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29. 旅先
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ランナルが基礎学校を卒業し、無事にシェスティンが婚約者だと国中に発表されて早くも一月。
シェスティンはランナルと共に、王宮の廊下に飾られていた絵画の場所を巡るという名目の地方視察の旅に出ていた。
二人だけではないのがランナルには少し不服ではあったが。
飾られていた絵は、リュックセレ国内の場所らしく、ご丁寧に絵の裏に場所まで書いてあった。
数代前の国王が、絵を描くのが好きで全て自身が書いていたものだ。
王宮の廊下には十八もの絵が飾られていて、シェスティンが興味を持った為にランナルは、順に見て回ろうと誘ったのだ。十八の内二つは、国の東側が描かれていて、そこはまだ危ないからと残りの十六カ所を巡るのだ。
その事をシェスティンは、王宮にたまに会いに来てくれていたビルギッタに伝えると自分の事のように嬉しそうに笑ってくれた。
「良かったじゃない!二人で絵の場所に行くなんて!
文化で愛を育んでいるのねぇ…。
シェスティンが行きたいって言ったの?」
「行きたいっていうか、素敵ねって言っただけなのよ?」
「ランナルはそういうところがあるのよ。シェスティンの為なら!って。相変わらずねぇ。発掘調査している場所もついでに行けるのでしょ?幸せじゃない!
うまくランナルを手の上で転がすのよ?何だって叶えてくれちゃうわよ、きっと。
楽しんでらっしゃい!」
☆★
今は、国の最西部にあるイドレという港町へ向かう途中の山道。
イドレは昔、フレンズブルグ国へと向かう船が出ていた。だが今は、フレンズブルグ行きどころか他国へ向かう旅客船は停泊していない。
港街を堪能したあとに、飾られていた絵画とは関係ないが、コインが発掘された遺跡も近い為にそちらへ寄る予定で、それもランナルが提案してくれたのだ。
「ねぇ、ランナル。もうすぐ見える?」
「あぁ。あの山を越えたら見えるよ。」
ランナルは、シェスティンを乗せて一頭の馬に乗っている。
シェスティンは馬にだいぶ慣れたようで、風を切って走るのがとても楽しいようでランナルはシェスティンの嬉しそうな顔が見たくて余計に走らせていた。
「お待ち下さい!私達もいますからね。大丈夫ですか、コーラ。」
「は、はい…どうかお忘れなきよう……」
後ろからやや遅れて、宰相のボルイェとコーラを乗せた馬が駆けてくる。
ーーーランナルはシェスティンと二人で出掛けたかったこの旅路であったが、側近である宰相のボルイェが自分も連れて行って欲しいと願い出た。
ボルイェとは基礎学校の卒業生であり、ランナルとシェスティンより五歳年上である。その為、宰相の腕もしっかりしているだけではなく、シェスティンの為にとランナルが暴走しそうになるのを、止める役割もあった。
「ランナル様。私をどうかお連れ下さい。まだ婚約者同士でありますから、二人だけで泊まりでお出掛けになるのはお止め下さい。
シェスティン様も、侍女がいた方が何かとよろしいでしょうし。ですからどうぞ、お考え直し下さい。」
ランナルは確かにそうだと思い、シェスティンの名誉に傷が付いてもいけないと同行を許した。
コーラは、シェスティンが王宮へ来た時に共に王宮へと入りそのままずっと侍女として付いていた。心許せる人物が一人位はいた方がいいだろうと、ランナルが提案したのだ。そして今回の旅にも同行している。
ランナルは、シェスティンを王都の書籍店で見かけた時から、侍女との関係は濃いものだと感じていた。あの時はシェスティンも年齢が小さかったが、大きくなった今も変わらず同じ侍女が付いている事に、心許せる人物なのだと思ったからだった。
馬車ではなく馬を旅の移動手段にしたのは、シェスティンが馬に乗った方が速く移動出来るのですよねと口にしたから。書物から、その知識を得ていた為である。
馬に乗れるという事は知っていても、実際に乗った事の無かったシェスティンは、ワクワクしながらランナルへと聞いたのだ。
ランナルは、シェスティンが乗りたいならそうすると言うと、ぜひしたいわ!と満面の笑みでシェスティンが答えた為にそうなったのだ。
初めて乗った馬に、すぐに慣れたシェスティンだったが、コーラはなかなか慣れなかった。ボルイェという年上の男性とかなり近い距離で乗らないといけないのがたまらなく緊張するからだった。赤くなったり青くなったりしていた。
「あぁ、忘れていた。コーラ、悪かった。
ボルイェ、もう少しゆっくり走ってやれ。コーラは慣れていないのだろ。」
「そうではなく!
シェスティン様も慣れていないのですから、ランナル様がもう少しゆっくり走って下されば私も速度を上げずに済むのですがね。」
「それは無理だな、シェスティンはとても楽しそうだ。もっと喜ぶ顔を見たいからな。
じゃあ、あとで合流すればいい。イドレの港に行くから。その辺りで海を見ているよ。」
「い、いけません!」
「いいだろ、それ位。二人の時間も作りたい。」
「ボルイェ、私からもお願い!海を見てみたいの。昔は栄えていたという港町をじっくり目に焼き付けたいわ。おとなしくしているから。ね?」
「……分かりました。岬の辺りまでいかれますか?」
「ああ。宿に馬を置いてからな。
大丈夫だ、問題を起こすような事はしないよ。結婚出来なくなったら困るからね。」
「ええ、そうですね!よく分かっておられるようでなによりです。では、後ほど。」
「す、すみません…」
「あら、コーラ。謝らないで!
むしろ、時間を作ってくれてありがとうと言わせてもらうわね!じゃあ、後でね!」
シェスティンがそう言うと、ランナルは手綱に力を入れ馬を走らせた。
ーーー
ーー
ー
「わぁ!すごいわ!キラキラしてる!広いのね、海って! 」
シェスティンは生まれて初めて見る海に感動していた。太陽が海に反射してキラキラと輝いていたのだ。
「そうだね。ここからいつか、旅に出られたら楽しいだろうね。」
「まぁ!
そうね。昔は行けたのでしょう?今は、商船は出ていても旅客船は出ていないものね。」
「あぁ。シェスティンの為に俺がどうにかしてみるよ。今はまだその道は険しいけれど。
そしていつか、フレンズブルグへ行こうか。行きたいっていっていただろう?」
「本当!?ウフフ。楽しみにしているわ。きっと、ランナルなら出来そうな気がする。私も、その為に何か出来る事を手伝うわ。
あ、そうだわ!私の先生のバルプロにもいろいろと手伝ってもらいましょう?フレンズブルグ語が堪能なのよ。」
「あぁ。その時は頼むよ、シェスティン。」
ボルイェとコーラよりも一足先に港町まで辿り着いた二人は、馬を宿屋に預け、近くの岬まで手を繋いで歩いて来ていた。
そして、未来についていろいろと語っていた。
シェスティンがフレンズブルグ国に興味がある事を、ランナルはあの日書籍店で購入する本を見たから知っている。同じような年頃の少女が、大人でも難しいと思うような外国語の参考書と関連する本を買ったのには驚いたので覚えていたのだ。
そして、王宮へ来て王太子妃教育をするとなった時、異国の歴史なども軽く学ぶのだか、シェスティンは他国もであるがフレンズブルグ国の事は特に知っていたのだ。それには教師が舌を巻いていた。
シェスティンは異国の知識もかなりあり、外交にも向いている。
だからいつか、その力を発揮させてやりたいと思っている。
シェスティンは応用学校に通いたい、とは言わなかった。だが、専門的な事を学びたいのなら通うのも許可しようとランナルは密かに思っている。
いつかその日が来るかもしれないとは思う反面、シェスティンがより良い国づくりを自分の目で見て改善点を見つけて良くしていく事にも興味を持っているようでもあった。
どちらでもいいから、シェスティンがやりたいようにさせてあげたいと思うランナルだった。
この港町から旅客船を再び出航させる事が出来たらどんなに喜ぶだろうか。
国の東側も、隣接する国々と小競り合いを収める事が出来たら、安心出来るはずだ。シェスティンの笑顔が見られるのなら、必ず成し遂げてみせるとランナルは決意する。
けれどその為には、やる事は山積みだとランナルはひっそりと鼻を鳴らした。
「シェスティンとこうやって、共に過ごす時間が持てるなんて嬉しいよ。王宮へ帰ったら、仕事をしていかないといけないからこんなにゆっくりとした時間はもう過ごせないかもしれないなぁ。」
「あら、ランナル。長い時間は一緒にいられなくても、幸せだと思うわ。」
「そうではあるけれどね…。」
「もう、ランナル!私はあなたとは一緒に居られないとも思ったのよ。フレドリカとして、会っていたのだもの。だから、今は名前を呼んでもらえるだけでとても幸せなのよ。
ねぇ、だからランナルも笑ってほしいわ!」
「!そうか、そうだよね。あぁ、シェスティン、これからもずっとずっと、たくさん名前を呼ぶから!」
そう言ったランナルは、シェスティンを優しく包み込むように抱き締めたーーー。
☆★
これで終わりです。
拙い文章で、なかなか上手い出来栄えとはいかなかったとは思いますが、ここまで読んでいただきましてありがとうございました。
しおりを挟んでくれた方、お気に入り登録してくれた方、本当にありがとうございました。
感想を下さった方、嬉しかったです。とても励みになりました!
シェスティンはランナルと共に、王宮の廊下に飾られていた絵画の場所を巡るという名目の地方視察の旅に出ていた。
二人だけではないのがランナルには少し不服ではあったが。
飾られていた絵は、リュックセレ国内の場所らしく、ご丁寧に絵の裏に場所まで書いてあった。
数代前の国王が、絵を描くのが好きで全て自身が書いていたものだ。
王宮の廊下には十八もの絵が飾られていて、シェスティンが興味を持った為にランナルは、順に見て回ろうと誘ったのだ。十八の内二つは、国の東側が描かれていて、そこはまだ危ないからと残りの十六カ所を巡るのだ。
その事をシェスティンは、王宮にたまに会いに来てくれていたビルギッタに伝えると自分の事のように嬉しそうに笑ってくれた。
「良かったじゃない!二人で絵の場所に行くなんて!
文化で愛を育んでいるのねぇ…。
シェスティンが行きたいって言ったの?」
「行きたいっていうか、素敵ねって言っただけなのよ?」
「ランナルはそういうところがあるのよ。シェスティンの為なら!って。相変わらずねぇ。発掘調査している場所もついでに行けるのでしょ?幸せじゃない!
うまくランナルを手の上で転がすのよ?何だって叶えてくれちゃうわよ、きっと。
楽しんでらっしゃい!」
☆★
今は、国の最西部にあるイドレという港町へ向かう途中の山道。
イドレは昔、フレンズブルグ国へと向かう船が出ていた。だが今は、フレンズブルグ行きどころか他国へ向かう旅客船は停泊していない。
港街を堪能したあとに、飾られていた絵画とは関係ないが、コインが発掘された遺跡も近い為にそちらへ寄る予定で、それもランナルが提案してくれたのだ。
「ねぇ、ランナル。もうすぐ見える?」
「あぁ。あの山を越えたら見えるよ。」
ランナルは、シェスティンを乗せて一頭の馬に乗っている。
シェスティンは馬にだいぶ慣れたようで、風を切って走るのがとても楽しいようでランナルはシェスティンの嬉しそうな顔が見たくて余計に走らせていた。
「お待ち下さい!私達もいますからね。大丈夫ですか、コーラ。」
「は、はい…どうかお忘れなきよう……」
後ろからやや遅れて、宰相のボルイェとコーラを乗せた馬が駆けてくる。
ーーーランナルはシェスティンと二人で出掛けたかったこの旅路であったが、側近である宰相のボルイェが自分も連れて行って欲しいと願い出た。
ボルイェとは基礎学校の卒業生であり、ランナルとシェスティンより五歳年上である。その為、宰相の腕もしっかりしているだけではなく、シェスティンの為にとランナルが暴走しそうになるのを、止める役割もあった。
「ランナル様。私をどうかお連れ下さい。まだ婚約者同士でありますから、二人だけで泊まりでお出掛けになるのはお止め下さい。
シェスティン様も、侍女がいた方が何かとよろしいでしょうし。ですからどうぞ、お考え直し下さい。」
ランナルは確かにそうだと思い、シェスティンの名誉に傷が付いてもいけないと同行を許した。
コーラは、シェスティンが王宮へ来た時に共に王宮へと入りそのままずっと侍女として付いていた。心許せる人物が一人位はいた方がいいだろうと、ランナルが提案したのだ。そして今回の旅にも同行している。
ランナルは、シェスティンを王都の書籍店で見かけた時から、侍女との関係は濃いものだと感じていた。あの時はシェスティンも年齢が小さかったが、大きくなった今も変わらず同じ侍女が付いている事に、心許せる人物なのだと思ったからだった。
馬車ではなく馬を旅の移動手段にしたのは、シェスティンが馬に乗った方が速く移動出来るのですよねと口にしたから。書物から、その知識を得ていた為である。
馬に乗れるという事は知っていても、実際に乗った事の無かったシェスティンは、ワクワクしながらランナルへと聞いたのだ。
ランナルは、シェスティンが乗りたいならそうすると言うと、ぜひしたいわ!と満面の笑みでシェスティンが答えた為にそうなったのだ。
初めて乗った馬に、すぐに慣れたシェスティンだったが、コーラはなかなか慣れなかった。ボルイェという年上の男性とかなり近い距離で乗らないといけないのがたまらなく緊張するからだった。赤くなったり青くなったりしていた。
「あぁ、忘れていた。コーラ、悪かった。
ボルイェ、もう少しゆっくり走ってやれ。コーラは慣れていないのだろ。」
「そうではなく!
シェスティン様も慣れていないのですから、ランナル様がもう少しゆっくり走って下されば私も速度を上げずに済むのですがね。」
「それは無理だな、シェスティンはとても楽しそうだ。もっと喜ぶ顔を見たいからな。
じゃあ、あとで合流すればいい。イドレの港に行くから。その辺りで海を見ているよ。」
「い、いけません!」
「いいだろ、それ位。二人の時間も作りたい。」
「ボルイェ、私からもお願い!海を見てみたいの。昔は栄えていたという港町をじっくり目に焼き付けたいわ。おとなしくしているから。ね?」
「……分かりました。岬の辺りまでいかれますか?」
「ああ。宿に馬を置いてからな。
大丈夫だ、問題を起こすような事はしないよ。結婚出来なくなったら困るからね。」
「ええ、そうですね!よく分かっておられるようでなによりです。では、後ほど。」
「す、すみません…」
「あら、コーラ。謝らないで!
むしろ、時間を作ってくれてありがとうと言わせてもらうわね!じゃあ、後でね!」
シェスティンがそう言うと、ランナルは手綱に力を入れ馬を走らせた。
ーーー
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「わぁ!すごいわ!キラキラしてる!広いのね、海って! 」
シェスティンは生まれて初めて見る海に感動していた。太陽が海に反射してキラキラと輝いていたのだ。
「そうだね。ここからいつか、旅に出られたら楽しいだろうね。」
「まぁ!
そうね。昔は行けたのでしょう?今は、商船は出ていても旅客船は出ていないものね。」
「あぁ。シェスティンの為に俺がどうにかしてみるよ。今はまだその道は険しいけれど。
そしていつか、フレンズブルグへ行こうか。行きたいっていっていただろう?」
「本当!?ウフフ。楽しみにしているわ。きっと、ランナルなら出来そうな気がする。私も、その為に何か出来る事を手伝うわ。
あ、そうだわ!私の先生のバルプロにもいろいろと手伝ってもらいましょう?フレンズブルグ語が堪能なのよ。」
「あぁ。その時は頼むよ、シェスティン。」
ボルイェとコーラよりも一足先に港町まで辿り着いた二人は、馬を宿屋に預け、近くの岬まで手を繋いで歩いて来ていた。
そして、未来についていろいろと語っていた。
シェスティンがフレンズブルグ国に興味がある事を、ランナルはあの日書籍店で購入する本を見たから知っている。同じような年頃の少女が、大人でも難しいと思うような外国語の参考書と関連する本を買ったのには驚いたので覚えていたのだ。
そして、王宮へ来て王太子妃教育をするとなった時、異国の歴史なども軽く学ぶのだか、シェスティンは他国もであるがフレンズブルグ国の事は特に知っていたのだ。それには教師が舌を巻いていた。
シェスティンは異国の知識もかなりあり、外交にも向いている。
だからいつか、その力を発揮させてやりたいと思っている。
シェスティンは応用学校に通いたい、とは言わなかった。だが、専門的な事を学びたいのなら通うのも許可しようとランナルは密かに思っている。
いつかその日が来るかもしれないとは思う反面、シェスティンがより良い国づくりを自分の目で見て改善点を見つけて良くしていく事にも興味を持っているようでもあった。
どちらでもいいから、シェスティンがやりたいようにさせてあげたいと思うランナルだった。
この港町から旅客船を再び出航させる事が出来たらどんなに喜ぶだろうか。
国の東側も、隣接する国々と小競り合いを収める事が出来たら、安心出来るはずだ。シェスティンの笑顔が見られるのなら、必ず成し遂げてみせるとランナルは決意する。
けれどその為には、やる事は山積みだとランナルはひっそりと鼻を鳴らした。
「シェスティンとこうやって、共に過ごす時間が持てるなんて嬉しいよ。王宮へ帰ったら、仕事をしていかないといけないからこんなにゆっくりとした時間はもう過ごせないかもしれないなぁ。」
「あら、ランナル。長い時間は一緒にいられなくても、幸せだと思うわ。」
「そうではあるけれどね…。」
「もう、ランナル!私はあなたとは一緒に居られないとも思ったのよ。フレドリカとして、会っていたのだもの。だから、今は名前を呼んでもらえるだけでとても幸せなのよ。
ねぇ、だからランナルも笑ってほしいわ!」
「!そうか、そうだよね。あぁ、シェスティン、これからもずっとずっと、たくさん名前を呼ぶから!」
そう言ったランナルは、シェスティンを優しく包み込むように抱き締めたーーー。
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まきくん様、感想とご指摘、ありがとうございます。
そう言われるまで、名前を同じにしている事を気づきませんで…またやってしまいました。゚・(>﹏<)・゚。
けっこう抜けておりますので、いろいろとやらかします(T_T)
私としても、紛らわしいので同じ名前にはしないようには気をつけていますが、混乱させてしまい申し訳ありませんでした。
それでも、読んで下さいましてありがとうございました<m(__)m>
二人の事も書こうとは思ったのですが、まだ下働きなので止めてしまいました(^_^;下働きなのでなかなかシェスティンとの接点が無いからです。シェスティンは王宮にも行ってしましましたし。
王宮に連れて…はさすがに強引過ぎですからね(^◇^;)
バルプロは、そう思って未来を予想出来るように少しだけ触れました。
読者様の感じ方は十人十色だと思っているので、少しだけ触れて想像(妄想?)していただけると楽しみが広がるかなと思いました。
とはいえ、そのようなご指摘はありがたいお言葉として今後に生かさせていただきますm(__)m
最後までお読み下さいまして、ありがとうございました(*´︶`*)
とっても、面白いお話で… いつも更新を、楽しみに待ってました
終わっちゃってさみしい~😅
新作、楽しみに待ってま~す✨
canon2様、ありがとうございます♪
そう言って下さいまして、嬉しいです)^o^(
はい、今書いてます!といっても、現実世界が忙しいのでなかなか書き終わらず…(ノД`)
また出来上がったら、読んでいただけると嬉しいです(●^ー^●)
最後までお読み下さいまして、ありがとうございましたo(*´︶`*)o
ノコノコ様、ありがとうございます♪
そう言って下さいまして、胸が熱くなります。゚・(>﹏<)・゚。(^^)
はい、侯爵様はさすがです(^_^.)
ありがとうございます!今は終わったばかりで、違う作品も書いておりまして…頭に浮かんできたら、また書かせていただくかもです(^ω^)
最後までお読み下さいまして、ありがとうございました(*´︶`*)