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二人で会話
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「マーガレット嬢とお呼びしても?」
と言われた。うーん、でもどうせなら…って欲張っていいかしら?
「えっと、マーガレットで…。」
「はは。そうだね。マーガレット嬢と呼ぶには他人行儀過ぎるかな?では、緊張するんだが、マーガレットと呼ぶ事にしよう。それで、マーガレット。気に入らないかい?出来れば、顔を見て話したいのだが…。」
は!…そうね、恥ずかしいとはいえさすがにずっと下を向いて話すなんて失礼よね。
「ご、ごめんなさい…お恥ずかしくて…。」
と、顔を上げて改めて男爵様の顔を見つめた。
はぁ…相変わらず、金髪で深い青色の瞳は男性なのにとても綺麗ね。
今日は、髪をしっかりと前髪を後ろになでつけている。髪は縛らず、後ろに流している。
そして、黒色のスーツ。胸のポケットの所に銀の糸で刺繍がされているわ。決まってる、一言それに尽きるわね。
「そんなに見つめられるとこちらが恥ずかしくなるな。…ああ、ずっとこうしていたいけど、そうも言っていられないね。話を進めようか。」
そう言ってくれ、男爵様は用意された紅茶を一口飲んだ。
私も、心を落ち着けようと紅茶を口に含んだ。
「それでね、マーガレットはこの話どこまで聞いてる?手紙は君は読んだかな?」
と、優しく問いかけてくれた。
「いいえ。手紙は見ておりません。お父様が、『結婚支度金を用意して下さるけど、私は身一つで嫁いで来ればいい』と言ってたのですが、どういう意味でしょうか。」
と私は恐る恐る聞いた。だって、もし違ったらとてつもなく恥ずかしいもの。
「あーなるほどね。まぁ、ある意味そうなんだけど…。何から話そうかな…。あ!違った!済まない。順番を間違えた。商談ではこんな事ないんだけど…やはり緊張しているって事かな。」
と、苦笑交じりでまた、紅茶を飲まれた。そして、カップを置くと、襟を正してから私の方を向いて、
「マーガレット。君は、俺と結婚してくれる?」
と、言った。
改めて言われると恥ずかしいわ…。
でも、私も一応は貴族だもの。結婚はお父様から決められるものだと思っていた。まぁ、まだまだ遠い話とは思っていたし、家が貧しい為結婚は少し諦めてもいた。だから、こんな降って湧いたような話、正直言って驚いているけれど、相手が知っている人で嬉しかった。
「はい!…でも、どうして私なのですか?止めた方が…」
「え!?どういう事!?」
今度は男爵様がうろたえ始めた。
「うちは、ここへ来て薄々勘づいたかもしれませんが貧しいです。そして、私も貧しい故働いているのです。あの…手違いじゃないのですか?手違いなら止めていただいても…。」
なんだか自分で話していて恥ずかしいわ。自分の家が貧しいなんて。まぁ、現状そうなのだから仕方ないのだけれど。
「大丈夫。手違いなんかじゃないよ。じゃあそこから説明しようか。」
と言われた。うーん、でもどうせなら…って欲張っていいかしら?
「えっと、マーガレットで…。」
「はは。そうだね。マーガレット嬢と呼ぶには他人行儀過ぎるかな?では、緊張するんだが、マーガレットと呼ぶ事にしよう。それで、マーガレット。気に入らないかい?出来れば、顔を見て話したいのだが…。」
は!…そうね、恥ずかしいとはいえさすがにずっと下を向いて話すなんて失礼よね。
「ご、ごめんなさい…お恥ずかしくて…。」
と、顔を上げて改めて男爵様の顔を見つめた。
はぁ…相変わらず、金髪で深い青色の瞳は男性なのにとても綺麗ね。
今日は、髪をしっかりと前髪を後ろになでつけている。髪は縛らず、後ろに流している。
そして、黒色のスーツ。胸のポケットの所に銀の糸で刺繍がされているわ。決まってる、一言それに尽きるわね。
「そんなに見つめられるとこちらが恥ずかしくなるな。…ああ、ずっとこうしていたいけど、そうも言っていられないね。話を進めようか。」
そう言ってくれ、男爵様は用意された紅茶を一口飲んだ。
私も、心を落ち着けようと紅茶を口に含んだ。
「それでね、マーガレットはこの話どこまで聞いてる?手紙は君は読んだかな?」
と、優しく問いかけてくれた。
「いいえ。手紙は見ておりません。お父様が、『結婚支度金を用意して下さるけど、私は身一つで嫁いで来ればいい』と言ってたのですが、どういう意味でしょうか。」
と私は恐る恐る聞いた。だって、もし違ったらとてつもなく恥ずかしいもの。
「あーなるほどね。まぁ、ある意味そうなんだけど…。何から話そうかな…。あ!違った!済まない。順番を間違えた。商談ではこんな事ないんだけど…やはり緊張しているって事かな。」
と、苦笑交じりでまた、紅茶を飲まれた。そして、カップを置くと、襟を正してから私の方を向いて、
「マーガレット。君は、俺と結婚してくれる?」
と、言った。
改めて言われると恥ずかしいわ…。
でも、私も一応は貴族だもの。結婚はお父様から決められるものだと思っていた。まぁ、まだまだ遠い話とは思っていたし、家が貧しい為結婚は少し諦めてもいた。だから、こんな降って湧いたような話、正直言って驚いているけれど、相手が知っている人で嬉しかった。
「はい!…でも、どうして私なのですか?止めた方が…」
「え!?どういう事!?」
今度は男爵様がうろたえ始めた。
「うちは、ここへ来て薄々勘づいたかもしれませんが貧しいです。そして、私も貧しい故働いているのです。あの…手違いじゃないのですか?手違いなら止めていただいても…。」
なんだか自分で話していて恥ずかしいわ。自分の家が貧しいなんて。まぁ、現状そうなのだから仕方ないのだけれど。
「大丈夫。手違いなんかじゃないよ。じゃあそこから説明しようか。」
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