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いきなり?
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「お前とは結婚しない!オレには、お前みたいな奴は相応しくないからな。まぁ、泣いて媚びるなら、愛人にしてやってもいいぞ!」
ハハハハ!と、高笑いしながら私にそう言った、ドラス=ベルサヴィン様。ベルサヴィン国の第一王子です。
隣には、なぜか私の義妹のコーリン=カドラインがいて、肩を抱き寄せておられます。夜会に着ていくような、デコルテがかなりあいた、胸を強調するようなラインの真っ赤なドレスを着ています。
が、今はお昼ですよ。
「お義姉様。ごめんなさいねぇ。ドラス王子は、お義姉様より私の方がいいのですって!だから、私が正妃になるのよ!ウフフフ。でも、捨てられるなんて義姉様があまりにも可哀想だから、私がお願いして差し上げました。愛人にして差し上げたらって。でも、私しか愛さないそうですの。ごめんなさいねー!」
えーと、今は…そうそう。月に一度のお茶会でしたわよね。危うく、意識が飛びそうになりました。
私が正妃教育の為王宮に通って三年。その間交流の場として、月に一度のお茶会がありました。
けれど、ずいぶん前からその交流茶会、不在の日ばかりでしたのに、今日はいらして、それも義妹と寄り添うように二人掛けのソファに座っていて、おや?、とは思いました。
ずいぶん前からお茶会の部屋に行っても、私は一人で時間を過ごしておりました。
スケジュールが決まっておりましたし、万が一遅れて来られるといけないからです。
けれど、私は一人のお茶の時間、楽しかったのですよ?今日も一人でゆっくり出来るかなと思ったのですが…どうしてこうなったのかしら?
「なんだ。ショック過ぎて言葉も涙も出ないのか?理由を教えてやろう。お前は大層詰まらないんだ。それに比べ、コーリンはオレと話す時には絶対に否定しないんだ。コーリンといると心地がいいのだ。残念だったな!」
否定をしない…まぁ、良かったですわね。ドラス王子は、確かに私とは性格が合わないですわ。
勉強の時間が嫌だから逃げ出す。宿題の分からない箇所があるから宿題をやらない。疲れるから剣術はやらない。
そう言われて、否定しない?肯定されて心地が良いって…堕落するばかりですわよねぇ。王族であられるのに。
オレは第一王子だから、ゆくゆくは国王になるのだ。そう言われておりましたけれど…。果たしてそうなのでしょうか?
ハハハハ!と、高笑いしながら私にそう言った、ドラス=ベルサヴィン様。ベルサヴィン国の第一王子です。
隣には、なぜか私の義妹のコーリン=カドラインがいて、肩を抱き寄せておられます。夜会に着ていくような、デコルテがかなりあいた、胸を強調するようなラインの真っ赤なドレスを着ています。
が、今はお昼ですよ。
「お義姉様。ごめんなさいねぇ。ドラス王子は、お義姉様より私の方がいいのですって!だから、私が正妃になるのよ!ウフフフ。でも、捨てられるなんて義姉様があまりにも可哀想だから、私がお願いして差し上げました。愛人にして差し上げたらって。でも、私しか愛さないそうですの。ごめんなさいねー!」
えーと、今は…そうそう。月に一度のお茶会でしたわよね。危うく、意識が飛びそうになりました。
私が正妃教育の為王宮に通って三年。その間交流の場として、月に一度のお茶会がありました。
けれど、ずいぶん前からその交流茶会、不在の日ばかりでしたのに、今日はいらして、それも義妹と寄り添うように二人掛けのソファに座っていて、おや?、とは思いました。
ずいぶん前からお茶会の部屋に行っても、私は一人で時間を過ごしておりました。
スケジュールが決まっておりましたし、万が一遅れて来られるといけないからです。
けれど、私は一人のお茶の時間、楽しかったのですよ?今日も一人でゆっくり出来るかなと思ったのですが…どうしてこうなったのかしら?
「なんだ。ショック過ぎて言葉も涙も出ないのか?理由を教えてやろう。お前は大層詰まらないんだ。それに比べ、コーリンはオレと話す時には絶対に否定しないんだ。コーリンといると心地がいいのだ。残念だったな!」
否定をしない…まぁ、良かったですわね。ドラス王子は、確かに私とは性格が合わないですわ。
勉強の時間が嫌だから逃げ出す。宿題の分からない箇所があるから宿題をやらない。疲れるから剣術はやらない。
そう言われて、否定しない?肯定されて心地が良いって…堕落するばかりですわよねぇ。王族であられるのに。
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