスティーナは心に決めた思い人がいたが、彼が平民だという理由で結ばれることを諦め、彼女の事を見初めたという騎士で伯爵のマリオンと婚姻を結ぶ。 マリオンは家格も高いうえに、優しく美しい男であったが、常に他人と一線を引き、妻であるクリスティーナにさえ、どこか壁があるようだった。 年齢が離れている彼にとって自分は子供にしか見えないのかもしれない、と落ち込む彼女だったが・・・マリオンには誰にも言えない秘密があって・・・。

目覚めの紅茶を貴方と。

芹澤©️
恋愛
「お前、良い加減にしろよ!」 そう朝から怒っている一応夫である伯爵を、男爵家から嫁いだばかりの新妻は、ややうんざりしながら見つめるのだった。幼馴染みとはいえ、もう少し新婚らしくして欲しいと思うのは、そんなに贅沢な願いなのかと。

伯爵令嬢の婚約解消理由

七宮 ゆえ
恋愛
私には、小さい頃から親に決められていた婚約者がいます。 婚約者は容姿端麗、文武両道、金枝玉葉という世のご令嬢方が黄色い悲鳴をあげること間違い無しなお方です。 そんな彼と私の関係は、婚約者としても友人としても比較的良好でありました。 しかしある日、彼から婚約を解消しようという提案を受けました。勿論私達の仲が不仲になったとか、そういう話ではありません。それにはやむを得ない事情があったのです。主に、国とか国とか国とか。 一体何があったのかというと、それは…… これは、そんな私たちの少しだけ複雑な婚約についてのお話。 *本編は8話+番外編を載せる予定です。 *小説家になろうに同時掲載しております。 *なろうの方でも、アルファポリスの方でも色んな方に続編を読みたいとのお言葉を貰ったので、続きを只今執筆しております。

[完]僕の前から、君が消えた

小葉石
恋愛
『あなたの残りの時間、全てください』 余命宣告を受けた僕に殊勝にもそんな事を言っていた彼女が突然消えた…それは事故で一瞬で終わってしまったと後から聞いた。 残りの人生彼女とはどう向き合おうかと、悩みに悩んでいた僕にとっては彼女が消えた事実さえ上手く処理出来ないでいる。  そんな彼女が、僕を迎えにくるなんて…… *ホラーではありません。現代が舞台ですが、ファンタジー色強めだと思います。

婚約解消の理由はあなた

彩柚月
恋愛
王女のレセプタントのオリヴィア。結婚の約束をしていた相手から解消の申し出を受けた理由は、王弟の息子に気に入られているから。 私の人生を壊したのはあなた。 許されると思わないでください。 全18話です。 最後まで書き終わって投稿予約済みです。

[完結]離婚したいって泣くくらいなら、結婚する前に言ってくれ!

h.h
恋愛
「離婚させてくれぇ」「泣くな!」結婚してすぐにビルドは「離婚して」とフィーナに泣きついてきた。2人が生まれる前の母親同士の約束により結婚したけれど、好きな人ができたから別れたいって、それなら結婚する前に言え! あまりに情けなく自分勝手なビルドの姿に、とうとう堪忍袋の尾が切れた。「慰謝料を要求します」「それは困る!」「困るじゃねー!」

【完結】小さなマリーは僕の物

miniko
恋愛
マリーは小柄で胸元も寂しい自分の容姿にコンプレックスを抱いていた。 彼女の子供の頃からの婚約者は、容姿端麗、性格も良く、とても大事にしてくれる完璧な人。 しかし、周囲からの圧力もあり、自分は彼に不釣り合いだと感じて、婚約解消を目指す。 ※マリー視点とアラン視点、同じ内容を交互に書く予定です。(最終話はマリー視点のみ)

処理中です...