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1話 「森の中 前」
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そして時点は冒頭へと戻る。
意識が暗転してどれ程立っただろうか、瞼の奥を刺激する光に加賀は意識を取り戻しゆっくりと目を開いていく。
加賀の目に飛び込んできたのは透き通るような青い空、そして青々とした木々の姿であった。
イリアの言っていた通り転生先は森の中のようである、あたりをぐるりと見渡してもあるのは木ばかり。
加賀は辺りを見てみたい、そんなどきどきする気持ちをぐっと抑え転生前に話しあった通りその場で待ち続ける事にした。
(それにしても……ほっそい体になっちゃったなー)
八木が来るまで手持ち無沙汰になった加賀、まわりを見ても木ばかりなので今度は自分の体を見てみる事にしたようだ。
加賀の要望は10代、確かにその体は大分若返っているようで体の線の細さからして恐らく10~12歳あたりだと推測できる。
転生して10代の体になる事は分かっていた加賀であるが、やはりいざ転生してみると己の体に違和感を覚えるのだろう、先ほどから確かめるように体を触ったり動かしたりしている。
「あー……うわぁ」
そして確かめるように声を発する加賀。
鈴の音のなるような綺麗な声、それは声変わり前の少年というよりはまるで少女の様である。
「これがボクの声とか違和感半端ないね、声変わりする前かー……10代前半だろうなあ」
しかしここまで変わるとはと改めて自分の体を見つめる加賀。
その体はとても細く肌は白い、声は少女の様である。
さらに少し俯いた際に顔に髪が掛かる、転生前短かった髪は今では肩に掛かる程の長さとなっており、髪は綺麗な真紅色をしていた。
「わー……髪の色すっごい赤い。綺麗だけどさー……」
服装もだいぶ変わっている、着ているのは青み掛かった半そでのチュニックに細身の長ズボン、靴下と革靴とシンプルな物だ。
腰には紐と何か入れられている袋が括り付けられている。
この辺りはイリアが気をきかせて現地に合わせて用意してくれたものだろう。
一通り確かめ終わると加賀は軽く息を吐き独り言ちる。
「趣味って言ってたけど一体どんな見た目になってるのやら……八木も何かすごいことになってそ」
そう呟いてから待つこと暫し、未だに八木は姿を見せないでいた。
次第に立ったままでいるのが辛くなってきた加賀、辺りを見渡しどこか座れる所がないか探し始める。
すると草に隠れて先ほどは分からなかったが岩がある事に気が付いた。
「お、丁度良いのめっけー。さっすがに地面に直で座るのはねー……あれ、なんかいる」
座ろうと岩へと近づく加賀であるが、ふと地面に白いものが動くのが視界に入る。
加賀は恐怖よりも興味の方が勝ったのだろうおそるおそる近寄ると白いものを除きこむように確認する。
「あ、ウサギじゃん。異世界にもいるんだねーウサギ」
白い物の正体がウサギであると理解しほっと胸を撫でおろす加賀。
安心したのか今度はウサギが何をしているのだろうかと気になってきた様でひょいとウサギの前にかがみこむ。
ウサギはどうやら食事中だったようでごろんと横になったままはむはむと草をはんでいた。
「ウサギってニンジンのイメージ強いけど草も食べるんだね。あ、草食動物だしそれが普通なのか……草おいし?」
人がペットに話かけるようにウサギへと声をかける加賀。
通常野生のウサギにそんな事を尋ねても何か反応が返ってくる訳でも無いが、ウサギは加賀をちらりと一瞥すると首をぶんぶんと横に振る。
「おいしくないんかいっ……あれ、このウサギ言葉通じてる? さすが異世界、ウサギに言葉通じるとか半端ないね」
ふとここで加賀の頭の中に疑問が浮かんでくる。
このウサギは何でまずい草をはんでいるのだろうか? その疑問を確かめるべく加賀はウサギをまじまじと観察しだし、そしてその体がひどく痩せ細っている事に気が付いた。
アバラは浮き、全体的に肉付きがひどく薄い。毛皮も艶がなくぼさぼさに荒れてしまっている。
「やせてるなあ……ちゃんとご飯食べてないのかな」
もしかすると転生した際に持っていた袋に食べれるものが入っているかも、そう思い袋の中をあさってみるが中にあるのは加賀が生前つかっていた包丁セットぐらいで食べれそうなものは入ってなかった。
加賀は何か食べれそうなものはないだろうかと当たりを見回し、ふと上をみた時に地球でよく見た果物、リンゴを発見する。
「リンゴだ……果物だけどたぶんだいじょぶだよね?」
加賀の頭上になっているリンゴは赤く色づき非常に美味しそうに見える。草ではなく果物ではあるがあれならウサギでも食べる事が出来るのではと思い加賀は立ち上がった。
「いや、どう考えてもとどかないよねあれ」
リンゴがなっているのは加賀の背よりはるか高所であった、背伸しようが飛び跳ねようが手が届くことはないだろう。
石を投げてもよいがうまい具合に落ちるとは限らないし、何よりリンゴに傷がついてしまう。
さてどうしたものかと悩む加賀だが何かを思いついたのか手をぽんと叩いた。
「そうだ精霊魔法! えっと、確か精霊魔法は普通に話かけるだけで良いんだよね? 風の精霊さん? 魔力を渡しますのでリンゴを取って下さい!」
そういった直後加賀の体から何かが……おそらく魔力であろうものがごっそりと抜かれていく。
そして強く風が吹いたかと思うとボトボトと加賀の周りに大量のリンゴが落ちてきた。
「うひゃー、ちょっリンゴ多すぎぃ……まさか木になってるの全部とれた?」
再び加賀が頭上を見上げるとその視線の先には先ほどまであったリンゴは全て無くなってしまっていた。
加賀が精霊にお願いした内容が曖昧だった為、目の前になるリンゴを全てとる結果となったのだろう。
今後精霊魔法使う際はできるだけ詳しく、せめて対象は指定したほうが良いなと反省する加賀であった。
「さってさってリンゴの皮むいてーっと。ウサギちゃん? うーちゃん? リンゴむいたけど食べるかーい」
うー(何だその名前は)
「へあ!?」
加賀の問いかけに突然言葉を返してきたウサギ。
まさか返事が返ってくるとは思っていなかった加賀は驚きのあまり変な声を上げてしまう。
うーうー(…今後はそう呼ぶように。してリンゴだったか? まあせっかく剥いたのだ、頂くとしよう)
「ウサギがしゃべった……でも異世界だし、異世界だから。あ、リンゴだね? はいうーちゃん」
うー…(だからうーちゃんではなく……まあ良い好きに呼べ)
どうやら名前を名乗っていたウサギではあったが、ウサギが喋った事で一瞬思考がフリーズした加賀には聞こえてなかったようだ。そして加賀の中でウサギの名称がうーちゃんに決定づけられる。
うーちゃんは加賀からリンゴを受け取ると器用にも前足で掴みしゃくしゃくと食べはじめた。
そしてびくりと身を震わせたかと思うとそのまま固まってしまう。
「見た目としゃべり方のギャップすごいなあ。ん、あれ 口に合わなかった? 蜜入ってるし熟してると思ったんだけどなー」
切ったリンゴの断面をみると蜜がはいっており、十分に熟していることが伺える。加賀が一つ食べてみるが酸味と甘みのバランスがほどよく、おいしいリンゴのようでその顔には笑顔が浮かんでいる。
加賀が甘いもの苦手だったかな? と思っていると固まっていたうーちゃんが急に動き出し、すさまじい勢いでリンゴ食べ始めた。
剥いたリンゴはあっという間になくなってしまう。さらには1個だけでは食い足りなかったのかうーちゃんは加賀にお変わりを要求する。
うー!(なにこれむっちゃうまま。もう1個! もう1個!)
先ほどまでの口調と態度はどこに行ったのだろうか。
うーちゃんはぴょんぴょんと跳ね全身でリンゴをくれアピールをしだす。
「はいはい、ちょっとまってねー」
そう言って次のリンゴの皮を剥き始める加賀。
「はい、どーぞ」
うー(わっほい)
剥き終わったリンゴをうーちゃんに加賀が手渡したその直後であった、加賀の背後の草むらがガサガサと音を立て揺れ始める。
加賀はようやく八木が来たのだろうと思い声を上げながら振り返った。
「八木おっそーいっ!?」
振り返った先にいた生き物を見て加賀は驚きのあまり身をびくりと竦ませる。
加賀が振り返った先にいたのは……剥きだしの上半身を覆う異常に発達した筋肉、2mを軽く超えているであろう巨躯の生き物。
地球ではまずありえないその生き物は先ほどの加賀の言葉が聞こえてしまっていたのだろう。加賀のほうへと振り返りその視線に加賀を捉えた。
意識が暗転してどれ程立っただろうか、瞼の奥を刺激する光に加賀は意識を取り戻しゆっくりと目を開いていく。
加賀の目に飛び込んできたのは透き通るような青い空、そして青々とした木々の姿であった。
イリアの言っていた通り転生先は森の中のようである、あたりをぐるりと見渡してもあるのは木ばかり。
加賀は辺りを見てみたい、そんなどきどきする気持ちをぐっと抑え転生前に話しあった通りその場で待ち続ける事にした。
(それにしても……ほっそい体になっちゃったなー)
八木が来るまで手持ち無沙汰になった加賀、まわりを見ても木ばかりなので今度は自分の体を見てみる事にしたようだ。
加賀の要望は10代、確かにその体は大分若返っているようで体の線の細さからして恐らく10~12歳あたりだと推測できる。
転生して10代の体になる事は分かっていた加賀であるが、やはりいざ転生してみると己の体に違和感を覚えるのだろう、先ほどから確かめるように体を触ったり動かしたりしている。
「あー……うわぁ」
そして確かめるように声を発する加賀。
鈴の音のなるような綺麗な声、それは声変わり前の少年というよりはまるで少女の様である。
「これがボクの声とか違和感半端ないね、声変わりする前かー……10代前半だろうなあ」
しかしここまで変わるとはと改めて自分の体を見つめる加賀。
その体はとても細く肌は白い、声は少女の様である。
さらに少し俯いた際に顔に髪が掛かる、転生前短かった髪は今では肩に掛かる程の長さとなっており、髪は綺麗な真紅色をしていた。
「わー……髪の色すっごい赤い。綺麗だけどさー……」
服装もだいぶ変わっている、着ているのは青み掛かった半そでのチュニックに細身の長ズボン、靴下と革靴とシンプルな物だ。
腰には紐と何か入れられている袋が括り付けられている。
この辺りはイリアが気をきかせて現地に合わせて用意してくれたものだろう。
一通り確かめ終わると加賀は軽く息を吐き独り言ちる。
「趣味って言ってたけど一体どんな見た目になってるのやら……八木も何かすごいことになってそ」
そう呟いてから待つこと暫し、未だに八木は姿を見せないでいた。
次第に立ったままでいるのが辛くなってきた加賀、辺りを見渡しどこか座れる所がないか探し始める。
すると草に隠れて先ほどは分からなかったが岩がある事に気が付いた。
「お、丁度良いのめっけー。さっすがに地面に直で座るのはねー……あれ、なんかいる」
座ろうと岩へと近づく加賀であるが、ふと地面に白いものが動くのが視界に入る。
加賀は恐怖よりも興味の方が勝ったのだろうおそるおそる近寄ると白いものを除きこむように確認する。
「あ、ウサギじゃん。異世界にもいるんだねーウサギ」
白い物の正体がウサギであると理解しほっと胸を撫でおろす加賀。
安心したのか今度はウサギが何をしているのだろうかと気になってきた様でひょいとウサギの前にかがみこむ。
ウサギはどうやら食事中だったようでごろんと横になったままはむはむと草をはんでいた。
「ウサギってニンジンのイメージ強いけど草も食べるんだね。あ、草食動物だしそれが普通なのか……草おいし?」
人がペットに話かけるようにウサギへと声をかける加賀。
通常野生のウサギにそんな事を尋ねても何か反応が返ってくる訳でも無いが、ウサギは加賀をちらりと一瞥すると首をぶんぶんと横に振る。
「おいしくないんかいっ……あれ、このウサギ言葉通じてる? さすが異世界、ウサギに言葉通じるとか半端ないね」
ふとここで加賀の頭の中に疑問が浮かんでくる。
このウサギは何でまずい草をはんでいるのだろうか? その疑問を確かめるべく加賀はウサギをまじまじと観察しだし、そしてその体がひどく痩せ細っている事に気が付いた。
アバラは浮き、全体的に肉付きがひどく薄い。毛皮も艶がなくぼさぼさに荒れてしまっている。
「やせてるなあ……ちゃんとご飯食べてないのかな」
もしかすると転生した際に持っていた袋に食べれるものが入っているかも、そう思い袋の中をあさってみるが中にあるのは加賀が生前つかっていた包丁セットぐらいで食べれそうなものは入ってなかった。
加賀は何か食べれそうなものはないだろうかと当たりを見回し、ふと上をみた時に地球でよく見た果物、リンゴを発見する。
「リンゴだ……果物だけどたぶんだいじょぶだよね?」
加賀の頭上になっているリンゴは赤く色づき非常に美味しそうに見える。草ではなく果物ではあるがあれならウサギでも食べる事が出来るのではと思い加賀は立ち上がった。
「いや、どう考えてもとどかないよねあれ」
リンゴがなっているのは加賀の背よりはるか高所であった、背伸しようが飛び跳ねようが手が届くことはないだろう。
石を投げてもよいがうまい具合に落ちるとは限らないし、何よりリンゴに傷がついてしまう。
さてどうしたものかと悩む加賀だが何かを思いついたのか手をぽんと叩いた。
「そうだ精霊魔法! えっと、確か精霊魔法は普通に話かけるだけで良いんだよね? 風の精霊さん? 魔力を渡しますのでリンゴを取って下さい!」
そういった直後加賀の体から何かが……おそらく魔力であろうものがごっそりと抜かれていく。
そして強く風が吹いたかと思うとボトボトと加賀の周りに大量のリンゴが落ちてきた。
「うひゃー、ちょっリンゴ多すぎぃ……まさか木になってるの全部とれた?」
再び加賀が頭上を見上げるとその視線の先には先ほどまであったリンゴは全て無くなってしまっていた。
加賀が精霊にお願いした内容が曖昧だった為、目の前になるリンゴを全てとる結果となったのだろう。
今後精霊魔法使う際はできるだけ詳しく、せめて対象は指定したほうが良いなと反省する加賀であった。
「さってさってリンゴの皮むいてーっと。ウサギちゃん? うーちゃん? リンゴむいたけど食べるかーい」
うー(何だその名前は)
「へあ!?」
加賀の問いかけに突然言葉を返してきたウサギ。
まさか返事が返ってくるとは思っていなかった加賀は驚きのあまり変な声を上げてしまう。
うーうー(…今後はそう呼ぶように。してリンゴだったか? まあせっかく剥いたのだ、頂くとしよう)
「ウサギがしゃべった……でも異世界だし、異世界だから。あ、リンゴだね? はいうーちゃん」
うー…(だからうーちゃんではなく……まあ良い好きに呼べ)
どうやら名前を名乗っていたウサギではあったが、ウサギが喋った事で一瞬思考がフリーズした加賀には聞こえてなかったようだ。そして加賀の中でウサギの名称がうーちゃんに決定づけられる。
うーちゃんは加賀からリンゴを受け取ると器用にも前足で掴みしゃくしゃくと食べはじめた。
そしてびくりと身を震わせたかと思うとそのまま固まってしまう。
「見た目としゃべり方のギャップすごいなあ。ん、あれ 口に合わなかった? 蜜入ってるし熟してると思ったんだけどなー」
切ったリンゴの断面をみると蜜がはいっており、十分に熟していることが伺える。加賀が一つ食べてみるが酸味と甘みのバランスがほどよく、おいしいリンゴのようでその顔には笑顔が浮かんでいる。
加賀が甘いもの苦手だったかな? と思っていると固まっていたうーちゃんが急に動き出し、すさまじい勢いでリンゴ食べ始めた。
剥いたリンゴはあっという間になくなってしまう。さらには1個だけでは食い足りなかったのかうーちゃんは加賀にお変わりを要求する。
うー!(なにこれむっちゃうまま。もう1個! もう1個!)
先ほどまでの口調と態度はどこに行ったのだろうか。
うーちゃんはぴょんぴょんと跳ね全身でリンゴをくれアピールをしだす。
「はいはい、ちょっとまってねー」
そう言って次のリンゴの皮を剥き始める加賀。
「はい、どーぞ」
うー(わっほい)
剥き終わったリンゴをうーちゃんに加賀が手渡したその直後であった、加賀の背後の草むらがガサガサと音を立て揺れ始める。
加賀はようやく八木が来たのだろうと思い声を上げながら振り返った。
「八木おっそーいっ!?」
振り返った先にいた生き物を見て加賀は驚きのあまり身をびくりと竦ませる。
加賀が振り返った先にいたのは……剥きだしの上半身を覆う異常に発達した筋肉、2mを軽く超えているであろう巨躯の生き物。
地球ではまずありえないその生き物は先ほどの加賀の言葉が聞こえてしまっていたのだろう。加賀のほうへと振り返りその視線に加賀を捉えた。
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