【完結】クビだと言われ、実家に帰らないといけないの?と思っていたけれどどうにかなりそうです。

まりぃべる

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16. 休みの日

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 休日。

 この前の休みは、図書室で魔力の勉強に費やしてしまったから、何をしようか朝からウキウキと考えていた。

 まだ、魔力については良く分からない事ばかりだけれど、上級クラスの講義も無事に卒業出来た。
そこでは応用の話ばかりで、魔力石通信みたいな感じでいろいろとイメージして、生活により良いものを作って欲しいというような講義だったわ。

 魔力石通信も、もう少し便利に出来たら使いやすいわよね。
お互いに魔力石通信の前で音がするのを待っていないといけないのは、もうすぐ声が聞けるのねとワクワク感はあるけれど、あらかじめ約束していないと通信出来ないもの。
話したい事が出来た時も、約束していなかったら届かないものね。
それに関わるヒントになるものはないかしらと図書室で本を先週は探していた。
でも、これといった考えは、私には思い浮かばなかったわ。

 だから今日は、違う事をしようかしら。

 ビビィとサスィーはそれぞれデートをすると昨日、ウキウキしながら教えてくれた。
ビビィはどこに行くのかしら。結婚をしているけれど、あまり一緒にいる時間が取れないみたいでとても嬉しいと言っていた。
サスィーは、婚約者がいるみたいで、その方と王都へ出掛けるのだそう。サスィーのお相手ともたまにしか会えないみたいで会えるのがとても嬉しそうだったわ。
私もいつか、そんな風になるのかしら。

 ココットは、図書室で調べ物をするのだそう。


 朝食が終わり、私も王都へ行こうかと考えながら自室へ行こうと食堂を出ると、ロイス様が玄関から入ってきた。

「お。今日は休みなのに早いな。」

 と声を掛けてくれた。

「はい、なんとなくいつもと同じ時間に起きてしまいました。」

「そうか。今日は予定があるのか?」

「いいえ。予定も特にないので、何をしようか悩んでおりました。王都へ出掛けようかと思っていました。」

「そうか…。予定が無いのに王都へ行くのか?欲しいものがあるわけじゃないなら、予定が特に無いなら庭園に行こうかと誘いに来たのだが。珍しい花が咲いたらしくてな。どうだろう?」

「え?ええと…はい。」

 侍女見習いの時から、王都に出掛けるのが楽しみとなっていた。実家の領地には無い、賑やかさがあるもの。
珍しい流行のものを見ながら歩くのは楽しかったのよね。…帰ってくると、人に酔うのかぐったりとしてしまうけれど。
だから今日も、予定が無いけれど王都の風を浴びてこようかと思ったのだ。

 でも、庭園もいいかもしれない。私一人では、王宮へ行くのは少し戸惑いがあったもの。この前もノラに気づかれなかったから大丈夫だとは思うのだけれど、なんとなく。

 しかも、珍しい花って、どんなのかしら。興味が湧いてきた。

 けれど…誘いに来たって言ってなかった?どうして?見目麗しいロイス様と出掛けるなんて、デートみたいじゃないの…!緊張しちゃうわ。
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