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208話 「夏の過ごし方6」
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機材の蓋をぱかりと開けると中にはごろんとした肉の塊がたっぷりの野菜がのったらトレイの上に美味しそうな焼き目を付けて転がっている。
そこに加賀が手に持った何やら金属製の串をぶすりとお肉に突き刺していく。
「54度……ぴったりだね、火から下ろして休ませてっと……ミディアムレアかミディアムぐらいになりそうかな」
「その道具……魔道具かな、中の温度はかれるんだね」
すごく便利ね、と言うアイネに加賀はうんうんと頷くと手に持った魔道具をテーブルにコトリと置く。
「これ無かったらローストビーフ作るの難しいんだよねー。串に触れて温度確かめる人もいるけどあれボクは出来ないし……本当魔道具様々だね」
そう言いながらも作業をする手は止まらない。加賀はトレイに残った野菜、それに肉汁を全てフライパンに入れると水を加えて火にかける。
これらを使ってローストビーフ用のソースを作るのだ。
「バター用意したけどこんなに使うの?」
「うん、仕上げに全部いれちゃうよー」
ぐつぐつと煮立ったフライパンを火からおろしフライパンの中身を濾していく、
濾した液体を再び火にかけバターの塊を投入、塩で味を調え小麦粉で作ったルーでとろみを付けて完成である。
「ソースでけた。あとは休ませておいたお肉きってー、他のも焼いてっと」
「……加賀」
「んー?」
「お腹すいてやばめなんですが、何か摘まめるものはないでしょうか……」
出来上がったソースを別容器に移し、休ませた肉を切り分けようとしたとき、不意に後ろから声がかかる。
いい加減空腹に耐えられなくなった八木がテーブルに顔をべったりと付け虚ろな目で加賀の方を見ていたのだ。
「え、朝ごはん食べたよね……」
「ずっと匂い嗅ぎながら作業してたんだよぉおおお、そりゃ腹も減るって!」
「あー、そっか」
料理はある程度出来上がってきてはいるがお昼にはまだ早い時間帯、どうかしたのかと首を傾げた加賀であったが八木の言葉を聞いてそれもそうだと納得する。
「しょーがないなー」
そう言うと加賀はローストビーフを数枚切り分けるとそこに先ほど作ったソースをかける。
そしてフォークでぶすっと刺すと八木の眼前へと運んでいく。
「ほりゃ、味見だよー。もうちょっとでお昼なるからこれで我慢しといてねー」
「うぉおおおぉ」
肉を見た瞬間凄まじい勢いで食いつく八木。
フォークに歯があたったのかお肉からしてはいけない音がするがお構いなしである。
「うっめえええ! これやばい、まじやばいって!」
「そりゃよかった。……うん、ミディアム気味かな? 見た目赤すぎると嫌がる人もいるかもだし丁度いいのかもね……あ、おいし」
切った肉の断面が赤すぎない綺麗なピンク色をしていた。
薄く削ぎ切りにした肉を口に入れればとろける様な触感と溢れる肉汁が舌を楽しませる。
文句ない出来栄えであった。
「加賀……」
うー(あーん)
二人の様子を見てものほしそうにするアイネと、いつからそこに居たのか口を開けて待ち構えるうーちゃん。
加賀はしょーがないなーと笑うと二人の分もちゃんと切り分けて上げるのであった。
「こりゃまた昼にしちゃ豪勢な飯になったもんだわい」
料理が全て完成したので加賀は宿の皆へと声を掛けた。
皆昼飯にしてはボリュームたっぷりすぎる料理を見て目を白黒させている。
「こいつが朝から作ってたやつか……それじゃ冷めないうちに頂くか」
そう言ってバクスが真っ先に手に取ったのは低温でじっくり焼き上げたスペアリブである。
一本丸々だといくらなんでもでかすぎる為、バクスとゴートン、八木の分は3分割したスペアリブを。それ以外の者は4分割したスペアリブが割り当てられている。
「なあ、加賀。これどのソースつけりゃいいの?」
「3つあるからお好みでー。これがBBQソース、こっちがマスタード、んでこれはー……ビネガーソースかな」
加賀はせっかくだからとソースにも拘った様だ。
よくあるBBQソースに加えマスタードの効いたソースにさっぱりと頂けるようにとビネガーを使ったソースも用意してある。
「ほうほう色々あるのお……だがここは敢えてまずはそのまま行ってみるかの」
そう言ってゴートンは敢えて何もつけず焼いたスペアリブにそのままかぶりつく……まあ下味は十分つけてる上に焼いている最中にソースを塗っていたので実はそのままでも問題なかったりするのだが。
とまあそれは置いておき、勢いよくスペアリブにかぶりついたゴートンであるが、大きく目を見開き肉をまじまじと見つめていた。
「なんとぉ……こんな肉の塊だから食いちぎれるか疑問だったが……骨からするっと外れるし、肉はホロホロじゃあ」
「あ、結構柔く焼き上がりましたね。うん、成功成功」
一通り感想を言い終えたゴートンは無言で肉と酒を交互に口に運んで行く。
他の者を似たような状況である。八木はビネガーソースが気に入ったのか時折肉につけながらばくばくと食い進めている。バクスはBBQとマスタード両方気に入ったらしく肉がツートンカラーになっている。
アイネはそのままでも大丈夫だったようで、トウモロコシを食べるかの様に骨の両端を持って肉を少しずつぱくついている。
うーちゃんはもう食い終わって加賀の方……というかお肉ををじーっと見つめていたりする。
「うーちゃんはやーい。半分いる? ボクこれだけでお腹いっぱいなりそうなんだよねー」
うー(しょーがないのー)
しょうがないと言いながらうっきうきで加賀へと近づくうーちゃん。
さらに半分に切り分けたお肉を受け取ると瞬く間に胃の中に収めてしまう。
うー(うまま)
満足気にお腹をぽんと叩くうーちゃんであるがその手はソースでべとべとだったりする。
自然とお腹の毛もべとべとになるわけであるがうーちゃんはそれに気が付かない。
「ははは……あとでお風呂だね。 うーちゃん、こっちの方も食べてみる? パンに挟んでサンドイッチにしてもおいしーよ」
こんな感じで試食会の時間は過ぎて行く。
今日作ったのは本番に出す料理の内、事前に練習しておきたい物のみとなっているが皆の反応を見る限り本番でも問題はないだろう。
BBQ大会本番まであと二日残すのみ。
そこに加賀が手に持った何やら金属製の串をぶすりとお肉に突き刺していく。
「54度……ぴったりだね、火から下ろして休ませてっと……ミディアムレアかミディアムぐらいになりそうかな」
「その道具……魔道具かな、中の温度はかれるんだね」
すごく便利ね、と言うアイネに加賀はうんうんと頷くと手に持った魔道具をテーブルにコトリと置く。
「これ無かったらローストビーフ作るの難しいんだよねー。串に触れて温度確かめる人もいるけどあれボクは出来ないし……本当魔道具様々だね」
そう言いながらも作業をする手は止まらない。加賀はトレイに残った野菜、それに肉汁を全てフライパンに入れると水を加えて火にかける。
これらを使ってローストビーフ用のソースを作るのだ。
「バター用意したけどこんなに使うの?」
「うん、仕上げに全部いれちゃうよー」
ぐつぐつと煮立ったフライパンを火からおろしフライパンの中身を濾していく、
濾した液体を再び火にかけバターの塊を投入、塩で味を調え小麦粉で作ったルーでとろみを付けて完成である。
「ソースでけた。あとは休ませておいたお肉きってー、他のも焼いてっと」
「……加賀」
「んー?」
「お腹すいてやばめなんですが、何か摘まめるものはないでしょうか……」
出来上がったソースを別容器に移し、休ませた肉を切り分けようとしたとき、不意に後ろから声がかかる。
いい加減空腹に耐えられなくなった八木がテーブルに顔をべったりと付け虚ろな目で加賀の方を見ていたのだ。
「え、朝ごはん食べたよね……」
「ずっと匂い嗅ぎながら作業してたんだよぉおおお、そりゃ腹も減るって!」
「あー、そっか」
料理はある程度出来上がってきてはいるがお昼にはまだ早い時間帯、どうかしたのかと首を傾げた加賀であったが八木の言葉を聞いてそれもそうだと納得する。
「しょーがないなー」
そう言うと加賀はローストビーフを数枚切り分けるとそこに先ほど作ったソースをかける。
そしてフォークでぶすっと刺すと八木の眼前へと運んでいく。
「ほりゃ、味見だよー。もうちょっとでお昼なるからこれで我慢しといてねー」
「うぉおおおぉ」
肉を見た瞬間凄まじい勢いで食いつく八木。
フォークに歯があたったのかお肉からしてはいけない音がするがお構いなしである。
「うっめえええ! これやばい、まじやばいって!」
「そりゃよかった。……うん、ミディアム気味かな? 見た目赤すぎると嫌がる人もいるかもだし丁度いいのかもね……あ、おいし」
切った肉の断面が赤すぎない綺麗なピンク色をしていた。
薄く削ぎ切りにした肉を口に入れればとろける様な触感と溢れる肉汁が舌を楽しませる。
文句ない出来栄えであった。
「加賀……」
うー(あーん)
二人の様子を見てものほしそうにするアイネと、いつからそこに居たのか口を開けて待ち構えるうーちゃん。
加賀はしょーがないなーと笑うと二人の分もちゃんと切り分けて上げるのであった。
「こりゃまた昼にしちゃ豪勢な飯になったもんだわい」
料理が全て完成したので加賀は宿の皆へと声を掛けた。
皆昼飯にしてはボリュームたっぷりすぎる料理を見て目を白黒させている。
「こいつが朝から作ってたやつか……それじゃ冷めないうちに頂くか」
そう言ってバクスが真っ先に手に取ったのは低温でじっくり焼き上げたスペアリブである。
一本丸々だといくらなんでもでかすぎる為、バクスとゴートン、八木の分は3分割したスペアリブを。それ以外の者は4分割したスペアリブが割り当てられている。
「なあ、加賀。これどのソースつけりゃいいの?」
「3つあるからお好みでー。これがBBQソース、こっちがマスタード、んでこれはー……ビネガーソースかな」
加賀はせっかくだからとソースにも拘った様だ。
よくあるBBQソースに加えマスタードの効いたソースにさっぱりと頂けるようにとビネガーを使ったソースも用意してある。
「ほうほう色々あるのお……だがここは敢えてまずはそのまま行ってみるかの」
そう言ってゴートンは敢えて何もつけず焼いたスペアリブにそのままかぶりつく……まあ下味は十分つけてる上に焼いている最中にソースを塗っていたので実はそのままでも問題なかったりするのだが。
とまあそれは置いておき、勢いよくスペアリブにかぶりついたゴートンであるが、大きく目を見開き肉をまじまじと見つめていた。
「なんとぉ……こんな肉の塊だから食いちぎれるか疑問だったが……骨からするっと外れるし、肉はホロホロじゃあ」
「あ、結構柔く焼き上がりましたね。うん、成功成功」
一通り感想を言い終えたゴートンは無言で肉と酒を交互に口に運んで行く。
他の者を似たような状況である。八木はビネガーソースが気に入ったのか時折肉につけながらばくばくと食い進めている。バクスはBBQとマスタード両方気に入ったらしく肉がツートンカラーになっている。
アイネはそのままでも大丈夫だったようで、トウモロコシを食べるかの様に骨の両端を持って肉を少しずつぱくついている。
うーちゃんはもう食い終わって加賀の方……というかお肉ををじーっと見つめていたりする。
「うーちゃんはやーい。半分いる? ボクこれだけでお腹いっぱいなりそうなんだよねー」
うー(しょーがないのー)
しょうがないと言いながらうっきうきで加賀へと近づくうーちゃん。
さらに半分に切り分けたお肉を受け取ると瞬く間に胃の中に収めてしまう。
うー(うまま)
満足気にお腹をぽんと叩くうーちゃんであるがその手はソースでべとべとだったりする。
自然とお腹の毛もべとべとになるわけであるがうーちゃんはそれに気が付かない。
「ははは……あとでお風呂だね。 うーちゃん、こっちの方も食べてみる? パンに挟んでサンドイッチにしてもおいしーよ」
こんな感じで試食会の時間は過ぎて行く。
今日作ったのは本番に出す料理の内、事前に練習しておきたい物のみとなっているが皆の反応を見る限り本番でも問題はないだろう。
BBQ大会本番まであと二日残すのみ。
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