16 / 33
16. 休みの日
しおりを挟む
休日。
この前の休みは、図書室で魔力の勉強に費やしてしまったから、何をしようか朝からウキウキと考えていた。
まだ、魔力については良く分からない事ばかりだけれど、上級クラスの講義も無事に卒業出来た。
そこでは応用の話ばかりで、魔力石通信みたいな感じでいろいろとイメージして、生活により良いものを作って欲しいというような講義だったわ。
魔力石通信も、もう少し便利に出来たら使いやすいわよね。
お互いに魔力石通信の前で音がするのを待っていないといけないのは、もうすぐ声が聞けるのねとワクワク感はあるけれど、あらかじめ約束していないと通信出来ないもの。
話したい事が出来た時も、約束していなかったら届かないものね。
それに関わるヒントになるものはないかしらと図書室で本を先週は探していた。
でも、これといった考えは、私には思い浮かばなかったわ。
だから今日は、違う事をしようかしら。
ビビィとサスィーはそれぞれデートをすると昨日、ウキウキしながら教えてくれた。
ビビィはどこに行くのかしら。結婚をしているけれど、あまり一緒にいる時間が取れないみたいでとても嬉しいと言っていた。
サスィーは、婚約者がいるみたいで、その方と王都へ出掛けるのだそう。サスィーのお相手ともたまにしか会えないみたいで会えるのがとても嬉しそうだったわ。
私もいつか、そんな風になるのかしら。
ココットは、図書室で調べ物をするのだそう。
朝食が終わり、私も王都へ行こうかと考えながら自室へ行こうと食堂を出ると、ロイス様が玄関から入ってきた。
「お。今日は休みなのに早いな。」
と声を掛けてくれた。
「はい、なんとなくいつもと同じ時間に起きてしまいました。」
「そうか。今日は予定があるのか?」
「いいえ。予定も特にないので、何をしようか悩んでおりました。王都へ出掛けようかと思っていました。」
「そうか…。予定が無いのに王都へ行くのか?欲しいものがあるわけじゃないなら、予定が特に無いなら庭園に行こうかと誘いに来たのだが。珍しい花が咲いたらしくてな。どうだろう?」
「え?ええと…はい。」
侍女見習いの時から、王都に出掛けるのが楽しみとなっていた。実家の領地には無い、賑やかさがあるもの。
珍しい流行のものを見ながら歩くのは楽しかったのよね。…帰ってくると、人に酔うのかぐったりとしてしまうけれど。
だから今日も、予定が無いけれど王都の風を浴びてこようかと思ったのだ。
でも、庭園もいいかもしれない。私一人では、王宮へ行くのは少し戸惑いがあったもの。この前もノラに気づかれなかったから大丈夫だとは思うのだけれど、なんとなく。
しかも、珍しい花って、どんなのかしら。興味が湧いてきた。
けれど…誘いに来たって言ってなかった?どうして?見目麗しいロイス様と出掛けるなんて、デートみたいじゃないの…!緊張しちゃうわ。
この前の休みは、図書室で魔力の勉強に費やしてしまったから、何をしようか朝からウキウキと考えていた。
まだ、魔力については良く分からない事ばかりだけれど、上級クラスの講義も無事に卒業出来た。
そこでは応用の話ばかりで、魔力石通信みたいな感じでいろいろとイメージして、生活により良いものを作って欲しいというような講義だったわ。
魔力石通信も、もう少し便利に出来たら使いやすいわよね。
お互いに魔力石通信の前で音がするのを待っていないといけないのは、もうすぐ声が聞けるのねとワクワク感はあるけれど、あらかじめ約束していないと通信出来ないもの。
話したい事が出来た時も、約束していなかったら届かないものね。
それに関わるヒントになるものはないかしらと図書室で本を先週は探していた。
でも、これといった考えは、私には思い浮かばなかったわ。
だから今日は、違う事をしようかしら。
ビビィとサスィーはそれぞれデートをすると昨日、ウキウキしながら教えてくれた。
ビビィはどこに行くのかしら。結婚をしているけれど、あまり一緒にいる時間が取れないみたいでとても嬉しいと言っていた。
サスィーは、婚約者がいるみたいで、その方と王都へ出掛けるのだそう。サスィーのお相手ともたまにしか会えないみたいで会えるのがとても嬉しそうだったわ。
私もいつか、そんな風になるのかしら。
ココットは、図書室で調べ物をするのだそう。
朝食が終わり、私も王都へ行こうかと考えながら自室へ行こうと食堂を出ると、ロイス様が玄関から入ってきた。
「お。今日は休みなのに早いな。」
と声を掛けてくれた。
「はい、なんとなくいつもと同じ時間に起きてしまいました。」
「そうか。今日は予定があるのか?」
「いいえ。予定も特にないので、何をしようか悩んでおりました。王都へ出掛けようかと思っていました。」
「そうか…。予定が無いのに王都へ行くのか?欲しいものがあるわけじゃないなら、予定が特に無いなら庭園に行こうかと誘いに来たのだが。珍しい花が咲いたらしくてな。どうだろう?」
「え?ええと…はい。」
侍女見習いの時から、王都に出掛けるのが楽しみとなっていた。実家の領地には無い、賑やかさがあるもの。
珍しい流行のものを見ながら歩くのは楽しかったのよね。…帰ってくると、人に酔うのかぐったりとしてしまうけれど。
だから今日も、予定が無いけれど王都の風を浴びてこようかと思ったのだ。
でも、庭園もいいかもしれない。私一人では、王宮へ行くのは少し戸惑いがあったもの。この前もノラに気づかれなかったから大丈夫だとは思うのだけれど、なんとなく。
しかも、珍しい花って、どんなのかしら。興味が湧いてきた。
けれど…誘いに来たって言ってなかった?どうして?見目麗しいロイス様と出掛けるなんて、デートみたいじゃないの…!緊張しちゃうわ。
253
あなたにおすすめの小説
【完結】6人目の娘として生まれました。目立たない伯爵令嬢なのに、なぜかイケメン公爵が離れない
朝日みらい
恋愛
エリーナは、伯爵家の6人目の娘として生まれましたが、幸せではありませんでした。彼女は両親からも兄姉からも無視されていました。それに才能も兄姉と比べると特に特別なところがなかったのです。そんな孤独な彼女の前に現れたのが、公爵家のヴィクトールでした。彼女のそばに支えて励ましてくれるのです。エリーナはヴィクトールに何かとほめられながら、自分の力を信じて幸せをつかむ物語です。
転生ヒロインは不倫が嫌いなので地道な道を選らぶ
karon
ファンタジー
デビュタントドレスを見た瞬間アメリアはかつて好きだった乙女ゲーム「薔薇の言の葉」の世界に転生したことを悟った。
しかし、攻略対象に張り付いた自分より身分の高い悪役令嬢と戦う危険性を考え、攻略対象完全無視でモブとくっつくことを決心、しかし、アメリアの思惑は思わぬ方向に横滑りし。
【本編完結】ただの平凡令嬢なので、姉に婚約者を取られました。
138ネコ@書籍化&コミカライズしました
ファンタジー
「誰にも出来ないような事は求めないから、せめて人並みになってくれ」
お父様にそう言われ、平凡になるためにたゆまぬ努力をしたつもりです。
賢者様が使ったとされる神級魔法を会得し、復活した魔王をかつての勇者様のように倒し、領民に慕われた名領主のように領地を治めました。
誰にも出来ないような事は、私には出来ません。私に出来るのは、誰かがやれる事を平凡に努めてきただけ。
そんな平凡な私だから、非凡な姉に婚約者を奪われてしまうのは、仕方がない事なのです。
諦めきれない私は、せめて平凡なりに仕返しをしてみようと思います。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。
さら
恋愛
私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。
そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。
王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。
私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。
――でも、それは間違いだった。
辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。
やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。
王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。
無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。
裏切りから始まる癒しの恋。
厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。
悪役令息(冤罪)が婿に来た
花車莉咲
恋愛
前世の記憶を持つイヴァ・クレマー
結婚等そっちのけで仕事に明け暮れていると久しぶりに参加した王家主催のパーティーで王女が婚約破棄!?
王女が婚約破棄した相手は公爵令息?
王女と親しくしていた神の祝福を受けた平民に嫌がらせをした?
あれ?もしかして恋愛ゲームの悪役令嬢じゃなくて悪役令息って事!?しかも公爵家の元嫡男って…。
その時改めて婚約破棄されたヒューゴ・ガンダー令息を見た。
彼の顔を見た瞬間強い既視感を感じて前世の記憶を掘り起こし彼の事を思い出す。
そうオタク友達が話していた恋愛小説のキャラクターだった事を。
彼が嫌がらせしたなんて事実はないという事を。
その数日後王家から正式な手紙がくる。
ヒューゴ・ガンダー令息と婚約するようにと「こうなったらヒューゴ様は私が幸せする!!」
イヴァは彼を幸せにする為に奮闘する。
「君は…どうしてそこまでしてくれるんだ?」「貴方に幸せになってほしいからですわ!」
心に傷を負い悪役令息にされた男とそんな彼を幸せにしたい元オタク令嬢によるラブコメディ!
※ざまぁ要素はあると思います。
※何もかもファンタジーな世界観なのでふわっとしております。
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
卒業パーティでようやく分かった? 残念、もう手遅れです。
柊
ファンタジー
貴族の伝統が根づく由緒正しい学園、ヴァルクレスト学院。
そんな中、初の平民かつ特待生の身分で入学したフィナは卒業パーティの片隅で静かにグラスを傾けていた。
すると隣国クロニア帝国の王太子ノアディス・アウレストが会場へとやってきて……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる