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私の未来
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ケイフィス様が、1週間後に来て下さいました。
なぜって?それはもちろん…。
「レフィア嬢を、私の妻として公爵家に輿入れさせていただけませんか。サンクレバドラー伯爵。よろしくお願いします。」
今、この応接室にはお父様と私とケイフィス様しかおりません。
お母様は呼ばれませんでした。
多分ですけれど、余計な話をされると困るからでしょうか。少しばかり抜けている人ですので、こちらは申し込まれた立場だとは言っても、公爵令息に向かって変な事を言われたら困りますものね。
「うむ。返事をなかなか出来なくて申し訳なかった。ケイフィス殿。何度も申し出、本当にありがたかった。だが、公爵家という事もあり娘がやっていけるのか不安になってしまって…。だが、娘の気持ちはそなたにあるそうだから、どうぞ大切にしてやって欲しい。」
お父様は、そう言って頭を下げてくれた。
「サンクレバドラー伯爵、頭を上げて下さい!私はもちろん、レフィア嬢を大切にすると誓います。もちろん、私と結婚すれば王家とも繋がりが出来てしまう。私の父親が、現国王陛下の弟ですから。けれど、レフィア嬢でしたらうまくこなしていけるでしょう。私ももちろん支えます。レフィア以外に相手は考えられないのです!」
ケイフィス様もそう言って、頭を上げて下さった。
「お父様…!」
私は思わず呟いてしまったわ。
するとお父様は、この屋敷では最近ほとんど見ていなかった、優しいニッコリとした笑顔を私に向けてくれ、
「レフィア。レフィアが結婚したいと言ったんだ。私が許さないわけがないよ。ただ、王家や、公爵家にご迷惑をお掛けしないよう、ケイフィス殿とお互いに支え合っていきなさい。ケイフィス殿。可愛い娘をよろしく頼みます。」
そう言ってお父様は、目に涙を浮かべてまた、頭を下げた。
そんなお父様を見て、私もなんだか泣けてきてしまった。ハンカチを持って来ていてよかったわ。
「もちろんです!サンクレバドラー伯爵。ありがとうございます!!ところで…伯爵。実はいいワインが手に入ったのです。確か、酸味が強いのがお好きだとか。」
「なに!?ケイフィス殿!さすが娘が好いた相手だけあるな!!どれどれ。今日はこれからどうするのだ?ブルフェスも今はおらんのだ。付き合ってくれんかね?なんなら泊まっていけばいいぞ。」
お父様、涙を手で拭い、途端にウキウキした顔に変わったわ。このような顔も、久々に見たわね。屋敷では疲れた顔しか見せてくれなかったもの。
「それは嬉しいですね。ではお言葉に甘えまして…。」
この国では、18歳になったらワインが飲める。私はまだ飲めないから、部屋を退出しましょうか。
「お父様。セージルを呼んで来ましょうか?」
「おう、そうだな!呼んで来てくれ。」
「はい。ではケイフィス様。失礼いたしますね。お父様は、お強いですから無理なさいませんよう。」
「ありがとう。またね、レフィア。今日はこれからお父様をお借りするよ。俺もお父様と飲むのが楽しみだ。」
私は部屋を退出し、執事のセージルに伝えに行く。
兄様はサーリン姉様の家、といいますか辺境伯爵に呼ばれ、それから未だ帰って来なくてお父様も淋しいのだと思います。
けれど、お父様のあの笑顔!ケイフィス様とでしたらまた表情豊かになって下さるかもしれませんわ。
いつもお一人でワインを飲まれていたから今日は相手が出来て嬉しいのでしょうね。ケイフィス様には申し訳ないですけれど、お父様のお相手をよろしくお願いしますね。
サンクレバドラー伯爵家も私の将来も、明るいですわ!
☆★☆★☆★
これにて終わりです。
お読みいただいた方、しおりをはさんで下さった方、お気に入り登録して下さった方、感想を下さった方、本当にありがとうございました!!とても励みになりました。嬉しかったです。
なぜって?それはもちろん…。
「レフィア嬢を、私の妻として公爵家に輿入れさせていただけませんか。サンクレバドラー伯爵。よろしくお願いします。」
今、この応接室にはお父様と私とケイフィス様しかおりません。
お母様は呼ばれませんでした。
多分ですけれど、余計な話をされると困るからでしょうか。少しばかり抜けている人ですので、こちらは申し込まれた立場だとは言っても、公爵令息に向かって変な事を言われたら困りますものね。
「うむ。返事をなかなか出来なくて申し訳なかった。ケイフィス殿。何度も申し出、本当にありがたかった。だが、公爵家という事もあり娘がやっていけるのか不安になってしまって…。だが、娘の気持ちはそなたにあるそうだから、どうぞ大切にしてやって欲しい。」
お父様は、そう言って頭を下げてくれた。
「サンクレバドラー伯爵、頭を上げて下さい!私はもちろん、レフィア嬢を大切にすると誓います。もちろん、私と結婚すれば王家とも繋がりが出来てしまう。私の父親が、現国王陛下の弟ですから。けれど、レフィア嬢でしたらうまくこなしていけるでしょう。私ももちろん支えます。レフィア以外に相手は考えられないのです!」
ケイフィス様もそう言って、頭を上げて下さった。
「お父様…!」
私は思わず呟いてしまったわ。
するとお父様は、この屋敷では最近ほとんど見ていなかった、優しいニッコリとした笑顔を私に向けてくれ、
「レフィア。レフィアが結婚したいと言ったんだ。私が許さないわけがないよ。ただ、王家や、公爵家にご迷惑をお掛けしないよう、ケイフィス殿とお互いに支え合っていきなさい。ケイフィス殿。可愛い娘をよろしく頼みます。」
そう言ってお父様は、目に涙を浮かべてまた、頭を下げた。
そんなお父様を見て、私もなんだか泣けてきてしまった。ハンカチを持って来ていてよかったわ。
「もちろんです!サンクレバドラー伯爵。ありがとうございます!!ところで…伯爵。実はいいワインが手に入ったのです。確か、酸味が強いのがお好きだとか。」
「なに!?ケイフィス殿!さすが娘が好いた相手だけあるな!!どれどれ。今日はこれからどうするのだ?ブルフェスも今はおらんのだ。付き合ってくれんかね?なんなら泊まっていけばいいぞ。」
お父様、涙を手で拭い、途端にウキウキした顔に変わったわ。このような顔も、久々に見たわね。屋敷では疲れた顔しか見せてくれなかったもの。
「それは嬉しいですね。ではお言葉に甘えまして…。」
この国では、18歳になったらワインが飲める。私はまだ飲めないから、部屋を退出しましょうか。
「お父様。セージルを呼んで来ましょうか?」
「おう、そうだな!呼んで来てくれ。」
「はい。ではケイフィス様。失礼いたしますね。お父様は、お強いですから無理なさいませんよう。」
「ありがとう。またね、レフィア。今日はこれからお父様をお借りするよ。俺もお父様と飲むのが楽しみだ。」
私は部屋を退出し、執事のセージルに伝えに行く。
兄様はサーリン姉様の家、といいますか辺境伯爵に呼ばれ、それから未だ帰って来なくてお父様も淋しいのだと思います。
けれど、お父様のあの笑顔!ケイフィス様とでしたらまた表情豊かになって下さるかもしれませんわ。
いつもお一人でワインを飲まれていたから今日は相手が出来て嬉しいのでしょうね。ケイフィス様には申し訳ないですけれど、お父様のお相手をよろしくお願いしますね。
サンクレバドラー伯爵家も私の将来も、明るいですわ!
☆★☆★☆★
これにて終わりです。
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