【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。

まりぃべる

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10. バーネット国での魔力

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 ここバーネット国では、魔力というものがある。

 持って生まれる子は少ない。子供の頃は魔力が安定しないらしくある程度大きくなった十六歳頃に魔力が安定し、放出出来るようになる。
子供の頃は全くその兆しが無くても、大きくなって様々な理由でいきなり使えるようになる人もいるのだとか。

 魔力が安定し使えるようになった者は、十六歳に魔力省で使い方などを教えてもらい、将来は王宮にあるこの魔力省で研究したり、魔力で生活に役立てたりする。
十六歳以上で突然魔力が備わった者も、申告すればいつでも魔力省で学べる。
学ぶだけであれば、魔力がない者も申請すれば誰でも学べる。

 魔力が安定しない十五歳までの子供は特に、魔力があっても使ってはいけない事になっている。制御出来なくなっても困るから。


 そして、その魔力は、石に溜め込む事でいろいろと使えるようになる。

 …という事を初級クラスの講義で、この一週間いろいろと学んだわ。


 この王宮に来てから何度もお世話になったモノも、深く考えていなかったけれど魔力の恩恵だったみたい。

 それは、魔力石通信と言う。

 辺境の地は遠く、淋しく思った事もあったけれど、王宮には魔力石を使って遠くの魔力石に会話が出来るとても便利なもの。
あらかじめ二つの魔力石に魔力を込めておかないといけないけれど、それがしてあればこちらにある魔力石を叩いてから手のひらを乗せて話し掛けると、遠くにある魔力石が光り、そこを叩いてから手のひらを乗せると声が聞こえるのだ。

 私は、それを使って故郷の家に月に一度会話をしている。
あらかじめ時間を決め、その魔力石の前で待っていないといけないけれど。

 王宮に、そのような魔力石がたくさん置いてある部屋があり、領主の家には魔力石が置いてある為連絡が取れるのだ。通称、魔力石通信と呼ばれている。
もちろん、魔力石が光っている時に叩いて手のひらを乗せないといけないので、光っているのが気づけないと相手側には伝わらないから、手紙の方が早く確実だと思う人もいる。

 が、時間をあらかじめ取り決めていれば、光っている時が分かるので便利ではある。


 あとは…例えば旅に出る時、すぐに水や火を使いたい時などに水の魔力石や火の魔力石を持って行くとすぐに使える。石から水が湧き出たり、石から炎が出る。
魔力が無い人でも、石を叩くと使えるから使い方は気をつけないといけないけれど。

 瓶に火の魔力石を入れ、ランプのようにしているものもある。使う時は、瓶を振って石に振動を与えると付く。


 ただ、使っているうちに魔力がだんだん無くなって永久に使えるわけではないから、魔力を持っている人が魔力を溜めたりしないといけない。

 魔力の種類も、人によって数種類生み出せる人も入れば、一種類しか生み出せない人もいるらしい。

 そして、私も、この前やったように、その魔力石に魔力を流し込む事を仕事とするらしい。
特に私の魔力は多いみたいで、もっとコントロール出来るようになれば、数種類出せるようになるかもしれないとの事。

 コントロールは、中級レベルの講義を学べば分かるらしい。
来週からはそれを学ばないといけないわ。
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